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(4) 流されるどころか、溺れ兼ねない(2023.9改)


農耕用バギーの「獣害対策仕様」が、女子大生が編集した動画と共に発表された。

ブルーインパクト社はシンガポール企業に転じたが、コロナ渦なので かほく市の日本事務所から、シンガポールタイムで世界に向けてのライブ配信形式の発表会を行った。
子会社社長のゴードン、CIO副社長のサミアが英語で説明を始める。

子会社の会長職名にモリの名前を見出していた各国の記者は、ネット会見前の質問メールに、名ハンターの就任理由やシンガポール企業に転じた理由等を問うて事前に回答を得ていた。その甲斐もあって、質疑応答はほとんど新製品に集中する、効率的なものとなった。

モリも名ばかりとはいえ一応は会長なので、万が一に備えて横浜の自宅でスタンバっていた。ネットでの記者会見は主催者側には楽で良いと感じた。外出好きな記者は嫌がるかもしれないが、それは主催者側には全く関係ない。
なによりも最大のメリットは、会場を抑える必要がないので、参加者もサーバの能力次第だが、理論上 制限はない。国によっては時差もあったが、多数のメディアに参加いただいた。

モリがハンターとしてクローズアップされた背景には、獣害は今や世界的な問題になり、各国で対策を探し続けているからだろう。問題を解決したいが為に、斬新なアイディアや新しい情報に貪欲なのだろう。前回以上のメディアが集まったのが問題の根深さを証明している。

唯一例外となったのが、日本でのサービス提供方法の違いだ。この内容の討議と質問に時間がかかり過ぎた
日本の銃規制は厳格だ。故に規制の範囲も細部に渡る。本サービスの位置づけは「麻酔銃」となるため、日本では獣医の扱いに限定される。
それ故にクマやイノシシはハンターや警察が射殺してしまう。睡眠の手間を省いてしまうのだ。 獣医をその都度召集する手間を無駄と判断する。動物愛護の皆さんがお怒りになるのも分からないでもない。

その為、日本だけ、獣医と麻酔矢キットがパッケージとして提供される。獲物を捕獲する期間を捕獲対象の動物と頭数から決めて、実施した日数で料金を精算してゆく。
コロナ明けを9月と仮置きして、ASEANをはじめとする東南アジア、台湾、ロシアでサービスを開始する予定だが、そちらは獣医無しの通常のサービスとして提供する。

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ブルーインパクト社の新サービス、獣害対策の発表で同社の世界的な知名度が上がると、与党の県議会と党本部では、対応が別れてゆく。

ゴードン社長と同社顧問の金森氏が富山の製薬会社を訪問し、麻酔矢用の麻酔製造を要請して廻った。
また、北陸の獣医学部がある大学を金森が廻って、獣医の卵たちに向けてブルーインパクト社への就職を求めた。
日本全国だけでなく、獣医が必要ではない東南アジア諸国へも向かえると説いた。ASEANの富裕層向けの犬猫病院のチェーン店、「Blue-Lagoon(ブルーラグーン)」を展開しようと考えており、チェーン店の店長兼、獣害対策の専門家として、国内の獣医以上の年俸を用意していると説いて回った。

犬猫病院も、その都市の獣医が勤務する動物園も麻酔薬は大量に必要になるし、ドローンが放つ麻酔薬の量は増加が見込まれ、麻酔薬製造だけでも富山の製薬産業と北陸経済にはプラスとなるとして、与党の富山県連は金森氏支持を改めて打ち出し、5選を目指す現職を推す党本部と、見解と対応が別れた。

ブルーインパクト社の新製品発表とは別に、金森氏は勢力的に富山県内の企業を訪問している。
医師、精神科医の村山幸乃氏とブルーインパクト社副社長のサミア・サムスナー氏をオブザーバーに据えて、就任後のコロナ対策と県内の医療体制強化、医療用ITの改善を掲げて県内の医学部、薬学部のある国大と大学、医大と製薬会社を廻りだした。

製薬会社と大学にはブルーインパクト社が所有する/BM製スパコン・ブルージ・ンを部分提供し、各種ワクチン開発、製薬開発に24時間365日対応する。
また、同社開発の製薬会社用クラウドを利用して、ITコストを下げて、製薬開発に投資資源を集中しようと説いた。

製薬会社が集中する富山県に対する県の支援が、限られた資金援助ばかりで抽象的なのに対して、金森陣営は内容がとにかく具体的だった。
会社や大学に何が足りなくて、何を増やせばいいのか、世界の製薬業界のITトレンドも合わせて紹介しながら、どういったステップでITを強化してゆくかを説明して廻った。

モリに言わせれば、IT業界の有償のコンサルテーションを無償で提供しているので、相手が喜ぶのは当然だった。
そこにスパコンの利用や専門クラウドを提供するのだから、日本のITベンダーやデジタル庁の三流エンジニアが敵うはずがない。
説明、提案、構築、納入するのはサミア達スーパーエンジニアであり、オマケに幸乃医師が医療的なチェックとアドバイスを行うのだから、失敗するはずが無い。

マイナンバーなんかと、一緒にしないで欲しいと心から思う。発想自体が存続と継続ありきで最悪、最低だ。大失敗で終わるだろう。

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公示前にも関わらず、ビジネス先行で次々と手を繰り出す金森陣営に、現職知事は手の出しようがない。政策論争は公示前だから出来ないのだが、それを逆手にコンサル提案で仕掛けて来た金森陣営の作戦通りとなった。与党の苦手な、ポカ続出のIT.デジタルの分野で、新人候補が真っ向から勝負に挑むのは、黒船襲来か遊星爆弾並みのインパクトとなった様だ。   
しかし、内容とアプローチ的には一企業の通常のビジネスであり、本来ならば県として支援すべき内容である。与党の好き嫌いで他人の足を引っ張る事もできないし、中身を知りもしないので、批判も出来ないのが現職の辛いところだった。

それ故に若い県議たちは古参の県議や市議を諭して、金森支援をブチ上げる。具体的、且つ的を得ているものばかりなので。
それはそうだろう、コンサルを担っているメンバーは世界最強のエンジニア達なのだから。

現職陣営は党本部に選挙支援の増額を再三再度要請、その目的が富山県連の分断阻止、現職支援への一本化、要は県会議員、市議へのバラマキの要求だった。
広島の参院選でカネのバラマキを公然とやったのだから、保守地盤の北陸、しかも富山でも実施して足並みを崩すようなことはあってはならないと直訴が毎日のように続いていた。
しかし、6月になって広島参院選挙の議員逮捕のXデーは近づいていた。党本部としては「禁じ手」として封印せざるを得ない。

また、与党は選挙予測分析だけは長けている。担ってるのは党ではなく、業者なのだが。
結果、公示前の獲得票数や勝率パーセンテージで現職不利、金森氏優勢の予測結果が既に出ていた

「4期の県政で実績も内容も乏しい。その上で5期を狙うのはマイナスでしかない」党本部は現職を諦め、新人擁立に向けて候補者選定に走る。

同時に金森氏と家族のブラック情報捜索を引き続き探る。ターゲットは金森氏と息子の周辺の女性達だった。公安はこれ以上は無理だと言っていたが保守県の富山を失う訳にはいかない。与党は認めなかった。

そんなときに与党に不利なニュースが飛び込んでくる。「中国IT企業のバイデぅ社がブルーインパクト社の親会社プルシアンブルー社に買収の申し入れ、敵対買収も辞さない姿勢」というニュースが飛び込んでくる。

バイデぅ社は中国検索エンジンの大手で、自動運転車両の開発も行っている。ブルーインパクト社の無人バギーで使われているAIが必要なのではないか?と解説されていた。 

「日本政府として黙認していて良いのか?今こそホワイトナイトを目指すタイミングではないか?」といった論調がメディアでも目立つようになる。
しかし、コロナ後手後手の今の政権にそんな余力も発想も無い。起業規模は限られ、日本の成長産業への投資は、失敗が確実視されている半導体事業しかない。デジタル庁を作っても、一つも実績を出さずに解体するだけだろう。
ホワイトナイトで支援する資金を持つ日本企業も見当たらなかった。

メディア各社は富山大学で公演中の、県知事選立候補予定の金森鮎氏にインタビューを行なう。
金森が顧問を努めていた、中国企業によるブルーインパクト社の買収事案に関して問うた。

「親会社のプルシアンブルー社が中国企業と協議中ですので内容は分かりかねますが、CEOの林さんは至って元気でしたね。任せとけって言ってましたよ」と金森は発言した。
すると、プルシアンブルー社CEOの林泰山がSNSのSwitterで「コロナ明けに中国を訪問し、サービス販売の独占契約をバイデぅ社と交渉することになった」と書き込んだ。
また、林氏はブルーインパクト社に増資を行ない。日本円で資本金20億から35億となり、10%の所有株式をブルーインパクト社の全社員に割り振った。これは株式上場に向けた動きだろうと話題となる。

CEOの林泰山はダミー名義で、プルシアンブルー社自体もダミー企業で、同社役員にブルーインパクト社 会長兼務として名を連ねているモリの、私企業でしかなかった。

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翔子からママ友たちにメールが届く。

モリのカレーやクイックメニューの数々を社員食堂で出したら、大人気となり常設メニューとなった。モリにより一味捻られたガパオやチキントマトも好評で、冷凍食品にしようと開発部門から声が掛かった。モリも快く賛同して、翔子は商品開発部門に晴れて戻ることになったという。
小学生時代の玲子が鍵っ子で、一人で家に居るのが耐えられなかったのか、精神的に不安定となり病みがちな状況となり、翔子は移動を申し出て社員食堂に移って今に至っていた。

「想い人が出来るとね、女は強くなるのよ。私は彼の子を産みたいと思った。娘の旦那なのに」
鮎がシミジミ言うと、杜家の真実を知った里子と幸乃が鮎をマジマジと見つめる。それを見て蛍が微笑んでいる。

娘たちの反応も2つに別れた。
母親がモリと関係を持つのは杜家の総意と分かってはいても、浮かれている母のメールから、玲子は後悔に近いものを感じていた。杏とサチに至っては、次はうちの母の番だと浮かれているのだが、先生と母が抱き合っている姿を考えただけで、嫉妬と安堵感が複雑に絡みあう感情を抱いて混乱する。そもそも本妻と鮎先生の胸中は、本音はどうなのだろうと考える。

杏とサチに説明した所でまだ分からないだろうな、と察した玲子は、その時が来たら語り合おうと決めた。玲子の母が一線を越えたので、もう戻ることはできない。
秋に杏が20歳になると、玲子と杏がモリ夫妻の養女となり、翔子と里子は杜家の戸籍上、「実親」として記載される。樹里、幸、彩乃も二十歳になり次第養女となる。そんな計画だった。

ーーー

一方、養女計画の情報と3名の未亡人の家族受け入れを2人の妻からを全く知らされていなかったモリは、未だに青天の霹靂状態にあった。息子たちも娘も5人が養女になるのを歓迎していた。
サチが彩乃に「新しいパパだと思いなさい」といっていたのは実は事実だったのだ。故に彩乃は添い寝をせがみ、休日ゆっくり入浴していると、嬉しそうに湯船に入ってくる。オレはこの子の父親なのだ。彩乃ちゃんなりに、娘になろうと必死なのだ、と思うと涙腺が緩む。 

その養女計画に一抹の不安を抱いていた。母親3人の未来像は正直、今も思い浮かばない。そもそも、3人の個人情報を殆ど把握できていない。

そんな状況なのに浴衣姿の翔子が寝室に入ってきて「あなたに妻だと思っていただけるように、誠心誠意尽くします。頑張ります!」と三指ついて頭を下げられて、睡眠しかけていた頭が混乱し、動揺する。
「翔子さん、これはドッキリもの?それとも罰ゲームですか?」と口にしてしまう。彼女なりの一大イベントだったのに。

樹里の家での出来事で、「駄目だこりゃ」と察した樹里がドカドカ部屋に入ってきて、
「とにかく2人で横になって休んで下さい。ねぇ目を覚ましてよ先生、叔母様に恥をかかせたいの?」
と、スケスケのネグリジェ姿での仁王立ちから、目の前で垂乳根状態の体勢になり、挑戦的な態度を取る小娘に煽られる。垂乳根の揺れで我に帰り、酔いに身を委ね、その夜は我を忘れた。

まだ妻の予備軍が2人も居るという現実と、4人の娘たちとの関係を母親たちに悟られながらも、不問とされたのもモリには衝撃だった。事態は勢いで動き出してしまっていた。
後追いではあるが、無い頭で考える。彼女たちを側室や妾といった過去の慣習で当てはめたくはなかった。戸籍上は家族となるのだから。ならば、どうしよう?と。

大森の家に翔子の部屋を用意する。勤務先の川崎市内の工場に近く、残業になっても車で通勤すれば、然程時間は掛からない。
定時退勤日の水曜日と週末は京急線大師線で会社から横浜の家に帰って来て、皆で過ごすようにする。余談だが、後に週に一度ほど、教員研修と称して夕飯をパスして、大森経由で時間を過ごして、深夜に横浜に帰ってくるようになる。

樹里とモリの家事の負担が増えると、あゆみと彩乃が2人をカバーするようになる。すると、息子達も積極的に協力するようになる。部活動がまだコロナで始まっていないのも幸いした。
若干悪ノリして、平日早朝にモリが樹里の部屋に忍ぶようになる。お目付け役の翔子が居ないので、羽を伸ばせる環境を樹里は歓迎していた。

金曜の夜食を子供達に託すと、軽自動車で横羽線に乗って大森の家に向かう。都内に出ていた樹里と合流し、翔子と3人で夕食を取り、杜は2人の部屋を行き来する。土曜の午前中に横浜の家に時間差で3人が戻ると、何気ない顔をしてあくびしながら、遅い朝食を子どもたちに提供する。そんなシフト変更後の最初の土曜だった。
あゆみと彩乃、そして末弟の圭吾の中学生3人をワゴン車に乗せて大森の家に向かう。4人で庭の梅の実を収穫し、梅酢づくりを行うのが親の目的だった。

梅を300個ほど収穫して瓶詰めを終えると、モリと圭吾は桃の実を100個ほど間引いて、脚立の下に居るあゆみと彩乃の広げた布に、間引いた青い桃の実をそっと投げ込んでゆく。   
梅酢作りほどの量ではないが洗浄してヘタを取り、乾いた布で拭き取って、瓶詰めではなく洋服収納用の密閉型プラ容器に入れて砂糖をまぶす。これで青い色のまま10日ほど劣化しないので、芋の代わりの食材として使う。横浜の家では木曜夕方に総力戦で収穫し、ほぼ同じ数量の瓶詰めと桃の実を手に入れていた。

瓶詰めにした梅は大森に残し、翔子に日々状態を監視してもらう。
作業を終えると子供達の目的を果たしにゆく。

大森の家に来ると娘と息子が食べたがるのが、焼き肉とステーキだ。遅い昼食はステーキ屋さんに、夜は翔子と樹里が3人の息子たちを車に乗せてやってきて、全員で焼き肉屋さんで豪遊する。

彩乃も歓迎だったようで昼からの肉づくしに喜んでいた。寝る部屋を男女で割り振り、日中干していた布団を配布すると、大人3人は飲みに出掛けると称して場末のホテルにしけ込んだ。まるで学生の頃の猿状態のようだが、メス猿状態の学生が一人いるので開き直る。

「これって、鮎先生と蛍叔母様との定番コースなんでしょ?」と、ご婦人との(P-3)初体験の樹里に言われ、返事の代わりに腰の高速運動でお応えする。
樹里の方が蛍の時より少々若いが、翔子と鮎は同い年なので経験済の組合せと言える。しかし、2人の反応は妻たちとは全く異なるので、過去の経験則は殆ど通用しない。トライアンドエラーを重ねながらスタイルを確立してゆく。

唯一共通するといえば己のスタンス、自分の心構えではないだろうか、と思い至った。
20年間余計なトラブルが起きなかったのは、差別せず平等に2人に対峙したからだと信じている。翔子も樹里同様に丁重に応対してゆく。
しかし、男は冷静であっても、女性は常に情熱的なので、この手の複数プレイは家では相応しくない。母娘間であっても女性同士の駆け引きや牽制は伴うからだ。
翔子は樹里に挑むかのように、今まで無かった位に乱れ、樹里は若さを全面に出して、翔子に負けじと牽制する。これは、あの2人と全く同じだと納得していた。

大森の家に全員で滞在していると知ると、その該当者2名はどうでも良いメールを送ってくる。
公示前の土曜は、駅前や商業施設前で演説をしていたようだ。演説者の周囲でビラを撒いている大学生3人よりも、ママ友3人組のビラのほうが多く残る現実を嘆いている。
人は正直だ。ビラの中身はともかくとして、若い子の差し出すビラを受け取ってしまう。 

しかし白いシーツの海では恒久的な平和を維持する為に、平等であり続けねばならない。 
まだ体力の続かない若人と、実は経験が絶対的に不足していた四十過ぎの女子を、平等に対等にトレーニングしてゆく。纏めてお相手を勤めれば、お互いが学習しているシーンを間近で見学し合うので、後半戦では徐々に学習効果が出てくる。

「千手観音さまだったんですね、やっぱり」
翔子が天井を眺めながら呟く。観音様って、女性じゃないですか?と言おうとしたら、翔子の顔の汗を拭いていた樹里が先行した。

「先生は金剛力士像だと思う。50過ぎでこの体は驚異ですよ。着痩せして見えるのに。それにね叔母様、4人纏めてでも体力的に何の問題もないんです。コレと口と両手で。だから運慶作、金剛力士像」と言いながら跨ろうとする。樹里の余計な発言で驚いている翔子と目が合う。

「実はこんな奴なんです。申し訳ありません」と詫びてから、目前の樹里に集中する。  

暫しの間、翔子を忘れて樹里に向き合う。礼儀であり儀式と考えているが故の行動だ。彼女が望む形なら、己は与えられた状況でベストを尽くすのみ。無心になって一振り毎に変化と強弱を付けながら腰を突き上げる。
樹里の反応が自分の予想を超えたものであれば、樹里と自身の儀式の、次の糧となる。

不義理の関係を続けてきた、自分なりの考えだった。「不義理の中でも常に誠実であれ」他所様から見れば方便でしかなくとも、真剣に対処する。相手が複数であっても、自分を選んで頂いた以上、一人一人に誠心誠意応えてゆく。
次は翔子の望みと願いに応え、樹里、翔子と愚直に何度も何度でも作業を繰り返してゆく。この修行に、終わりなどないのだ・・

日曜は朝がえり。二日酔いと言って3人で客間で眠って午前中を潰すと、息子たちの好きなラーメン屋さんで昼食を取って、スーパーへ。夕飯は野菜と魚主体で軽めにして、大森に翔子を残して横羽線で帰った。

第一週から少々飛ばし過ぎたようだ・・。

(つづく)


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