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実物に触れる旅/わたくしどもは。
7月22日(月)
海でサウナに入り外気よくしてたら爆睡し、腕の日焼けがひどいことになってます。これは火傷です。
どうも、神門です。
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7月12日から16日まで、新潟・佐渡に行ってきました。
去年2023年に友人と訪れたのが初めてだったのですが、文化・気候・サウナwなど、あらゆる部分を気に入り、2年連続行くことになりました。
今年は、どうしてもいきたい場所がたくさんありました。
「わたくしどもは。」という映画を観たためです。
◯ わたくしどもは。
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STORY
「生まれ変わったら、今度こそ、一緒になろうね」
名前も、過去も覚えていない女(小松菜奈)の目が覚める。舞台は佐渡島。鉱山で清掃の仕事をするキイ(大竹しのぶ)は施設内で倒れている彼女を発見し、家へ連れて帰る。女は、キイと暮らす少女たちにミドリと名付けられる。キイは館⻑(田中泯)の許可を貰い、ミドリも清掃の職を得る。
ミドリは猫の気配に導かれ、構内で暮らす男、アオ(松田龍平)と出会う。彼もまた、過去の記憶がないという。言葉を重ねるうちに、ふたりは何かに導かれるように、寺の山門で待ち合わせては時を過ごすようになる。
そんなある日、アオとの親密さを漂わせるムラサキ(石橋静河)と遭遇し、ミドリは心乱される。
現世と来世の狭間、四九日の彷徨える魂たちの物語なのですが、この物語の世界観と音楽が、佐渡の環境が絶妙にマッチしていて、かなりお気に入りの作品です。
この四九日の間に、「自分という存在」について、自問自答していくお話です。
なので、今回の旅は聖地巡礼の意味合いがかなり強かったです。
場所だけではなく、映画内で「能」も重要な意味合いを持っていたので、それを見るのもかなり楽しみでした。
なので、聖地を紹介していこうと思います。
清水寺(せいすいじ)
魂になるところ。
劇中の最初でアオとミドリが飛び降りるのですが、これをきっかけに、魂として彷徨うことになります。
けっこー山奥にあるのですが、両津港という佐渡玄関口から車で20分程度なので、割と行きやすいです。
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相川拘置支所
魂が最初に行き着くところ。
映画では、この床に小松菜奈が寝てました。
元は拘置所だったため、それぞれが独房などになっています。
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佐渡金山
魂が働くところ。
なんと、人間は四九日の間も働くんですって。
労働からは逃れられない。
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佐渡の能
なんとしても、今年は観たかった能。
そもそも、佐渡に興味をもったきっかけが、NHKでたまたま観た佐渡特集で、能が紹介されていたからでした。これを観ていないと多分きていないです。
佐渡は歴史的な流刑地で、世阿弥や日蓮、皇族が流されてきたところです。
そういった流刑者の手によって、佐渡の文化は京にも劣らない文化だったと言われています。また、北前船の寄港地、金山があったことからも、経済的にも栄えていました。
現在にも続く文化に触れることで、佐渡の歴史をまざまざと感じることができました。
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◯ 感性と理性
こんな感じで、僕の旅は「実際に体験すること」にかなり重きを置いています。
今回の旅を通じて強く実感したのは、実際にその場に足を運び、自分の五感で体験することって、こんなに体に響いてくるのかということ。
ただ知識として知っているだけでは、そこに本当の理解や感動は生まれません。実際の場所に行き、目で見て、耳で聞き、手で触れ、時にはその土地の食べ物を味わうことで、初めてその場所や文化に対する深い理解が得られるのだということに、改めて気付かされました。
こうやって、実際に足を運び、身体全体を使って様々なことを感じることによって、自分の感性や感覚が磨かれていくんだろうなと強く感じたのです。
感性と理性、このバランスをうまいこと保ちながら、どちらも研ぎ澄ましていきたいなと思います。
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