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タイムマシンで過去に戻って昔の私にこれだけは言っておきたいこと
もしも「タイムマシンがあったら」
タイムマシンがあったらな〜と思ったことが何度かあります。
皆さんは過去か未来どっちに行きたいですか?
昔はね、「過去に戻っても過去は過去なんだから!意味ないじゃん!断然未来!!!!」なんて思っていたけど
「未来を知る怖さ」を大人になるにつれて実感することが増え、もちろんすっごくいい未来ならいいけれど、人生山あり谷あり。見た未来が谷の部分だったら生きるの辛くなっちゃう気がするんですよね。
だから私はタイムマシンがあるなら過去に戻りたい。
言いたいことは山ほどあるけど、これだけは言っておきたいことがある。
そしたら今、変わっていたかもしれない。
今日は物語テイストで進めていきたいと思います!
なんのことを言っているのか、想像しながら読んでみてくださいね!^ ^
ことの発端は小学生の頃だった
少女マンガ「ちゃお」を毎月買っていた影響をうけ、小学校2年生の頃の将来の夢は漫画家だった。
当時流行っていた「きらりんレボリューション」という漫画の主人公「月島きらり」を学年1上手く描けると(自称)思っていた。
それにはれっきとした理由があった。
当時の私は家で遊ぶのが好きで外ではほとんど遊ばなかった。
家に帰ったらやることは絵を描くことだった。とにかく絵を描くことに夢中だった。毎日何時間も、大好きな「きらレボ」の絵を見て真似して描いては上達させていった。
そう、あることを気にもせずに。
そんな毎日を過ごしていると母に「もう少し、意識をしなさい」と言われるようになった。何回も何回もそれは口うるさく、「宿題やりなさい」という言葉よりもこっぴどく言われた。
私は「なんでダメなの?別にいいじゃない」と言い、母に指摘されては適当にあしらって絵を描くことに没頭していた。
そうしていくうちに母から指摘されなくなった。「ほらね、そんな大したことないじゃん」
友達からも一度も指摘されたことはなかった。
相当やばいと気づいた
中学2年生になった私は芸能界に憧れ劇団に入った。家にいることが好きだった私が、人前に立つことを選んだ。
その時マネージャー、演出家、スタッフ、みんなが口を揃えて言った、
「たかさら、相当やばいね」と。
私は小学校低学年から今まで、自分が「相当やばい」ことに気づいていなかった。
母にもあれだけ言われていたのに。大したことないと思っていたのに。
こんなにも色んな人から言われるなんて。
悔しかった。言われるたび、「なんで私だけ」という気持ちにもなった。
色んな人に指摘されてから同い年の皆んなを見ると、何故か堂々としているように見えてくる。
悔しかった。
だから私は必死に直す努力をした。舞台稽古の時は、台本の1ページ目にもうこれ以上言われないようにと書き込み頭に覚えさせ、日常生活でも意識するようにした。
それは思い込みに過ぎなかった
「直ったでしょ?今、相当やばくないでしょ?」なんて、自分から言うのはダサいから
「たかさら、変わったね!」と言われるまで続けた。
数年の月日が経った時、ついにその時が来た。
「変わったね」と言われたのだ。
だけどその「変わったね」の前には「ちょっと」がついていた。ちょっと変わった。少しだけ変わったのだ。
少しだけでも変化したことが嬉しくて、「ああ、私は変わったんだ、変われたんだ」と思った。
ちょっとだけなのに、完全に直ったかのような気持ちになった。
それから何年か経ち、母に言われなくなった時のように、マネージャー、演出家、スタッフから指摘されなくなった。
私は直ったのだと思っていた。思い込んでいた。
だから私はやめた。何もしなくなった。
これでみんなと同じになれたと思っていた。
だけどそれは、思い込みでしかなかった。
全然直ってなんかいなかった。
そして今
去年コロナ禍になってからは人と会わなくなった。
小学生の頃、学校から帰ってきては家にこもって絵を描いていたあの頃のように、家にいて夢中でパソコンに向かうことが増えていった。
そして数ヶ月後久しぶりにあの当時「相当やばいよ」と言われた演出家、スタッフに会った。
人と会えることに喜びを感じるのも束の間、衝撃的な一言を放たれた。
「あの頃と変わってないね」
私はだからもう一度聞いた。
たしかに、ちょっと変わったかもしれない。だけど根本は直っていないよ、また酷くなってきている、と。
耳を塞ぎたくなった。「あの頃と変わっていない」
だと...?
信じたくなかった。
だけど、本当は気づいていた。気づいていないふりをして自分と向き合わず、放っておいたツケが回って来たのだと思った。
そう、私は今も猫背が治らない。
さいごに
はい!そんな感じで、私は今でも猫背です!!泣
タイムマシンがあって過去に戻れるなら言いたい、「姿勢良くして過ごしなさい」と。
私の猫背は厄介で、「スウェイバック」という猫背と反り腰、両方掛け合わせたかなり見た目が悪い姿勢になってしまっているそうで...。(整体師さんから言われました)
からの重度のストレートネック。首だけ前に出ちゃうんですよね。
さらに巻き肩というトリプルパンチ。
トリプルパンチだけじゃない、私は骨盤もきっと曲がっている。セルフチェックで曲がっているのだから...。
もう何重にも重なった姿勢の悪さといったらもう...。
10代のうちはあんまり気にならなかったんです。
今、姿勢が悪いせいで腰も痛いし肩も凝るし、お腹は出るし太ももの前が姿勢の悪さで発達しすぎてアスリートみたいにムキムキで...。
ここにきてこんなに姿勢の大切さを思い知るとは...。
あぁ、だれか助けて〜泣
自業自得ですね。今までのツケが回ってきたんです本当に。
直すのは大変です。ここまで!?ってほどに大変。
そりゃあそうですよね、23年もの間この姿勢できてるんですから、簡単に治るってことはなさそうです( ; ; )
よく、「日常生活から意識して」と言われるんですが、それってすごく難しいことだなと思っていて。
というのも立っている時、座っている時ってボーッとしていることってあまりないじゃないですか。「猫背にならないように」と意識しても他のことをしていると自然と自分が居やすい、いつもの位置に肩が前に出てしまうし、あ!猫背になってる!と思って直してまた戻るの繰り返しで。
毎日のように整体にいけるわけじゃないから、ストレッチを毎日することが一番の近道だなと思っています。
思い返せば私の口癖は「私なんて」でした。
私なんてみんなよりできないから。私なんていつもダメだから。
こういう思考になったきっかけは分からない。だけどこの自信のなさからきている口癖と相当やばいアレ、猫背は繋がっていて、
ネガティブな気持ち、内向きな気持ちが猫背になる原因のひとつなのだと、気付きました。
ポジティブな人は胸を張って生きているし、どちらかといえば鳩胸な気がするから。
もう一度、声を大にして言いたい。