ブランドSTORY 関野吉記著 プレジデント社

ルイヴィトンのようにブランドのある会社の製品はとても高く売れます。

では、普通の会社の製品はどうなのでしょうか。

著者曰くは、普通の会社でもブランド構築をうまくやっていけば、お客様がそこに価値を見出してくれるといいます。

では、その方法とはどういうものなのでしょうか。

例えば、痛み止めの薬を例に挙げると、単に膝の痛みを和らげる薬というよりも、「開発者が親の膝の痛みをなんとかしてあげたいと強く思い、研究に打ち込んだ結果、誕生した商品で、使用している親は今では元気にゲートボールを楽しんでいる」と言った方が、お客様の共感は得られるのではないでしょうか。

このような共感を生むブランドストーリーを作ることが大事です。

ブランドストーリーというものは、必ず存在し、なぜその商品を作ったのか、大事にしているものは何かなど、色々な問いを繰り返すことによって作られます。

せっかく作ったものやサービスなのですから、ブランドストーリーを工夫していくことが必要ですね。

また、ブランデングにはアウターブランディングとインナーブランディングの2つがあります。

アウターブランディングというのは広告とかで、お客様のイメージづくりをすることで、インナーブランディングというのは、社員に自社のポリシーを理解してもらうことです。

この2つがうまくマッチすることでブランディングがうまく行きます。

いくら広告で良い製品だと言っても、それを伝える社員が自社のポリシーを理解していないと、お客様に良い印象を与えることはできません。

ですので、ブランドストーリーの広告宣伝と同じくらい、社員へのブランド浸透が大事になります。

あと、ブランドの構築にはとても時間がかかります。

ルイヴィトンも長年のブランド構築があるから、消費者に浸透して価値が認められています。

そのためには継続して、定期的に結果を見ていくこと、社内のブランドの根本的なコンセプトはブレない方がいいのかなと思いました。

ブランドを考えていくと自分の魅力のアップにもつながると思います。ストーリーだてとか、自分たちの魅力とは何かを常に考えていきたいですね🙂



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