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【今を味わい、今に生きる❗】

今を味わいましょう!

過去に囚われず、未来を思い煩わず、今を生きましょう!

『今、ここ』 に意識を集中しましょう!

なぜなら、

今を生きることが幸せになるための鍵だからです。

ディーパック・チョプラ博士は、著書

『本当の幸せをつかむ7つの鍵』 
(住友進=訳サンマーク出版) 

の中で、

今に意識を集中する事の大切さについて次のように述べています。 (119頁~140頁)

「 あなたが今、この瞬間に意識を集中していれば、人生はいつも新鮮な状態を失うことはないでしょう。

今というこの瞬間こそが、永遠の時にほかなりません。

けっして消えることも、忘れ去られることもない、たったひとつの時間なのです。

だから、今この瞬間、感じている幸福はけっして奪われることはありません。

思考、評価、分析することで、苦しみを創り出す時間の落とし穴から解放されます。

今、この瞬間をしっかり生きることで、あなたは永遠を体験します。

そして、この永遠のなかでほんとうの自己が見つかります。

(中略)

誰もが過去ではなく、今を生きなくてはならない、という言葉を耳にしたことがあるはずです。

この言葉には、

見つけ出してもらわなくてはいけないもっと深いスピリチュアルな教訓が秘められています。

ある考えが頭に浮かんでくる前、

あなたは永遠の状態にいます。

欲望であれ、

過去の出来事の記憶であれ、

思考が生まれては消えていった後、

あなたは再びこの永遠の状態に戻っていきます。

この状態にいるときは、

幸せになろうと努力する必要はありません。

その瞬間にいること自体が、幸せなのです。

 (中略)

理由がなくても味わえるのがほんとうの幸福です。

それは至福と呼ばれる状態のことで、

この幸福は絶対に奪われることはありません。

至福を求める必要はありません。

経験した出来事を、懐かしく振り返ってみる必要もないのです。

至福とは今この瞬間、手に入れるものだからです。

(中略)

昔から伝わる世界の英知も、

時間の問題を解決するのにかなりの関心を注いでいます。

なぜなら、

訳もなく生まれてくる幸福(至福)は、

今という瞬間にしか湧いてはこないからです。

(中略)

私は 

『ここにいるだけで十分だ』 

という格言が大好きです。

この言葉を耳にしたら、

困った表情を浮かべてしまうかもしれません。

とりわけ、

人生に計画と願望をたくさんもった成功した人物であるとするならなおさらです。

彼らにとって、

『ここにいるだけ』 

という言葉は受身で、

虚しく思えてしまうからです。

しかし、

じっくり考えてください。

活動や目標ばかりの人生を送っていると、

ほんとうの自己と向き合うことなどできません。

それとはまったく逆の状態にいるのです。

それはたえずなにかで隙間を埋めておかなければ、

人生は虚しくなるという根深い恐怖心から逃れているにすぎないのです。

(中略)

心が目標をたえず追求するのをやめたなら、

時間は止まり、

自分の存在自体を味わえるでしょう。

その瞬間、

『今ここに存在していること』

が、自分のよりどころであり、

土台であることに気づくはずです。

自分のあり方が意識の質を決定し、

意識の質が人生の質を決めるのです。

私たち全員が、

自分の存在が虚しいものではないという事実があるから存在しているのです。
 
これに対して、

エゴは移りゆく世界にあなたを埋没させておこうとします。

あなたの焦点をほんとうの自己以外のあらゆるものにずっと当てさせておくためです。

自分が関心を抱いている――家、家族、お金、所有物、地位、宗教、政治、世界情勢――すべてのことを考えてください。

そのすべては、エゴが創り出したものです。

 (中略)

今に意識を集中するだけで、

安らぎ、愛、喜びという静かで、

こまやかな感情を抱くことができます。

私たちは人生のなかでこのような経験を見過ごしてしまうことが多いものです。

なぜなら、

考えたり感じたりすると、

すぐに評価や分析をし始めてしまうからです。

そうすることで現在は消えていき、

ほんとうの自己も奪われてしまいます。

 (中略)

次のことを実行することを誓いましょう。

『 私はありのままの状態を受け入れます。
起こってしまったことや、これから起こるかもしれないことでこの状態を曇らせたりはしません。

ありのままとは、
今という瞬間に私にもたらされているものです。

この瞬間が不安や期待を追い払ってくれます。

自分の目の前にあるものだけに集中することで、緊張感をすぐにほぐすことができます。

新しい心がまえであらゆるものを受け入れられるようにもなります。

自分自身という存在がここにあるようにします。

こうして、私は自分が神聖な存在であることをしっかりと自覚します。』

 (中略)

『 今という瞬間と、今の状況を区別します。

すべての状況は生まれては、やがて消えてゆくものです。

状況は変わっていくものなのです。

でも、私はずっと変わりません。

ストレスのある状況が続くなら、
心を落ち着けるために静かな場所を見つけます。

できない場合でも、機会を見つけ次第、その落ち着かない場から立ち去ることを誓います。

これが“気づき”の実用的な価値です。

自分の人生の第一の目的は、
ほんとうの自己とともに歩むことにあることを再確認します。

そうすることで、
ありのままのものを受け入れられるようになるのです。』 」


過去に囚われる事、

未来を思い煩う事、

現状を分析・評価してレッテル貼りをする事(思い込み・決めつけ)が、

苦悩・煩悶の原因です。

もし私たちが今この瞬間にだけ意識を集中することができれば、

すべての障害は消滅します。

これについてチョプラ博士は、著書 

『富と成功をもたらす7つの法則』 (渡邊愛子=訳 角川文庫) 

の中でこう述べています。 (97頁~98頁)

「 もしあなたが、生命の中心の 『今この瞬間の意識』 にあるなら、想像上の障害は――知覚している障害の90パーセント以上は想像上のものなのですが――崩壊し消滅します。

意図を一点集中させることによって、残りの五パーセントから10パーセントの障害は、好機に変えることができるでしょう。

一点集中した意図とは、その目的が固定されていて曲がらないような注意のことです。

意図を一点集中させるということは、

あなたの注意を揺るぎない目的に固定させ、

その集中させた注意をすり減らしたりそらされたりしないよう、

どんな障害に遭遇しても断固として拒絶し続けることを意味しています。

それは、あなたの意識からすべての障害が完全に除外された状態です。

あなたは熱い情熱をもって目標に専心しながらも、

ゆらぐことのない穏やかさを保つことができます。

これが執着のない意識と、一点集中した意図を同時にもつことによるパワーです。」



『今、ここ』 に意識を集中することが幸せになる鍵です。

幸せは過去や未来にはありません。
あるのは今だけです。

過去や未来は幻想です。

今がすべてです。

今だけが実在です。

今に意識を集中しましょう。

しかしながら、

今に意識を集中することは簡単ではありません。

『言うは易く行うは難し』です。

だからこそ、

修行と言えます。

生涯を通しての修行です。

お互い精進しましょう。

(結論)
『過去に囚われず、未来を思い煩わず、今に意識を集中しよう!』



『本当の幸せをつかむ7つの鍵』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク出版)


『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)




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高原茂
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