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ワーク・ライフ・バランスが求められる訳

おはようございます!

うちのコンサルティングファームは、
「ラスト・パラダイス」
と呼ばれていました。

これには複雑な意味が込められています。

マネジメント・コンサルティング業界にも、
働き方改革の波が押し寄せ、
労基署が入った外資系もありました。

もちろん、うちでも、
それには対応しているのですが、
それでも好きなだけ働いてきた
組織風土は残っていて、
好きなだけ働きたい人にとっては
「(業界の)ラスト・パラダイス」
と揶揄されています。

加えて言うと、
すべての案件は手作り、ハンドメイドで、
他で使ったコンセプトを
そのまま転用することはしません。
というか、したくありません。
このことを、他社に話すと
「ファンタジーだね!」
とこれまた揶揄されることがあります。

私には、
血気盛んな若いボクサーが、
将来を夢見て狂って
練習しているように見えます。

どう見ても、
タオルを投げなければならない時もあり、
強制的にリングを下ろそうとするのですが、
興奮した若いボクサーは
「余計なことをするな!」
と私に食ってかかります。

心を鬼にして、
リングから引きずりおろして、
休ませることになります。



転職サイトを見ると、
希望欄に
「ワーク・ライフ・バランスを大切にしたい」
という言葉が、
判で押したように入っています。

はじめは、目を疑いましたが、
サイト運営会社に伺うと、
ほぼ全員がその言葉を選択するそうです。

私は浦島太郎になってしまったのでしょう。

それは、仕事というものが、
自分で選んでするのではなく、
他人から与えられるものになってしまった
ということです。

自分でやるのではなく、
他人にやらされるのであれば、
辛くなります。


私は、自分でやろうと思うから
働けるのであって、
やらされると思ったら
一日ももたないでしょう。
ワーク・ライフ・バランスを取りたくなります。

綺麗ごとはあまり好きではありませんが、
仕事の主導権を
自分たちの手に取り戻しましょう!

今日もよろしくお願いします。

安島

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