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北欧MBA卒の妻が遂にデンマークで就職!夜中に墓地で涙?本田圭佑メンタルシリーズ

記載日: 2024年9月4日

ご無沙汰しております。北欧デンマーク在住の安田(夫)です。

遂に、妻のまりえのデンマークでの現地就職が決まりました!😭🎉🎉🎉🎉
デンマークに本社を置き、100カ国以上に自社製品を展開するグローバルカンパニーのコマーシャル部門に入社します。
MBA卒業後、約11ヶ月間の就職活動期間…370社へ応募し、23回インタビューを受け、山あり谷ありの道を歩きながら、やっとたどり着いたゴール。
本人から見てどのような道のりだったのか、夫の私がインタビューしてみました。
今回も本田圭佑のような熱い発言がでるのでしょうか?🧐

妻まりえへの過去インタビューシリーズはこちら⬇️

Youtubeもやってるので、そちらも是非見てみてください〜!👍
日本人夫婦の北欧移住のリアル | Marie & Takashi



簡単な妻のプロフィール

  • 夫と同じ日本の外資系IT企業に新卒入社。営業として5年程勤務。

  • サスティナブル系にキャリアシフトするため、コペンハーゲンビジネススクール(CBS)のMBAへ2022年9月に入学。

  • 2023年9月に卒業。10月から就活を本格的に始める。
    ※MBAとは、基本的に社会人経験を必須とする経営学修士。
    ※なぜデンマーク?については以下自己紹介記事を参照ください。


夫👨: 前回noteから結構時間がたちましたが、さぁ今の素直な気持ちは?

妻👩:とってもとってもうれしい!!!370社応募して、23社回インタビューを受けてようやく採用にたどり着けた!前回のnoteの時は多分まだ始めたばっかりっていってもまぁ4ヶ月ぐらい経ってたけど、履歴書を送っても送ってもなかなかインタビューに呼ばれない、ようやく初めてインタビューに呼ばれた、でもダメだった・・・みたいな時期だった気がするのね。

夫👨: そうね、結果ダメだったけど
本田圭佑的なメンタリティで前向きだったよな

妻👩: 前回の時は、まだ希望を持ってたというか、次はきっとイケるかも?とか正直思っちゃってたけど、その後ぶち当たったのは、デンマーク就活で一番厳しいことの一つ、想像以上に面接に呼ばれないって言う点。色んな人の話聞いたけどみんな言ってるなぁ。どんだけ履歴書を出しても呼ばれる確率がすごい低いから、次回はこんな風に面接でアピールすればいいんじゃないかって思ってても、それを本番の機会で試せるまでの道のりがそもそも長くて。だからまぁ結構ね。骨の折れる感じやった。

夫👨: そもそも面接に呼ばれないのは辛いなぁ。

妻👩:前職辞めてデンマークまで来たからには、絶対こっちの企業で一人前に働くんだ!みたいな強い気持ちがまだ保ててたのが前回のnoteの1月の時。でもそこから面接に中々呼ばれない毎日が続いて、かなり気持ちが落ち込んだのは、4月から5月にかけて2社一気に最終面接まで行けて、結果両社落ちちゃった時は・・・相当落ち込んだね。
落ち込んで、なんだろうな、自分が信じてること、自分がここでやり遂げたいと思ってることはほんとに実現できるのかなぁって、一気に不安になってちょっと自分を信じれなくなっちゃって。

夫👨: まぁ落ちた2社もトップクラスの優良企業だったし、
面接対策もかなり重点的にやってたしな。

妻👩: 自分を1回信じれなくなると、いつか必ず呼ばれるはずだってそれまでは自分を鼓舞できてたけど、面接に呼ばれない日々がその後も続く中で、自分がやってることってこれで合ってんのかなぁってどんどん疑心暗鬼になっちゃって。

夫👨: ちなみに落ちた2社からフィードバックはあったの? 

妻👩: 2社の内、1社はサスティナビリティレポートを支援するソフトウェア企業の営業の仕事だったんだけど、
「そもそもあなたデンマークでのキャリアがないから、いくらIT業界で経験がある、サスティナビリティビジネスを勉強した、としてもそもそもデンマークで雇われたことない人なんてやっぱり採用できないわ」って言われちゃって。
で、もう1社は、仕事に対する能力が足りてないっていうよりかは、「パーソナリティがチームにフィットしない」と言われて

夫👨: デンマークあるあるのパーソナリティテストね。

妻👩: デンマークである程度企業規模が大きくなると、最終面接で多くの場合、パーソナリティテストと言われる候補者の考え方や行動傾向に関する200問以上の質問に事前に答えて、その結果を人事と採用担当と話し合うんだよね。テストの結果が外交性とか誠実性とかいくつかの項目に分かれてて、項目ごとに結果についてどう思うか?って1時間ひたすら聞かれ続けるの。
落選した会社からは、外交性が高い数値が出てる、つまり私の外交性に対する自己評価が高いってことなんだけど、今までの面接を踏まえて、デンマーク人と比べると外交性が高いとは思わない。チームにフィットしないと思うってやんわり言われた時は、パーソナリティフィットって要は相性だから、必ずしも候補者の私側が全て改善しなくていいのかもしれないけど、それを最後に言われちゃ今後どうすればいいのさ!?って気持ちになっちゃって。ちょっとやさぐれたよね笑
ただ、大人になって自分のことはある程度わかってるつもりだったけど、そうか、パーソナリティって比べる対象によって(日本かデンマークか)捉え方が変わるよなってハッとした。

夫👨: パーソナリティフィット問題ね・・・
そんで?

妻👩:最終面接までなんとか漕ぎ着けた2社に同時に落ちた時点で、就活始めて8ヶ月経っちゃってたから、今回もらったフィードバックも踏まえて、まずはデンマークで兎にも角にも雇ってもらわないと話始まらんぞって。
それまではサステナビリティ関連の仕事をするためにデンマークに来たんだからって固執しちゃってたところがあったんだけど、一旦脇に置いて、経験のあるIT企業に的を絞ってみようと。
かつ、それまであまり注力してこなかったグラデュエート(新卒)とかアソシエイト(日本の第二新卒みたいな)といったポジションまで役職を下げることで、可能性あるんじゃないかと思ったんだよね。
5月末以降、そういったポジションを積極的に受けるようになってからは、面接に呼ばれる確率が格段に上がって、第一関門を突破できるようになってきて、良かったは良かったんだけど・・・

夫👨: 新たな壁が出てきたと?

妻👩: そうね、面接に週2で呼ばれるようになっても、今度は一次面接からなかなか二次面接に進めない。それこそ前職に近い商材を扱ってるIT企業とは7、8社くらい一気に1次面接をやったんだけど、一次面接の30分っていう短い間に、自己アピールしきれず当たり障りのないやりとりをしてしまって結果落ちてしまうみたいな。
サスティナビリティを一旦脇に置いて前職に近い企業に一点集中したことで、一次面接に呼ばれる壁は乗り越えれたけど、そこから先でつまづいてしまって・・・

夫👨: なるほど。そこからはどんなアプローチをしてたの?

妻👩: それまでどうやったら面接に呼ばれるか、面接で何を話すかばっかり考えてたんだけど、元クラスメイト含めて既に就職が決まってる人ってそれぞれどんな経緯だったんだっけ?って、初心に戻るじゃないけど、改めて詳しく話を聞いていくことにしてみた。
そうやって就活当初に聞いてた"はず"の周りの人の話をもう一度振り返ってみたら、ほとんどの人が誰かしらの推薦で最終的にオファーをもらってた。元クラスメイトの8割9割近くがそうだったから、やはりデンマーク就活はネットワークが命だってことに再び戻ってきて。
そこからは公募が出たら変わらず応募しつつも、1人でも多くの人と知り合って、いつか気になるポジションが出た時に、推薦をしてもらったり助けてもらえるような人脈作りを最優先にしよう!と、MBAの先輩や日本の方にも再び積極的に会うようになったね。

夫👨: みんなやっぱ推薦もらってたんだね〜。
まぁといいつつこの頃、夏休みにギリシャで爆遊びしてたけどな笑

妻👩: 就活中の身だけど、夏休み満喫させてもらったことで、1回気持ちもリフレッシュできたのはめっちゃある笑 ほんとありがとう!

夫👨: そして、初心に戻ってコーヒーチャットをして
ネットワークを再度広げ始めたと?

妻👩: そうね、ネットワークを作ることがどれだけデンマークでは重要なのか再認識したしね。
前のnoteにコーヒーチャットを始めた頃のことを書いてるけど、初期のコーヒーチャットって、そもそもサステナビリティビジネスの現状を知ることだったり、営業からのキャリア転換に関する相談が多くて、
私がどんな役職や業界にコミットしてるのかってことを、相手にアピールする機会にできてなかったのかもって振り返って思うようになって。
今回のコーヒーチャットは特定の仕事や有力ネットワークを紹介してもらうとか、具体的なアクションを相手からうまく引き出すためのコーヒーチャットにするぞってスタンスが変わったんだよね。

夫👨: より本気度(必死度)の高いコーヒーチャットになった感じね。
全然ヒュッゲしゃなさそうだけど笑
気持ちを切り替えてからはどんな感じだったの?

妻👩: この頃は営業をやってた経験が活かせるんだったら、パートタイムも含めどんなポジションでもいい!デンマークでとにかく社会人経験を積みたい!中々仕事が決まらなくて本当に本当に困ってます!ってひたすら正直にアピールをしたかな。

夫👨: そのコミットレベルと本気度は相手に伝わるよな。

妻👩: ほんとそう思う。6月から7月にかけて、毎日Linkedinでいろんな人と連絡取って実際会ってを繰り返すことで、今まで知らなかった、それこそオフィシャルにはまだ出てない求人情報とかも少しずつ教えてもらうようになった。

夫👨:  情報が他の人より先に入ってくるようになったと。

妻👩: 一時期自信を失ってた時は、こんなに就活に時間がかかってる私なんかにわざわざ時間作って会ってもらうなんて・・・ってネガティブ思考になっちゃって、前回のnoteの本田圭佑的なメンタルどこ行ったってくらい、自信のなさから人に会うことを避けてた時期も正直あったけど。そんなことも言ってられないって思えるようになって良かったかな。

夫👨: おー追い込まれて吹っ切れたね。
吹っ切れた理由は?
ちなみに、旦那とはその頃本気で喧嘩したりしてたけど笑

妻👩: 「もう帰りたい、これ以上信じて頑張るのは無理かも・・・」って。
夫についてきてもらってる側というか、私のMBA入学をきっかけに2人で海外挑戦してみよう!って誘ったのは私だから。内心思ってても絶対に言ってはいけない一言だと思ってたのに、遂に弱音をこぼしてしまって大喧嘩した日があったよな笑

夫👨: キレたよな俺笑

妻👩: 1番言ってはいけない相手だってわかってたんだけど、中々結果が出なくて、ポロッと弱音を口に出してしまったことに対して、結構厳しく返されて悲しくなっちゃって・・・自信も底ついたメンタル不安定な時期だったから、もう夫にも信じてもらえないのか、みたいな負のスパイラルに・・・

夫👨: いや愛の鞭な笑
自分で決めたことを諦めようとしたことにキレたのよ笑

妻👩: いや、言ってることは全ておっしゃるとおりなんだけど、夫以外に家族のいない異国の地で、感情ぶつける場所がなくなっちゃって。夜中に1人で家飛び出して、たまたま辿り着いた近所の墓地で大泣きした日が、就活で1番キツかった・・・
けど、その日墓地で泣ききったら、命があるだけ、挑戦できるだけ有難いよなという感情に段々なってきて。弱音吐いて大泣きしたその夜が、今振り返るとターニングポイントで、うまくいかない全てを吹っ切れたから良かったのかも笑

夫👨: ついに死人にも力を借りていたか…笑
(ちなみにこの墓地で泣いた話はnote書くまで知りませんでした笑)
それでまぁ吹っ切れて、まりえのビーストモードに突入して、
今回入社が決まった会社にたどり着いたと?

今回はここまで!次回に続きます。
次回は、
・妻まりえがビーストモードに突入し、就職内定まで具体的にどのように漕ぎつけたか?
・たくさんの運が降ってきた?
・なぜ最後に内定がもらえたのか?
・感謝と振り返り
等々の内容を共有します

それではまた!

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