2024京都日本画家協会第10期展へ行って来ました。
「京都日本画家協会」は、1941年に設立された京都画壇の総合的な団体です。現在も京都を中心に活躍する日本画家約540名の作家で構成されています。本展は 所属作家全員の作品を紹介する活動の一環で、2024年~2026年の三年間で一巡する展覧会の四巡目となります。本記事では 130点余りの展示作品を掲載しました。🫶🙂
2024 京都日本画家協会 第10期展/基本情報
会期
2024年7月3日(水) ~ 2024年7月7日(日)
時間
10:00~18:00(最終入場は17:00まで)
会場
京都文化博物館 5階展示室(京都市中京区三条高倉)
入場料
無料😊
内容
・京都日本画家協会の会員による作品約140点を一堂に展示
・協会理事によるギャラリートークの開催
※京都日本画家協会とは
昭和16年(1941年)に 竹内、菊池、西山、川村、橋本らにより設立された京都画壇の総合的な団体です。現在も京都を中心に活躍する日本画家約540名が所属し、会派を超えた会員相互の交流や京都画壇としての後進の育成、日本画の振興を主な目的とし、京都の美術の発展に貢献されています。🙂
出品者一覧他
本記事では「撮影禁止表示のある作品」を除き、私個人の判断で可能な限り掲載しました。記事掲載基準については私の独断と偏見で選んでおり、作品の対外的評価等とは全く無関係です。その点ご理解ただければ幸いです。😌
※撮影した作品の取り扱いについて、展示会場の掲示内容の理解として、写真撮影可の展示作品については(SNS等を含む)非営利目的の転用は許可(営利目的の転用は不許可)されているとの認識です。😌
展示作品
約130点掲載しています。
凡例:作品名/作者名となります。
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感想
今回の日本人画家による日本画の展覧会。80年以上の歴史を持つ京都日本画家協会主催の定例展覧会です。一般的に日本画の特徴と言えば、「写実性を追わない」、「陰影が無い」、「輪郭がある」、「色調が淡泊」、「表現が簡潔」等が挙げられます。さらに、洋画とは「画材」と「描き方」が違うと解説している記事もあります。🤔
確かに全体的に(飽くまで主観ですが)洋画作品より色調抑え気味のシックな感じの作品が多かったように思われます。ただ作品の中にも上記のような特徴に当てはまらないものも多く、もはや 洋画と日本画とを区別する必要ってあるのかな?🤔との印象を抱かせる程の多様性。題材も人物画、風景画、静物画、風俗画、抽象画・・・多岐に渡り、実にバラエティに富んだテーマを同時に観賞することができ、とても充実感がありました。😊
さて、当日の入場時間帯が、 ギャラリートークと言う協会の方が作品毎に解説やエピソードを披露してもらえる時間だったのですが、会場では「おまけ」のようなやり取りがありました。👇🙂mitene~
芸術作品って、「分かる人は分かるし、分からない人は分からなくてもよいもの」との観念に囚われていた私にとっては目からウロコの議論。芸術作品の創作に鑑賞者の視点を考慮すべきか?でもそれが行き過ぎると視聴者ウケを狙った大衆迎合(ポピュリズム)的作品になってしまうのではないか?🤤
逆に 本当に自分だけが満足すれば芸術作品として必要十分なのか?例えば、観賞する側に自分の言いたい事が全然伝わっていないような芸術作品って・・どうなんでしょう?商業価値を追求しないのなら、自宅にだけ飾っておけば良いはず。😶
本当に自分が表現したいものと鑑賞者が求めるベクトルが同じであればお互い幸せなことだと思います。でもそうでなかった場合はどうすべきでしょうか?・・・などといろいろと思いをめぐらせました。🤔
かような忌憚のない意見交換が堂々と交わせるギャラリートークって・・とても健全。アートがとても身近かなものと感じられました。総じて市民派芸術集団 京都日本画家協会の面目躍如たるものを感じた良い展覧会だったと思います。🙂👍
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。😌
おまけ
ほぼほぼ実録です。あくまで個人や作品を誹謗中傷するものではありません(個人情報保護のためモザイク処理をしています)。芸術作品の評価について少しでも考える切っ掛けになれば・・と思います🤔