京都の西大路四条にある駅を紹介
四条大宮駅からさらに、西へ進むと西院駅。
阪急電車は「さいいん」と読むが、
地上の路面電車嵐電は「さい」と読ませる。
西大路四条の交差点の地下にホームがある。
地上の駅舎は4階建ての
阪急西院ビルとして完成したところだ。
■乗降客数ランキング
阪急電車の駅で乗降客数ランキングは
21位の駅だ。
以前まで、特急停車駅だったお隣の
大宮駅よりもはるかに多い。
大宮駅は37位。
大宮同様に朝夕ラッシュ時のみ
特急が停車する駅。
■意外と多い利用客の原因は?
学生の利用と嵐電乗り換え客が
多いのが原因と考えられる。
京都外国語大学のキャンパスも近い。
また、バス乗り換えで
北山方面の金閣寺や北野天満宮へも
大阪方面からは京都駅からよりも
バスの乗る時間は短い。
京都観光にも意外と使いやすい。
■当初は、地下駅ではなかった
昭和天皇の即位の礼が
京都御所で行なわれることから
昭和3年に仮駅として生まれた。
その時には、地上の駅で
京都方の終点だった。
その後、大宮までは地下で延伸。
同時に西院駅も地下駅に
生まれ変わった。
■この地のいわれ
なお、地元の地名は嵐電の
読み方の「さい」。
この読み方は「賽(さい)の河原」という
意味らしい。
この地は京の都だった頃、
街はずれで
いわゆる洛中ではなかった。
そこで、この京のはずれのこの地に
三途の川の河原があるとされ
それが、「賽の河原」と呼ばれたことから
この地名になった。
■嵐電と乗り換え
嵐電の駅名と阪急の駅名で
読み方が違えど乗り換えはでき、
昨今乗り換えが便利になるよう改良された。
嵐電は、この西院から北へ進路をとる
わけだが、踏切は電鐘と呼ばれる
古めかしいものが使われていて
是非一度聞いていただきたい。
さらに、駅に隣接して嵐電の車庫もある拠点駅だ。
■西大路通りは?
南北方向の西大路通りであるが、
嵐電はここで北へと進路を90度変える。
すると、次が西大路三条駅。
また、すぐ北には京都市営地下鉄東西線の
西大路御池駅がある。
さらに北へ行くとJR嵯峨野線の円町駅がある。
もう少し北には、嵐電の北野白梅町駅がある。
南の方向にはJR京都線の西大路駅がある。
つまり、北野白梅町・円町駅・西大路御池・
西大路三条・西院・西大路は直線状にある
というわけだ。
かつては、これらを結ぶ市電があった。
■まとめ
・地元の地名は、「さい」阪急の駅名は「さいいん」
・北山観光にも意外と便利
・利用客は、そこそこ多い
・嵐電は当駅で北へと進路をとる
・地上の西大路通りは多くの鉄道の駅がある