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シングルマザーのクッキー屋の話【仕事とわたしのこと⑧】
やることが決まって、規模も決めて、必要な面積もわかった。
売上げから妥当な家賃も決まっているけれど、自宅の近くでは高いしどうしようかなと思って近所の不動産屋さんに相談に行ったら、賃貸には出していないのだけれどちょっと見せたい物件があると言ってくれた。
自宅兼店舗の建物で、2階が住居で1階の店舗部分でトンカツ屋さんを営んでいたが、旦那さんが亡くなってからお店を閉め、その後は倉庫として貸したりしてい
シングルマザーのクッキー屋の話【仕事とわたしのこと④】
23歳で結婚、出産。その後1年で別居、離婚をした。
産後8ヶ月で仕事に復帰したのだけれど、当時わたしの周りに子育てと仕事の両立の見本がなくて、シングルマザーの見本はもっとなくて、それでもとにかく働いて生活費を稼ぐ以外の選択肢はなかった。
見本はなかったけれど、同時に子育てと仕事の両立ってこんなに大変!という情報も今のように溢れていなかった。なんせまだiPhoneのない時代だったから。
わか
シングルマザーのクッキー屋の話【仕事とわたしのこと③】
胃潰瘍と胆石の治療を終え、元気になってきたけど働くのが怖いなと思っていたとき、友人が働く某チョコレートショップからとにかく誰でもいいから手伝ってほしいというお呼びがかかり、リハビリだと思ってお手伝いに行った。
そのお店は開店一年目のバレンタインの時期で、とにかくグチャグチャで混乱しているところにポンと飛び込んだ。
そのときにわたしがしたことは、都内のデパートのバレンタイン会場で出店中だった各店の不
タイムマシンでひねくれた正直さをとりもどした話。
そういえば、小学校に入ったくらいから毎日日記をつけていた。「きょうは、スイミングスクールに行きました。たのしかったです。」などというなんでもない日記で、誰かが読むわけでもないので、思ったとおりに「なにもなくてつまらない日だった」とか「◯◯ちゃんはなんであんなにいじわるなんだろう」などと書いていた。
小学校5年生で転校したとき、あたらしい学校で担任が国語の先生だったので、日記を書いて先生に提出して
人生はヒマつぶし(仕事とお金と時間をわけて考えようという話)
わたし自身がいま、仕事について猛烈に考えているからか、とにかく仕事に悩む話やつらい話が目に入ってくる。
わたしが仕事について考えているというのは「悩み」ではなくて「考えて決める」という作業であって、「つらいからどうしよう」ではなくて「どうやったらおもしろいかな」なのだけど、どうしても「仕事はつらいもの」「つらいからお金をもらえる」と、ガマンしているひとがとても多い。
わたしはこどものころから「