必要なのは丁寧さ
仕事で大事なことは丁寧さ。
ライティングの仕事をしていると、とてもそのことを実感する。
きっとブロガーやライターを名乗る人なら、「質の良い記事」「質の良いコンテンツ」ということを何度も聞いたことがあるのではないだろうか。
「質が良い」
ものすごく抽象的なのに、「質」を理由に判断していることがある気がする。質の定義は?その質は何と比較して良いと言っているのか?読者が満足したかどうかは何で測っているのか?など思うことはたくさん。
だからぼくは、ディレクションでもライティングでも、自分発信で何かを説明するときに「質」という言葉は使わないで伝えるように努力する。相手と「質」の定義が一緒なら使う。専門用語や横文字を使うのと同じ感覚。
ただ一つ。頭の中で「仕事の質」がいいかどうかを判断する基準がある。ぼくの仕事もここを気をつけないと、相手に良い印象を与えられないから意識するようになったこと。
それは丁寧さ。
またこれも抽象的な話だけど、多分、分かりやすいと思う。特に気をつけるのは丁寧に届けること。納品の報告、人とのメールやチャットのやりとり、電話でのちょっとした声のトーンや言葉のチョイスなど。
雑にしたり、こらえ性なく「もういいや」となった届け方は本当にわかるものだ。こればっかりは○○だからと説明ができないのだけど、あるところで「こちらは本気で取り組んでいるのだから、手を抜いた仕事をだされると即取り引きをやめる」と言っている人がいたことを思い出す。
きっと多くの人が経験していることだと思う。自分は真剣に取り組んでいるのに、ちゃらける人がいたら嫌な気持ちになった経験はあるのではないだろうか。そういうことなのだ。
どれだけ時間をかけようとも、努力しようとも、しんどくなった最後の最後、届け方をもっとも丁寧にしないと、それまでの行動を自分で無駄にしてしまう。
……。
今日も300文字ぐらいにしようと思ったけど、長くなってしまった。
また明日から300文字程度のエッセイに戻そう。