It's been a while!
しばらく書いてなかったなあ。
怒涛の半年が経過してしまった。。。ということで、この半年にあったことを振り返ります。これもまたストレス発散の一環なので、少々お付き合いください。
4月~ 仕事スタート
私立中高一貫校での指導と、進学塾での指導がほぼ同時にスタート。
これまでの個別指導塾約4年の経験、私立高校約2年の経験もあり、だいぶスムーズにスタートが切れた。
まず学校の方は、とにかく大人しい生徒が多くて逆に大変だった。笑 コーラスリーディングや、一人ずつ当てて答えさせて・・・というのはおそらく間延びしてしまうとすぐに直感した。今年度に入って、だいぶ授業スタイルが変わったと思う。というか無理やり変えました。
それまではコロナウィルス防止措置対策として、ペアワークやグループワーク禁止とされていて。(今もそうなんだろうけど、たぶんみんな黙ってやってる)今年度はそのペアワークとグループワークをめちゃくちゃに取り入れてみた。その結果、テンポはだいぶよくなった。間違いを恐れない子どもは間違いなくいないだろうし、先生対生徒のやり取りよりも、生徒対生徒のやり取りの方が彼らも絶対好きだろうと。1文を和訳させるにも1人ではなく、数人で考えさせると、みんな真剣に考える。(英文は少し長め)
そんなわけで、様々な授業スタイルを試行錯誤しながら、ようやく自分の形が出来上がった。これが教員3年目。
一方塾の方は。こちらもスムーズだったかな。経験あったし。ただ最初の研修適当過ぎてめっちゃ焦った。だって授業1回見て、教室長の前で模擬授業して終わりだったもん。まあ現代はOJTが主流だし・・・(あってる?)無理やりそういうことで納得した。
この塾、今までと決定的に違うのは、偏差値層がかなり高いこと。個別塾時代は、正直上位層の生徒でも難関校合格と言えるレベルの生徒は少なかった。ただ今回は、難関校を目指す生徒が数多く在籍し、現状のレベルでもかつての生徒をかなりのレベルで上回っている。これから指導が楽しみだぜ、ぐふふ。(変人)って感じでした。
学校の定期試験の在り方について疑問
非常勤といえど、やはり定期試験作成は業務のうち。しかし、前期を通してある疑問が浮かぶ。
中間試験、各クラスの平均が85点前後(!?)になってしまった。教科書からそのまま出題され、2割出題される応用問題も、テキストからそのまま出題されることになったのだ。いくら何でも簡単すぎる・・・というか、これでは学習があまりにも機械的になってしまうのでは・・・?期末は平均点をもっと下げていいのではと個人的に思ったのだが、期末試験も同様の出題方式だった。
おそらく私立高校にはよくあるんだろうけど、高校3年の1学期、とにかく成績をとらせたいという方針になりがちだ。もちろんそれは大いにわかる。進学実績を上げないといけないし、生徒募集にも関わるから。学校が潰れたら元も子もない。でも教育的にそれってどうなのかなと思ってしまう。それで彼らに結局何が残るんだろうと。ただテキストを丸暗記して、高得点とって、好成績をとって・・・成績ってそういうもの?自分はまだ3年目だから分からないことがほとんどだろう。ただ疑問に思う。
「考える」って?
これは塾で教えてた時のこと。演習させて解説、の流れだったのだが、少し考えてすぐに「分かりません」と白紙で出してくる生徒がいた。
今の子は、本当の意味で「考える」ということをしなくなったように思える。いや、もちろん彼らの中では考えているのだと思う。ただそれは、自分の記憶の中にある知識を引っ張り出すのみでとどまっているのだ。もちろん知らなければ解けない問題も数多く存在するが、中には今まで身に着けた知識を組み合わせてフル活用すれば正解できる、あるいは限りなく近づくことができるものもある。そしてそれは、普段からそのように考える練習をしなければ、本番で到底そんなことはできず、結局塗り絵や考えず適当に埋めて終わり、といったことにつながる。
試行錯誤した上で、新たな知識を身に着けて、でもいいのではと思う。正解した問題も、確証をもって正解できたもの、そうでないものに仕分けすることが大事だね。
以上が夏休み前までに感じたこと。夏休み以降のことは別の記事で書きます。