「頑張れない」という地獄
人生25年
一度も頑張ってこなかった
もちろん頑張るっていうのは相対的なもので、
「可処分時間の何割以上をある一定の不可を伴う行為に費やす」という定義はできるだろうが
それが何割かは人によって、環境によって、社会によって異なるだろう
わたしはいずれは、「頑張る」「努力」「成長」「成功」という考えを捨てたい
という前提のもと話を戻せば、私の考える「頑張る」というのは、「世間や周りの人が先ほどの定義でどれくらいの割合を頑張ると考えるか」を勝手に想像したその基準から導いたものです
なので、本来頑張るに基準も正しさもありません
しかし、そんなこといってばかりではいられない、かもしれないので
一旦内省のフェーズに入りましょう
幼少期から、特に何かを頑張った記憶がない、強いて言えば保育園時代から週一回水泳教室、あるいは小学校中学年から週数回の塾にそこまで休まずに「とりあえず通っていたこと」くらいだろうか
水泳教室は別にその場でみんなと同じことをするだけなので、頑張るもなかったし、同じレベルのコースと時計をちらちら見ながら何となく泳いでいた
問題は、塾の宿題である
「宿題」がわたしの人生を狂わせました
塾に通う前も、夏休みとかの宿題を最終日までに終わらせていた記憶はない
そんな人間が受験用の塾に通うと、どうなるか、もちろん毎週宿題はほとんど終わっていなかった
宿題はある程度カスタマイズできるようになっていて、やらなきゃいけない間違い直しとか、最後の難しい問題とかを飛ばして、まあ5割5部くらいは何とかという形で提出し、毎週B⁻(ビーマイナス)とかCとかの評価をつけられていた
なんとか偶然受かった進学校でも、ほとんど宿題や試験勉強をせずに過ごした
この時点までは自分は宿題をやらない人間で、まだできない人間ではなかったかもしれない、
おそらく宿題をやらないことを続けていくなかで報酬系が狂っていったのでしょう
中学も高校も数学の課題がとにかく多い学校で、全ての課題の7割は数学だった、自分は大体ふつう自分の可処分時間内でコツコツやるべき求められること(課題や宿題)の4割くらいしかできないので、数学以外の全体の3割はなんとかこなせましたが、数学の課題はほとんど提出できた記憶がない
進学校だったので、年に一度の実力テストでは全員230人くらいの学年で200位くらいの順位だった
そんなまわりの環境にひきあげられてもらったので、第一志望は落ちたが大学には受かった
明確に淡々とやるべき課題の無い大学前半は自分に合っていた。自分の時間でなにか課題的なものをコツコツやるのが苦手なタイプなだけで、授業を受けるのは好きだったし、ほかの大学の同級生が授業に興味がなさ過ぎて、授業を集中していればその時間内で吸収したことを書けばいい大学のレポートや第2外国語のテストとかは自分に合っていた
ただ、卒業論文というもので、「宿題」をやる苦しみが再来した
学部の卒業論文や長いレポート、と中高の数学などの宿題は、もちろん違うものだが、とにかく一人で自分の可処分時間(自由時間)を費やして淡々と何かをやらなきゃいけないことは同じである
また、卒論や長いレポートは自分の集めたもの(読んだ論文や本の内容、何かしらの資料、インタビューなどのデータ)を自分で整った文章の形に書き直すのでなおさらつらい
ただその分自由度はあるはずで「自分の作品を作る」ような作業が好きな人は「これは宿題より自分の好きにできるから楽しい!」と感じて黙々とできるのだろう
ただ論文は「自分の作品を作る」といってもnoteとは違う、1文字書くために根拠がいるのだ、引用して、正しいやり方の実験や調査の内容を詳細に事実として書いていく、本を読むのも、何か調査をするのも好きだったが、それを「卒論という目標のために書く」のが何よりも嫌いだった
35000字ちょいくらいのものを書いてたみたいだけど、今振り返ってみてもなぜそれができたのかわからない
そんな人間が今わけあって人生で2つ目の「卒論」的なものを書かなきゃいけない状態にいる。苦しすぎる。
また、先ほど書いたように、物心ついた時から「課題」的なものを頑張ることをしてこなかったので、報酬系がバグり、
「この辛い時期を乗り越えれば解放されていい時間が待っている!」という考えもできなくなってしまっています
今後「仕事」という環境に身を置けば、これは徐々に改善するのではと一縷の望みを託していますが、世間一般には「まず自分で細かい努力と成功の循環を作ってその悪習慣を直せよ」とお説教されてしまうのでしょう
いや、できないものはできないよ
これが私の地獄です
だが私の天国の部分では、そんな努力を押し付ける世間や普通を圧倒することができます、大丈夫大丈夫
普通なんてないよ
※ストレス解消のための自分語りです、ダサいですが、書くという作業は報酬系のバグった私にも何らかの達成感を与えてくれます。2000字に達したので終わります。2000字以上の文字を書くのはとても苦しいです。
今回書いたやつから一歩踏み込んだ自分のツイートがありました