「うれしート」って何？ JR西日本の戦略は？
JR西日本では、関西都市圏の電車に
着席サービスを積極的に展開しよう
としています。
具にには、新快速のAシートや関西通勤圏の
特急列車は通常の特急料金より割安に
普通車指定席を利用できる
JWESTチケットレスサービスを
導入しています。
今回は、また一風変わったサービス
なのでみていきたいと思います。
関西風のネーミング
つばめ：名前が、関西風だなと感じます。
すわろう：確かに、ネーミングは遊び心が
あるね。Aシートとかより
親しみやすいね。
うれしートの着席サービス
つばめ：一味違う着席サービスってどんなの？
すわろう：まず、普通の一般車両を使うってこと。
それから、1番後の車掌さんが
乗っている部分から次のドアまでだけが
指定席区画。
だから、1両の約半分だけ。
なお、新快速のAシートは専用車両を
使っていて、その車内設備も特急車両並
なのとは一線を画すね。
大阪環状線直通の「区間快速」は天王寺の到着直前に車掌さんが撤去しに来ます。
途中でサービスをを終了する列車
つばめ：他には、サービスの特徴は？
すわろう：大和路線のラッシュ時の快速列車は、
大阪環状線へまたはおおさか東線へ
直通する列車が多いのよ。
大阪環状線直通列車は区間快速といい、
着席サービスは天王寺で終わるのが
特徴なの。
つまり、大阪環状線内は普通の
通勤電車に変わるということ。
つばめ：じゃ、おおさか東線は？
すわろう：おおさか東線への「直通快速」は
終点大阪駅までそのままサービスを
維持しているよ。
あとね、今のところ朝ラッシュ時の
直通快速と区間快速２本ずつの
計4本だけのサービスよ。
気になるお値段は？
つばめ：お値段は？なんか普通の列車と
同じシートなのに特別料金要る
のはあまり腑に落ちないね。
すわろう：普通列車の指定席と同じ値段の
530円だけど、e5489という
JR西日本のネット会員サービスから
予約すると300円になるよ。
ただ、朝のラッシュ時に奈良県から
大阪のキタまで座っていけるという
サービスは悪くないと思うよ。
多分、ターゲットは王寺周辺では
ないかと思う。
すわろう：ちなみに、新快速のAシートのお値段は、
通常は840円でe5489チケットレスの
場合は、600円です。
だから、値段も車内設備も結構違います。
JR西日本のねらいは？
つばめ：なんで、わざわざそんな指定席を
導入したんだろうね？
すわろう：大和路線は、かなり乗車率が
下がっていることが上げられるね。
また、今まで通勤特急が運転されて
いなかったことも要因だね。
あと、普通列車の一部を除いて
クロスシートの221系という車両で
運転されていることだね。
つばめ：お客さんは乗ってるの？
すわろう：2023年10月からサービス開始に
なったけど、恐らく好評で
拡大が決定したよ。
2024年の春のダイヤ改正では
このサービスが拡大することが
決まっているよ。
なお、ここでは関係ないけど
同じ大和路線に
通勤特急「らくラク大和」を
運転するみたいだね。
JR西日本は通勤特急を「らくラク」
ブランドにするみたいだね。
つばめ：そんなに、着席需要があるんだね。
それなら、他の線区にも拡大したら
面白いね。
すわろう：確かにね。学研都市線とか、
奈良線とか。あれば面白そう。
もしかして、京阪のまね？
つばめ：そういえば、221系って結構古い
車両でしょ
すわろう：そうなんだよ。
こんな古い車両でも指定料金を取る
という発想はなかなか
思いつかないね。
ただ、京阪で「ライナー」という日中は
料金不要の特急に使っている車両で
ラッシュ時だけ座席料金を取るという
運転をしていたのでそれを参考にした
のかもね。
つばめ：そうだとすると、京阪はソフト面では
割とよく真似されがちだね。
すわろう：そうそう。
プレミアムカーの成功で、
JRにも阪急にも真似されてるもんな
まとめ
・「うれしート」は大和路線の快速列車に導入された着席サービス
・直通先の関係で、おおさか東線も走る。
・大阪環状線内ではそのサービスは行わない
・2024年春のダイヤ改正では増発される
・e5489予約なら300円で利用できる
・充当される車両は最後部の車両の半分だけ。
・車掌さんがチェックするけど車内では指定席の販売はしない
（知らなくて座っている人は無料区画へ案内）
どうでもいい補足
全然関係ない話ですが、大阪府高石市では、
レシート3万円分集めて応募すると
5千円当たるというキャンペーンを
しているらしいですがその名前が
「うれしーと」というらしいです。
JR西日本か高石市かどっちが
先に名前を使い始めたのかな？？