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【先哲の叡智・賢人の智慧】

【先哲の叡智・賢人の智慧】

『先哲の叡智』

『賢人の智慧』

は、私たちに多くの示唆を与えてくれます。

名言・格言・諺は、

私たちの人生の “道標” です。

正に、

『人生のナビゲーション』

です。

これについて、

『太古から今に伝わる 不滅の教え108』(著者 エリコ・ロウ 発行所 かざひの文庫 発売元 太陽出版)

の中に、こう書いてあります。

「古くから伝わり、
言語の壁を越えて世界中で親しまれるようになった格言やことわざは、
草花の薬効成分を抽出した精油のようなもの。

住む時代や社会、文化、
人種の違いにかかわらず地球人が分かち合う幸福な生き方への知恵が凝縮されています。」(3頁)

チベットの格言に、こうあります。

『半分食べ、2倍笑い、無制限に愛せ』

これについて、

同書の中に、こう書いてあります。

「野菜やフルーツが育たない高山や食生活が質素なチベットにも食べすぎを戒める格言があるとは意外なようですが、

チベット仏教の教えに従えば、

食欲も苦悩をもたらす三毒のひとつである執着心の表れなのです。

チベット人の笑いについては、

ダライ・ラマ法王が記者会見で深刻な話をしている間にも冗談をはさんで自ら笑い転げていらっしゃるのを見て、

『アメリカの先住民の人たちと同じだ』

と感心したことがあります。

チベット仏教の公式行事でも笑いが尊ばれるのは、

圧政の犠牲になり何世代にもわたり過酷な試練に耐えてきたなかで、

笑いがもたらす癒やしの効力を体験してきたからなのでしょう。

私の周囲のチベット人も確かに皆さんユーモア精神に満ちた楽しい人たちです。

日本にも食欲に関しては

『腹八分』

という教えがありますが、

笑いに関しては

『歯を見せるな』、

『にたにたするな』

などと人前で笑うことはむしろ戒められがち。

そのせいか、

外国人から見ると日本人は普通の顔をしていてもしかめっ面をしていると見られがちです。

でも、

あまり生真面目すぎるのも考えもの。

笑い、笑われることを許し合う心のゆとりにこそ、

無制限の愛、

無条件の愛も育つのではないでしょうか。」(21頁)


食を楽しむことは、

良いことですが、

過食は健康に良くありません。

腹八分を心掛けましょう。

笑いは、

健康に良い影響を及ぼします。

副交感神経が活性化し、

自律神経のバランスが取れてきます。

口角を上げ、

目尻を下げて、

笑顔を作るだけでも、

効果があります。

『笑う門には福来たる』

です。

『魚心あれば水心』

という成句があります。

意味は、

『相手が好意を持てば、こちらにもそれに応ずる心がある』

です。

“Love is the loadstone of love.”
(愛は愛の磁石である)

です。

人を愛せば、

人から愛されます。

自分を愛し、

人を愛し、

家族を愛し、

生きものを愛し、

物を愛し、

自然を愛し、

世界を愛しましょう。

ということで、

結論は、こうなります。

『過食を控え、大いに笑い、大いに愛し愛されましょう』

(参考図書)
『太古から今に伝わる 不滅の教え108』
(著者 エリコ・ロウ 発行所 かざひの文庫 発売元 太陽出版)

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高原茂
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