詩 「おかげさま」 をご紹介します
「おかげさま」 詩:上所重助
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが 上を見て不平不満の明け暮れ隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか 静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ 先生のおかげ 世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて 得手勝手を慎んだら 世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」「俺が」を捨てて 「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
上記の「詩」を教えていただいた。
本日、電車を降りると雨が降っており、駅の売店で傘を買いました。用事を済ませ、自宅へ帰るために再び電車に乗ろうとしたら、雨が止んでいました。電車から見える車窓は綺麗な空で雨は降っていません。思わず、傘が邪魔になってしまいました......
自分勝手な自分に気づきます。
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
まさにその通りです。
このような詩は、自身の心の動きを言い当てられた言葉です。
「おかげさまで」って本当にいい言葉^ ^
この言葉を聞くと、自分自身立ち止まり周りが見渡せる気がします。それは今まで見えていなかったことが見えるようになり、支えられている自分に気づくことができるからです。そして自分の中でも優しい気持ちが広がっていきます。
このnoteの投稿も、こうして読んでいただく方がおられるからこそ続けていくことができています。そしてスキなどリアクションをしていただけるからこそ。
「おかげさまです......」
読者の方に支えられていることを改めて気づきます。「おかげさま」から学ぶ言葉(詩)のご紹介でした。最後までお読みいただき本当にありがとうございます。感謝。