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「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んで感じたこと

こんにちは!矢上です。


最近はビジネス書だけでなく小説も読むようになりました。
この前のプライムデーで初めてkindleを買い、移動時間もお風呂でもサクサク本を読めるのでおススメです。


最近友人に薦めてもらって読んだ本が「アヒルと鴨のコインロッカー」です。

伊坂幸太郎の5本目の長編。2003年11月、東京創元社の叢書ミステリ・フロンティアの第1回配本作品として刊行。2006年12月、創元推理文庫に収録された。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。

椎名という大学生の現在の物語と琴美という女性の2年前の物語が同時に描かれる、カットバック形式の小説。

椎名は引っ越し先のアパートの隣人・河崎に「本屋で広辞苑を盗まないか」と誘われる。断りきれなかった椎名は本屋から広辞苑を奪う手伝いをさせられてしまう。その計画の後、河崎やペットショップの店長をしている麗子から2年前の話を聞かされることになる。

2年前の物語は琴美、その恋人であるキンレィ・ドルジ(ブータン人)、河崎、麗子を中心に展開する。世間で多発しているペット惨殺事件の犯人たちに出会ったことにより、琴美が目を付けられてしまう。琴美は何度も襲われるが、ドルジや河崎に助けられ、逆に犯人たちを捕まえようとする。

2年前の事件と現在の本屋襲撃が次第につながっていく。
引用:Wikipedia

この作品は2007年に映画化もされている、伊坂幸太郎のミステリー小説です。

ラストで様々な伏線回収がされるいわゆる「どんでん返し」がある物語です。
こういう物語はもう一度読み返して、キャラクター達が話していた意図をもう一回汲み取りながら読むのが面白いです。


この作品を見て思ったのが、現実世界でも発言の裏側には必ず「意図」が含まれているということです。

仕事を依頼する時、何気ない会話中、商談の最中、、
いろんなシーンでいろんな人と会話をする機会があると思います。その時に、目の前の人がどんな意図をもってその発言をしているのかを察することができれば、不用意な発言を抑え、相手が求めていることを提供できやすくなります。


例えば、女性に「ご飯にいこうよ」と誘われたとします。
その女性の意図が「彼氏候補」として誘ってるのだとすれば、騒がしい大衆居酒屋を選んだら雰囲気が台無しです。
逆に「友達として」ざっくばらんに話したい時に、おしゃれな高めなバーを選んでも、なんか雰囲気が違います。
(逆にそういう雰囲気にならないように外すという高度な技があると聞いたことはあります、、)

つまりは一つの発言から意図を汲み取り、最適な提案をすることで、相手を喜ばせることができるのではないでしょうか。

意図を汲み取れる人は仕事しやすいですし、僕もそういう人でありたいなと思います。


小説からだいぶ話がそれてしまいました。
「アヒルと鴨のコインロッカー」
この題名にも隠されている秘密があります。

ぜひ読んでない人は読んでみてはいかがでしょうか。

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