【宝地図の科学12】9.1割行動してしまう計画術
おはようございます。
「魔法の宝地図」著者の望月俊孝です。
1.人は「痛み」でも「快楽」でも動かない
2001年 バース大学のサラ・ミルンらは
こんな研究を発表しました。
研究チームは被験者248名に
1回20分以上の運動の効用を説き
その実践具合を2週間のなかで調査しました。
そして、被験者を次の3グループに分けました。
グループ1(93名)他発的動機付け
初回に、冠動脈疾患の怖さと運動の良さに
ついてかかれた健康資料を読み、説明を受けます。
そこでは歩けなくなくなるほどの痛みと
定期的な運動をさぼった若者の末路が
説かれています。
グループ2(79名)
他発的動機付け+自発的動機付け
グループ1同様に健康資料を読みますが
さらに定期的な運動を楽にする名目で
次の1週間の実施計画を記入してもらいます。
すなわち「時間」と「場所」を決めて
自発的に宣言させるのです。
グループ3(76名)
特に何の介入もされません
彼らは、次回のチェック時には、
きちんと運動したかの報告と
できなかった場合はその理由を
しっかり申告しなければなりません。
さて、結果はどうなったでしょうか?
2.自分との約束には、言い訳も弁解もない
3回目の最終調査時点で、
1回20分間の激しい運動をきちんと
こなせた割合は次の通りでした。
運動をした未来の「メリット」と
しなかった未来の「痛み」を理解した上で、
実行する【日時・場所】まで宣言したグループBが
圧倒的な成果をおさめました。
自分に、嘘はつけません。
事実、グループBの参加者のうち
【97%】は、自分で決めた場所で
自分で決めた時間帯に
20分以上の運動をしていました。
また、グループAの参加者の【19%】と
グループCの参加者の【14%】が
「運動することを忘れてた」と報告した
ことに対し、グループBの参加者は誰も
そのような言い訳はしませんでした。
さらに、グループAの参加者の【24%】と
グループCの参加者の【47%】が
できなかった理由を「忙しかった」からと
弁解したことに対して、グループBの参加者は
79名中1名しかそのような弁解はしませんでした。
3.計画に「場所」を入れると、達成できる
いかがでしたか?
結局、人は他者からいくら
介入されても動きません。
痛みで脅されても
メリットで誘われても
一時的なやる気は上がっても
結局行動にうつさないのです。
これができたときにはじめて、
重い腰を上げられるのです。
さらにこの実験が教えてくれるのが
【場所】まで決める効用です。
日付に加え場所まで決まると
途端に実行している自分のイメージが
ありありと浮かび、現実のものと
感じられるようになります。
すなわちリアリティ(現実味)がわくのです。
リアリティがわかなければ
どんな計画も「絵に書いた餅」です。
そこでお役に立てるのが「宝地図」です。
自分の夢や目標を絵や写真など
ビジュアルの素材で探し
コルクボードに貼ること。
これだけで、どんなイメージトレーニングよりも
鮮明に未来の自分がいるべき【場所】を
脳内に設定できるのです。
こうした理論を知ってからだと
宝地図の効果は10倍違ってきます。
さらに知りたい方は、こちらの
オンラインセミナーで望月が
直接あなたに語りかけます。
▼ 詳細はバナーをクリックしてください
ぜひご活用くださいね。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
ヴォルテックスLINEチャンネル、始動
はじめましての方も
すでに望月俊孝の
公式LINEやFB、メルマガに
ご登録いただいている方も必見!
毎日更新おすすめ記事
最新イベント情報
不定期Lineライブ配信!
ご登録は【10秒】で完了です
【登録後、プレゼントをお届け】
参考文献P.85~86
参考論文
「宝地図の科学」バックナンバーは
すべて無料で読めます。