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カタカナ言葉が増えてきた
おはようございます!
経営コンサルタントは
カタカナ言葉が多い
と批判されてきました。
コスト、マーケティング、
ポートフォリオ、スケールメリット
等など。
1970-80年のマネジメント・ツールは、
大半がそのまま輸入されたからでしょう。
その前の財務・経理ツールは
日本語に訳されています。
貸借対照表、損益計算書、資金繰表。
資産、負債、資本。
売上、原価、総利益、人件費、減価償却。
先人の苦労に頭が下がります。
カタカナ言葉に慣れている私でも、
最近は食傷気味です。
ガバナンス、パーパス、
エンゲージメント、エコシステム。
ウェルビーイング、マインドフルネス。
良い意味でとられると、
外国文化に開かれていて、
それをそのまま取り入れて、
使いながら試しているといえます。
悪い意味でとられると、
外国文化をただそのまま意味も分からず
借り物の言葉を使っているだけと言えます。
最近は後者ではなかろうかと私は感じます。
*
外国の言葉を取り入れるにしても、
日本らしく咀嚼したらよいでしょう。
外国で暮らすと
日本の文化を説明する機会がありますし、
説明できないと首を傾げられます。
では、日本らしさとは何かと考えます。
私は、「簡素」であると応えます。
自然のなかの一部として自らをとらえます。
自然との一体感がまずあります。
それゆえに、
作為を抑えて、素材を活かします。
華美ではなく質素で、
掃除で周囲を整えます。
ゆえに、自己主張も控えめです。
他者に対しても、
相手を尊重し、礼儀をわきまえ、
おもてなしの気持ちを大切にします。
私の日本のイメージはそのようなものです。
サウジアラビアの
ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子と
天皇陛下の会談の様子が象徴的です。
https://pbs.twimg.com/media/EKqlWI6VAAEKHIT.jpg:small
*
話は、カタカナの多さに戻りますが、
日本らしさを踏まえると、
そのまま素材を活かしてもてなしている
と考えれば、とても日本的ともいえます。
目くじらを立てることもない
のかもしれません。
今日もよろしくお願いします。
安島