終わりは突然に 序章
意識が少しずつはっきりしてきたことに気づいた。
始まりはそのこともぼんやりしていた。
気分は悪くはない。
機嫌が悪いわけでもないのだ。
しこたま呑んで潰れたはずなのに吐き気をもようすわけでもなく、漠然とした不安がこびりついたままオフィスのソファーで目醒めた。
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