哲学がビジネスに役に立ったと感じる経験はありますか?
突然ですが、哲学や思想はお好きですか?
私はけっこう好きです。
そんな私の著書に共感してくださった読者の方から、マシュマロ経由で鋭い質問をいただきました。
「哲学がビジネスに役に立った、と感じる経験はありますか?」
哲学がお好きな方、どうお考えになりますか?
反対に「役に立たないよ」という考えの方もいらっしゃれば、ぜひマシュマロで教えてくださいませ。
まとめはこちらです。
いただいた鋭い質問:哲学は商売の役に立ちますか?
いただいているご質問はこちらです。
どう思われましたか?
「そうだよね、哲学なんて現実のビジネスには関係ないよね」と
思った方もいらっしゃるかもしれません。
これは鋭い・・・!
確かに「年収上げたい」と思いながら哲学本を読んだことはないですし。
好きな哲学が一致するとどうなるか
とはいえ、佐野は「哲学が商売に役に立ったなぁ」と思うことはたくさんあります。
「商売に役立つ」の意味も様々ですが、その意味を商売が「はじまる」で考えてみましょう。
こう思ったことはありませんか?
「気が合う人たちと仕事がしたい」と。
でも、「気が合う」って具体的にはどういうことか。
ここで哲学が役立ちます。
例えば、私はヴィクトール・フランクルやエーリッヒ・フロムが好きです。
「え、私も好きです」という方とは、高い確率で気が合います。
なぜでしょうか?
言葉が近いのです。
使っている言葉も近いし、どんな定義でそれを使っているかも近い。
その言葉を使う背景や大切にしている価値観も想像ができる。
これ以上に「気が合う」を説明することはできないのでは・・・!というくらい、佐野にとっては「気が合う」を実感できます。
例えばこんな感じで、哲学が人間関係をつくるときの橋渡しをしてくれるのです。
哲学とその他のもので、違う点がある
「それなら趣味が一致でもいいのでは?哲学じゃなくてもいいのでは?」と思った方。
鋭い・・・確かにその側面はあります。
でも、哲学はそのひとの内面を正確に映し出してくれます。
私が「私の思考の特徴は〜」と1万文字書いて伝える以上に、
「ヴィクトール・フランクルのロゴセラピーに影響を受けています」と伝えるだけで伝わるひとがいます。
哲学は「隠れシグナル」になるんですよね。
「ふたりの間にだけ通う言葉」です。
合言葉のようなものですね。
横道にそれますが、佐野にとっては音楽も隠れシグナルになります。
同じミュージシャンを近しい好きになり方や尊敬の仕方をされていたら・・・!
「生き別れの兄弟よ」と感動します。(生き別れの兄弟はいません)
「自分で言葉で伝えること以上に、雄弁に伝わるものがある」はずです。
そのひとつとして、哲学はかなり人柄を伝え、結びつきになるのではと思います。
メッセージ
ちょっとずるい考え方になっちゃうかもですが、あまり哲学と商売をわけなくてもいいんじゃないかなと思います。
商売は利益を追いかける思考、哲学は意味を問いかける思考だとします。
利益を追求するときに「意味」を考えるでしょうし、意味を追求することが「利益」につながることがあるはずです。
こう考えると、商売の中に哲学が含まれているとも哲学の中に商売が含まれているとも考えられそうです。
お返事になっているでしょうか?
哲学って、目の前の現実を変えてくれる力があります。
お悩みを聞かせていただきましたら、このnoteでお答えさせていただきます。
(もちろん、個人が特定される情報は伏せます)
(数が増えているのでランダムになります)
「自分と似たひとの相談あるかな」と思ったら、こちらのバックナンバーをご覧ください。
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拙著の感想も心待ちにしています。
いつも届けてくださり誠にありがとうございます。
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