阪神電車の甲子園輸送(ナイター編)
タイガースは、セリーグ3位で
「アレンパ」を目指し戦っている。
その応援団を夕ラッシュのなかどう運ぶか?
ナイターの場合は、下り方向が
夕方通勤ラッシュ時とほぼ同じ流れ
になるのが特徴である。
ただ、野球輸送の方が少し
通勤のピークより早めである。
■基本のパターン
直通特急、急行、普通がそれぞれ
10分毎に運行されている。
これは、日中と変わらない。
異なるのは、尼崎から以西である。
日中は、尼崎で近鉄奈良線から神戸三宮へ直通する快速急行と接続する
大阪梅田発の急行は、尼崎止まりになる。
これが、夕ラッシュ時は、大阪梅田発の急行も西宮行きに延長される。
また、日中は快速急行が30分毎だったのが20分毎になる。
つまり、尼崎からは急行・快速急行が続けて走ることになる。
■試合開始
試合開始は概ね18時である。
甲子園駅に着くのがもう少し前の
17:30頃がピークといえる。
その前後に、臨時列車が設定される。
■目一杯電車を増発
尼崎~西宮間では、快速急行の走る時間帯
(20分毎)に快速急行と急行が続行するので
増発の余地はない。
そこで、尼崎で快速急行の接続がない
急行の後ろの時間帯に臨時特急
(大阪梅田~甲子園ノンストップ)を
入れている。
■一番のメインは大阪梅田発の臨時特急。
この日は、臨時特急は3本運転された。
16:47,17:07,17:27発である。
■通路になる列車
これは、以前紹介したデーゲームの
時と同じである。
甲子園駅に臨時特急が到着すると、
直後に直通特急が到着する。
この乗客を球場に近いホームへ誘導するために
終点に着いた電車が通路代わりに変貌する。
■感想・まとめ
・ 甲子園の試合開始時刻が18時という絶妙な時間。
(これで、夕ラッシュのピークを避けている)
・快速急行を避けての臨時特急の設定。
・平日には、デーゲームがほぼないこと。
(土休日は、日中に快速急行を20分毎の運転)
やっと気づいた!土休日は快速急行が30分毎でなく
20分毎の運転の理由の一つ。
なお、土休日は快速急行接続の
大阪梅田発急行は尼崎行き。
だから、尼崎→甲子園の輸送力
としては、ナイターの方が多い。