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canopusstar0417
人生の仕上げに何を語るか
おはようございます!
入院していた時のことを思い出します。
薄暗い病棟で、お婆さんが叫んでいます。
「店番に行かなきゃならないの!
いかないとどうなるかわかってるの?
あなた!」
毎晩騒いでは
看護師さんを困らせています。
小売りの自営業でもしていたのでしょう。
真面目に毎日、店に出て、
仕事をしていたのでしょう。
お客さんが来た時に、
必ず店先にいるよう、
待っていたのでしょう。
私の呉服屋の祖母もそうでした。
そうして真面目に暮らしてきて、身体も弱り、
認知症が入り始め、
冒頭のさわぎとなったのでしょう。
オムツのにおいも漂ってきます。
私はうるさいなあと思いながらも、
「そうだね、そうだね。頑張ってきたんだね」
と涙が出そうになりました。
*
私は最後、認知症になった時、
何を叫ぶのでしょう。
認知症になったら、もうこっちのもので
知ったことではないとは思うものの、
気になります。
普段、何をしてきたか、正直に出そうです。
「本当ですか?(常識を疑いましょう)」
などと面倒くさいことを私は言いそうです。
皆さんは何を語りそうですか?
今日もよろしくお願いします。
安島