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フットワークで、フットワークを!(長めの自己紹介)
【第1章(赤)】
「足元から、鮮やかに」。それが、私の使命です。
私たちの使命です。
私の氏名は、土田君枝(つちだ・きみえ)と申します。1960年に、曹洞宗(禅宗)のお寺の、長女として生まれました。現在は、東京・笹塚にある「リマイスター学院」にて、フットリーディングと呼ばれる技術の継承につとめています。
フットリーディングの正式名称は、足底反射療法(そくてい・はんしゃ・りょうほう)です。呼んで字のごとく、足の裏から、お客様が抱える身体の悩み、さらに心の悩みをも読みとり、それらの悩みに寄り添って、改善していくことをめざす技術です。
フットリーディングの技術を継承する人々は、「フットリーダー」と呼ばれます。おかげさまで現在、全国の津々浦々に、老若男女のフットリーダーたちが、ぞくぞくと誕生しています。2020年現在で、その数は300名を少し越えたところです。
もちろん育成だけではなく、私自身も「フットリーダー」として、これまでに延べ6万人以上の患者さんたちと接してきました。じかに接するのは、私の「手」と、患者さんの「足」という、わずかな面積だけなのですが、たったそれだけの部分からでも、たくさんの情報を読みとることができます。
とはいえ、私もいきなり、そのような技術を身につけられたわけではありません。私がフットリーダーとしての活動を始めたのは、いまから25年以上前の、30代なかばのころでした。
そのころの私は、困っていました。偏頭痛や冷え性に、悩んでいました。職場での重責にも、悩んでいました。
フットリーダーとしての活動を始める前、私は「お弁当屋さん」でした。たまたま、知人の社長がお弁当屋を営んでおり、それを手伝うかたちで、4年ほどそこで働いていました。私がいるあいだに、お店は年1軒ずつ増えて、最終的には「4軒」になっていました。
しかし、社員の主力は「私ひとり」で、お店が1軒から4軒に増えても、スタッフが増えることはありませんでした。もちろん、そのぶんだけ、すべての負荷が、私の両肩にかかってきます。人員を増やしてほしい、と社長に話をしてみても、あまり相手にはされませんでした。なぜなら、私ひとりだけでも、「何とか、お店が回ってしまう」からです。
ただ、当時2人の子どもと、魚河岸で働く主人といっしょに暮らしていた私にとっては、お弁当屋を4軒、ほぼひとりで回しながら、家庭をしっかりと支えていくという日々を、ずっと続けられるとは、どうしても思えませんでした。そのため、4軒目のお弁当屋がオープンしたタイミングで、私はとうとう、正式に社長に辞表を出して、そこを辞めさせていただきました。
ちなみに、私が辞めたあと、社長はその穴を埋めるために、なんと「8人」ものスタッフを雇ったそうです。ということは、私はひとり分の給料で、8人分もの仕事をさせられていた・・・とも考えられるのですが、じつはこの「ブラック弁当店」での経験が、後のフットリーダーとしての活動に、おおいに活かされてくるのです。
【第2章(橙)】
ブラック弁当店で働いた経験は、のちの私の人生に、とても大きな影響を及ぼしました。その根幹は、「バックオフィスから、スペシャリストへの転換を果たすことができた」という点にあります。
「バックオフィス」と「スペシャリスト」は、どちらも職業の分類名、あるいは働き方の名称です。わかりやすい日本語になおせば、バックオフィスは「組織人」、スペシャリストは「専門家」となります。
「お弁当屋」という組織に属して、お給料をいただいていたころの私は、まぎれもなく「バックオフィス」でした。もちろん、当時の私はそれ以外の働き方を知らなかった、というより、何の専門技能もなかったために、「スペシャリスト」にはなりようがありませんでした。
そのため、組織の要請にしたがって、求められた仕事を、(8人分も!)しっかりこなす、という働き方をしていたのです。しかし、ここには、2つの大きな問題がありました。
1つめの問題は、「働く時間を、自分で決められない」という点です。組織に属する人が、何時から何時まで働くかというのは、もちろんたいてい、組織が決めます。私がいたブラック弁当店でも、ピークタイムはお昼時なので、その時間帯がメインになります。加えて、それ以外の時間に、仕入れや事務作業など、あらゆる雑務をこなす必要があったため、私は「お弁当屋さん」という組織から伝えられる、「上意下達の労働時間」にしたがって、それらの仕事をこなしていました。
2つめの問題は、「労働賃金も、自分では決められない」という点です。お弁当屋で8人分の仕事をこなしていた私が、「8人分の給料」をもらえるかといえば、もちろん、そんなわけにはいきません。組織が支払う労働賃金は、あくまでも「ひとりあたり、1人分」であって、あとはその給料内で、いかにたくさんの仕事をしてもらうか、が追求されることになります。
必然的に、バックオフィスにおいては、「真面目に働く人ほど、馬鹿を見る」というような状況が、わりと頻繁に、引き起こされてしまいます。
私自身も、この2つの問題、「働く時間を、自分で決められない」「労働賃金も、自分では決められない」という悩みに、ずっと苦しんできました。そのため、ブラック弁当店を無事に辞職したあとは、「何とかして、この2つの悩みに、煩わされない仕事がしたい」という、強い願いを抱くようになっていました。
その願いの強さが、天に通じたのかもしれません。ブラック弁当店の次に、私が出会った仕事こそ、「フットリーダー」、すなわちスペシャリストという働き方だったからです。
【第3章(黄)】
バックオフィスとして働く、ということは、組織のために働く、ということでもあります。自分のために働くことも、お客様のために働くことも、組織のなかでは、なかなか難しいときがあります。なぜなら、バックオフィスの仕事は、まさしく「組織ありき」だからです。
そのせいなのかどうか、バックオフィスとして働く人々は、「自分を押し殺している確率」が、とても高いように感じます。ブラック弁当店にいたときの私にも、そのような面がありました。それ以上に、フットリーダーとして、たくさんのお客様と接していると、そのことを強く痛感する場面が、多々あります。
フットリーディングを受けるために、「リマイスター総本店」にいらっしゃるお客様の層は、大きく2つに分けることができます。「元気な高齢者」の皆さまと、「憂鬱な30代」の方々です。
もちろん、この2つに当てはまらないお客様も多くお見えになるのですが、やはり「メインの層」となると、元気な高齢者の皆さまと、憂鬱な30代の方々が、まっさきに挙がってきます。
元気な高齢者の皆さまは、もともと元気でいらっしゃるので、さほど心配はしておりません。元気だからこそ、フットリーディングの場に足を運ぶことができるし、フットリーディングを受けるからこそ、ますます元気になる、という好循環が回っているからです。フットリーダーである私も、その好循環から、いつも元気を頂戴しています。
しかし、「憂鬱な30代」の方々となると、そうはいきません。彼らは、とにかく、疲れています。高齢者のほうが、よっぽど元気なのではないか、と思うくらいに、疲れています。その理由を突き詰めていくと、先の章で挙げたような、「働く時間を、自分で決められない」、「労働賃金も、自分では決められない」という、バックオフィスにありがちな、2つの悩みに、彼らが深く囚われているからだ、ということが見えてきます。
言いたいことは山ほどあるし、辛いときもたくさんあるけれど、「組織ありき」で働かざるを得ない彼らは、それらの気持ちを潰して、封じて、働いていくしかないのです。そう考えると、元気がなくなるのも当然です。しかし、フットリーダーとしての私は、それをそのまま、「元気がないですね」と直接言うことは、ほとんどしません。
すべてを、「足裏のせい」にするのです。
最近はあまり聞かれなくなりましたが、以前、「妖怪ウォッチ」というアニメが大流行していました。私もそのグッズを買って、孫にプレゼントしていました。その妖怪ウォッチによれば、「嫌なことは、だいたい妖怪のせい」なのですが、私たちフットリーダーの手にかかれば、「辛いことは、だいたい足裏のせい」にできるのです。
足裏には、その人の人生が現れます。疲れも、悩みも、押し殺した気持ちも、足裏には、現れています。その「ワンクッション」があるからこそ、私は彼らの気持ちに寄り添うことができる、と考えています。もしも、そのワンクッションがないと、「憂鬱な30代」の方々のお悩みに寄り添っているうちに、こちらまで潰れてしまう可能性が高いのです。
なぜなら、ワンクッションがないと、「何のせいにもできない」からです。何もかもを妖怪のせいにすることで、妖怪ウォッチは大流行しました。30代の憂鬱を、すべて足裏のせいにするだけで、お客様も、われわれも、とても救われるケースが多いのです。
【第4章(緑)】
フットリーダーという仕事は、「スペシャリスト」に該当します。組織ありきで働くのがバックオフィスだとすれば、顧客ありきで働くのがスペシャリストです。
バックオフィスとスペシャリストの最大の違いは、「専門性」にあります。日本語にするなら、バックオフィスは「組織人」ですが、スペシャリストは「専門家」です。その専門性のおかげで、スペシャリストに属する、フットリーダーとしての私たちは、先に挙げた「2つの悩み」から、解放される道を歩むことができます。
第1章で述べたように、フットリーダーというのは、「足底反射療法の専門家」です。世間的には、「足つぼ」と呼ばれることも多いですし、そのほうが伝わりやすいかもしれません。しかし、「足つぼ」と「足底反射療法」では、やっていることが大きく異なります。ただし、その違いは"企業秘密"ですので、興味を持たれた方は、ぜひ「リマイスター学院」にお越しください。(笑)
さて、バックオフィスが宿命的に抱える悩みとは、「働く時間を、自分で決められない」、「労働賃金も、自分では決められない」という、2つでした。フットリーダー、すなわちスペシャリストである私たちは、「働く時間を、自分で決めることができる」のです。
なぜなら、組織に属していないからです。
フットリーディングの技術さえ身に付ければ、組織に属さず、腕一本で、いつでもお店を開けます。さらに、お店を開くために必要な設備投資は、いうなれば「椅子二脚だけ」です。自分が座るイスと、お客様が座るイス。これさえあれば、いつでもどこでも、フットリーディングの施術が可能なのです。
「施術が可能である」ということは、「お金を頂戴できる」ということです。そのため本当は、お店を開く必然性もありません。じっさい、全国各地のフットリーダーのなかには、「出張専門」を掲げている方々も、大勢いらっしゃいます。
つまり、スペシャリストであるフットリーダーが、働く時間を自分で決めることができるのは、「組織に属さず、職場にも依存しないから」です。さらにフットリーダーは、「労働賃金」も、自分で決めることができます。
たとえば「足つぼ」という名称ですと、お客様にとっての相場感は、60分で4000円前後になるかと思います。しかし、「フットリーディング」という名称において、私は60分あたり8000円、つまり「相場の倍」の施術費を頂戴しています。
高いといえば、高いです。しかし、「高くできる」ということこそが、スペシャリストとして働くうえでの、最大のメリットにつながるのです。
そのメリットとは、ずばり、「経済的独立」です。フットリーダーとして働くということは、「経済的に独立する」ということなのです。
もちろん、「リマイスター学院」に入学される方々は、最初はそう思っていないケースが多いです。単純に、「スキルを身につけたい」と感じてお越しくださる方がほとんどなのですが、私がリマイスター学院において、受講生の皆さまにご提供したいのは、スキル自体ではなく、「スキルの先」のものごとなのです。
スキルの先に存在するものごとの、1つめが「経済的独立」です。そして、それよりも重要な、何よりも重要な2つめの要素は、「生きてきた重みの肯定」です。お客様が、これまでに生きてきた重み、それそのものを、まるごと肯定することです。いっさい否定はいたしません。できるはずも、ありません。
ただし、悲しいことに、「自分が生きてきた重みを、自分で否定している方々」が、おどろくほどに、多いのです。その典型が、先に述べたような、「憂鬱な30代」の方々です。
すべてを「足裏のせい」にしつつも、私は、本当は、彼らの「生きてきた重み」を、丸ごと肯定しようとしているのです。それさえできれば、憂鬱だった30代の方々は、みるみる元気になっていくからです。
その意味で、ほんとうにほんとうの私の使命、そして、リマイスター学院、および総本店の使命は、「生きてきた重みを肯定すること」なのです。フットリーディングというスキルは、じつはそのための、3つの手段のうちの1つにすぎません。
いわば、フットリーディングは「入り口」なのです。フットリーディングの奥にあるのは、「ソウルチューニング」と「ヘッドクリーニング」という、さらに高度な、2つの技術です。
【第5章(青)】
フットリーディング、ソウルチューニング、ヘッドクリーニング。この3つを合わせて、私は「土田スペシャル」と呼んでいます。
フットリーディング、すなわち「足底反射療法」。ソウルチューニング、すなわち「魂レベルでの同調」。そしてヘッドクリーニング、すなわち「シミュレーションの停止」です。
ひとつずつ、見ていきましょう。フットリーディングで求められるのは、足の裏の「反射区」から発せられるメッセージを、正確に読みとる技術です。リマイスター学院においては、「表面上は」、この技術を提供しています。
しかし、ほんとうにお伝えしたい技術は、むしろその後の、2つです。まずソウルチューニングは、言うなれば、「その人の人生に、入り込むこと」です。それをなすためには、本能的な感性と、経験によって磨かれる感性の、2つの要素が必要です。
魂レベルでの同調ができると、不思議なことが起きます。「すべての黒歴史が、なくなる」のです。なぜなら、黒歴史を黒歴史たらしめているのは、他ならぬ、その人自身だからです。私がその方の人生に入り込んで、よくよくそれを眺めてみると、じつはまったく「黒」ではなく、むしろ「白」であったというケースが、今まで100パーセントの確率で起きています。
ちなみに、黒歴史というのは、消したい過去、恥ずかしい過去、無かったことにしたい過去などを意味します。過去こそ自分のいしずえなのですから、「黒歴史にまみれている」と、みずから思い込んでしまわれた方が、「ご自身が生きてきた重み」を、肯定できなくなってしまうのは、なかば必然的なことなのです。
最後のヘッドクリーニングは、ずばり「シミュレーションの停止」です。というのも、あれこれ悩み、憂鬱になってしまわれている方は、あまりにもシミュレーションをしすぎているケースが、非常に多いからです。
じつはそれは、「心が強い」ことの証拠です。なぜなら、進化心理学という学問では、「心」とはすなわち、「シミュレーション機能」のことだからです。もう少しわかりやすく言えば、「相手の気持ちを推し量ること」や、「相手の考えを読み取ろうとすること」ですね。
その証拠に、私たちは、こちらの気持ちをまったく推し量ってくれない人や、こちらの考えをまるで無視する人に出会うと、「心がない人だなあ」と感じます。逆に、こちらの気持ちを推し量り、考えを尊重してくれる人に出会うと、「心が豊かな人だなあ」と感じます。
つまり、心がシミュレーション機能であるからして、「シミュレーションのしすぎで、憂鬱になっている方々」は、ひとことで言えば、「心が強すぎる」のです。そのため、私は、いつもこのようにお勧めしています。
「みなさん、もっと、心不全になりましょう!」
冗談ですが、冗談ではございません。シミュレーションのしすぎで憂鬱になっている方々に必要なのは、まず、とにもかくにも、「シミュレーションの停止」なのです。それができると、何が起きるか?こんがらがっていた思考回路が、すっきりします。暴走していたネガティブ思考が、ぴたりと止まってくれます。
つまり、「ヘッドがクリーニングされる」のです。
というわけで、「ヘッドクリーニング」「ソウルチューニング」「フットリーディング」の3つが、土田スペシャルを構成する要素になります。もう一度、それぞれの技術における、「もっとも根本的なメッセージ」を、以下にまとめておきたいと思います。
フットリーディング
⇒「足元から、鮮やかに。」
ソウルチューニング
⇒「黒歴史は、存在しません!」
ヘッドクリーニング
⇒「みなさん、もっと、心不全になりましょう!」
【第6章(藍)】
それでは、いよいよ、まとめです。
「足元から、鮮やかに。」
これが、私の使命です。そして、フットリーダー達すべての使命です。生きている重みを肯定できずに、灰色になってしまったその方を、あるいは、その方の人生を、「足元から、鮮やかにしていく」こと。それこそが、フットリーディングの本質なのです。
もちろん、簡単なことではありません。だからこそ、真摯に学ぶ必要と、学び続ける必要があるのです。血の通っていない、石のように灰色なお客様の足に、フットリーディングで血を通わせましょう。足に色をつけることができれば、手に職がついている証拠です。どんどん、お客様を見つけて、お足元を、鮮やかにしてさし上げてください。
加えて古来より、日本において、「お足」といえば、「お金」です。フットリーディングは、単なるボディケア技術ではなく、「経済的独立を果たすための、第一歩」でもあるのです。リマイスター学院を始めてから約25年間、私はずっと、そのつもりで、学院を運営してきています。
だから、もっと、フットリーダーを増やしたいのです。技術者を増やしたいというよりも、経済的に独立できる方を、増やしたいのです。そして、生きてきた重みを、肯定できる施術者を、増やしたいのです。そうすれば、日本全国に、「生きてきた重みを肯定できる人」が、どんどん増えていきます。そんな人たちが増えれば、人々も必ず、元気になります。人々が元気になれば、きっと日本も、元気になります。
つまり私は、「足元」から、日本を元気にしたいのです。
「足元から、鮮やかに。」それが、私の使命です。私たちの使命です。足元が軽くなれば、フットワークが軽くなります。私たちの、「お足の仕事」で、お客様の「足取り」を、軽くできます。私たちの「フットワーク」で、お客様の「フットワーク」を、もっと、改善できるのです。
というわけで、最後のまとめは、こうなります。
「フットワークで、フットワークを!」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ここまで読んでくださったあなたを、リマイスター学院、および総本店にて、お待ち申し上げております。
2020年11月
土田君枝(つちだ・きみえ)より
【第7章(紫)】
人生一度!
一生青春ながら健康元気を維持しながら人生楽しく素敵なご縁に感謝しつつ生きたいと思っております。
笑顔あふれる人生を心より感謝し少しでも皆様のお役に立てる様日々精進してまいります。
(完)