ブレスト:台風19号被災のパブリックリレーションズ
台風19号水害被災地域の情報サポートを、情報発信の専門家がやったらこうなった、ハナシ。note本来の使い方:ブレストなんで、途中で文章切れてたりします。とくに読者に訴えるとかの文章加工してませんので、あしからず。
経緯
住民ベースでSNSでコミュニティができたものの、全体情報を俯瞰せずに局地的な情報がタイムライン化されていく。しかし、ひとつひとつは非常に価値のある現場情報。消えていってしまう状況を改善したいと思うように。
PRの専門家が現場にいない
情報のとりまとめに長けているパブリックリレーションズの専門家が現場に皆無であることがわかってくる。タイムラインに有効情報が消えてしまうことに気付く人もパラパラと出てきているが、解決策がなくリライトやリポストがランダムに起こっている状況。
全体から地区別・テーマ別に掘り下げ、アーカイブ化する
情報のまとめ方は、上流を抑えて細分化していくのと、時系列でアーカイブ化していくことだ。この視点で現場のメディアチョイスは、局地的のものしか使っていないことに気づく。
ツイッター
町役場のホームページがキーマンになってくれた。
ホームページは、アーカイブ化に対応できる唯一のチャンネルだが、とりまとめたものを表示するのがめんどくさい。メールマガジンも運用してくれているので、タイムリーな公共放送と言う意味ではピカイチだが、
意外と無視される被災者の通信事情
有効なものでもPDFで発信されるのって、見るのがすごくめんどくさい。スマホでダウンロードして格納されたフォルダをわざわざ探して見ろ、と?
しかし、けっこうこういうフォーマット化された残念なものが多数なのに気づく。
中間ポイントとしてのブログ構築。ハブとしての独自HP
実はこれを、既存のNPOで担ってくれるところを探したが、だいたいが特定の被災地で立ち上がったものなので、その地域に復興の目処が立つと解散してしまっていた。ノウハウはどこに行った?復興知見の私物化という問題にも出くわした。
ええい、つくってしまえ
2日で大体のコンセプトを決め、ドメイン買って既存のサーバーにワードプレスをインストール。フレームはpr401で使っていたものを流用して骨格形成を1日でやってみた。それぞれのテーマにおける情報の露出精査に1日半かかった。やっぱり内装工事は時間がかかる。
SNSの上位だが、私は管理人ではない
ため、外から勝手に大量のリンク集を張ったりする感じ。今はひとまずネタをオフラインでまとめなおしている。ブログ機能を有したうちのページが被災情報の幹となり、行政、有志、NPO、避難所それぞれの情報をつなぐ役割を担うことになる。
ここでのノウハウ化?っていうか、そういう人たちだから
パブリックリレーションズの基本的概念の理解と、実務、とくに現地報道とメディアリレーションズ、クリッピングの日常作業を経験していれば、誰でもフォーメーション可能。広報室に勤める人なら、基本的概念の再教育と、戦地での活動になれさえすれば、現場での機動力は新聞記者の次に高いはず。いままでの被災地ネットワークは別の分野の人たちの集まりだが、現地に入り、徹底的に情報流通をまとめる役目、という組織はなかったはず。米軍のSEALSのように、情報をまとめる地域部隊を、日本の企業の広報室メンバーで連携し投入するしくみを作りたい、とひそかに思うが、まずは勝手レベルでリンクや資料をまとめていく。
まずはわたしひとりから。