あがり症(社会不安障害)うつ病 ADHD
私は人前がとても苦手です、遠い遠い昔初恋の人に、並んで座ってる際に「心臓の音がうるさいよ」と言われた事もありました。
昔から堂々とスピーチできる人が今でもとても羨ましいです。
学生の時はそういう機会を自分から遠ざけていたので良かったのですが、社会人になってからはそうはいきません。会議の前はその内容の評価よりも緊張してしまう事が辛くて胃痛が酷く胃薬が手放せませんでした。顔が真っ赤になってしまい、どもってしまう事も多々ありました。このような症状のない方はなぜそこまで緊張するのか不思議かもしれませんが、どんなに事前練習しても、資料を完璧にしても、場数を踏んでも、どうにもならないのです。自分が調べられるだけの事をしてトライしてみましたが、どうしようもなく駄目でした。
仕事(25年程前)で、ある認証を会社で導入するための審査で今までの中では一番多い人数の社外の人の前でプレゼンしなくてはいけない時があり、絶対に失敗できないので初めて心療内科に行き相談しました、「その症状は社会不安障害というもので、あなたの場合は常用ではなく必要な時だけ頓服してみて下さい、緊張はなくなると思いますよ」と言われ渡されたのがSSRIといううつ病の薬でした。「うつ病ではないのになあ」と思いつつも服用してみると、緊張せずに、あせらずに、落ち着いて、何の心配もせずに人前で説明している自分に驚きました。ただ副作用がしんどかったので、その後も多数の聴衆の前で話さなければいけない時だけ使用していました。
時を経て、子供の発達障害の件で調べているうちに試してみたサプリで、レビューにうつ病の人も共通して飲んでいる方が結構いらっしゃる事がわかりました。うつ病の人は脳内物質のセロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンの欠乏が言われています、社会不安障害の人はセロトニンとドーパミン不足のようなので、やはりリンクする部分があるのでうつ病の薬を処方されたのでしょう。
子供が生まれてからはパートとして働いていたので、大勢の人前にでる機会がなくなり、子供の学校行事やPTAの事で人前で話さなくてはいけない時に実験的に試して効果のあったものを紹介したいと思います。
1.5HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)
体内でセロトニンに変わる前駆物質です、基本せっかちでタスクがあるなら次々していかないと気が済まないのが「まいっか、明日しよう」と思えたり、不必要に子供の心配をしなくなったり、子育ては待つ事が大事なのは重々承知していますがつい「早く」と言ってしまっていたのが、「困れば子供自身が考える機会になるのだから、それでいいや」と思えました。
2.トリプトファン
トリプトファン→5HTP→セロトニン→メラトニンになります。
5HTPと同じくセロトニンが増えます。ただトリプトファンの代謝経路の一つにキヌレニン経路というものがあり(トリプトファン→キヌレニン→キノリン酸→NAD)
全身性の炎症のある方はキノリン酸は細胞毒性を示すので、気をつける必要があります。炎症のない方はトリプトファンでもいいと思います。
私の場合はですが、トリプトファンは若干眠気が強く感じました、又1粒当たりの単価が5HTPより高い物が多いです。気分的には5HTPと同じように、あせらず物事を進められたり、過度の心配はしなくなっていました。
3.DMAE(ジメチルアミノエタノール)
アセチルコリンの前駆体で注意力.集中力.記憶に関わっているので、口コミを見るとADHD人が多く利用しているようです。
アセチルコリンは副交感神経で分泌され、ドーパミンは交換神経から放出されるので、ドーパミンとは拮抗作用(お互いにその効果を打ち消し合う)にあるのでやはり両方のバランスが大事ですので、それを踏まえて、試してみるといいと思います。
体感的には何事も億劫にならずに作業ができ、いいのか悪いのか周りを全く気にせずに過集中になるぐらいやっている事に没頭できました、「ゾーンに入る」とはこういう事なのかもしれないという初めての感覚でした。美容目的で使用している方も多数いるようですが、その効果は正直私にはよくわかりませんでした。
以上3つとも、仕事とPTA等の行事ではプレッシャー度合いが違いますが、飲んだ際は緊張せずに落ち着いて事を進められました。
うつ病やADHDの薬は副作用や離脱症状が強いと聞きます、私の友人は特に副作用での体重増加を気にしていました。薬を飲み続ける事に抵抗のある方は、まずは基本として全体的な栄養バランスの確保が不可欠ですが、その上で一度検討してみてはどうでしょうか?