【片田智也】「メンタル弱い」が一瞬で変わる本 何をしてもダメだった心が強くなる習慣 【読書感想文】
メンタルの弱さは悪ではありません。
それは「いらないもの」ではなく、むしろ「強さの材料」になります。
メンタルが弱い人は存在しない
たとえ普段ポジティブな人でも、財布を落としたら普通は落ち込む。
それは「メンタルが弱い」というわけではなく「メンタルが今弱っている」だけなんです。
メンタルが弱っているときに「早く忘れないと」「自分はダメだな」と無駄な自己否定ををしてしまうと
「ずっと弱っている状態」が続いていてしまいます。
人間の弱さは防衛反応
いろんなことでミスをすると落ち込みます。
落ち込みというのは風邪における発熱と同じで、これによって
「二度と同じ目にあわない」ために対処を促す防衛反応です。
ネガティブな感情には行動を改めるための
防衛反応的な機能があります。
メンタルを2つの軸で見る
メンタルを正しくとらえるのには「自然か不自然か」というもう1つの軸を追加してみます。
自分の中の自然な弱さをごまかしたりせず、しっかり向き合うからこそ成長があるわけです。
足りないことを知り、補う
大事なのは起きた出来事に対して生じた自然な感情を認め、足りないものを補うことです。
メンタルの問題は全て自分の行動によってのみ解決します。
他責では何も解決しない
不快な感情というのは「行動を変えなさい、改めなさい」という警告に過ぎません。
感情に犯人がいるわけではありません。
ふさわしい理由があると考える
ネガティブな感情というのは、ついごまかしてしまいたくなります。
ネガティブな環状になったとき「そうなるのにふさわしい理由がある」というのを自分で理解することです。
不安なときは行動を決断する
「不安」という自然な弱さを「自分のメンタルが弱いから」と否定していると、不安が大きくなるのも当たり前です。
不安の感情はそれを決めさせるための「動機づけ」になります。
もちろんどれだけ努力しても必ず勝てるという見込みはないですが「こうする」と決めて努力すれば、「やりきった」という自信が湧いてくるはずです。
不安なときは悩んではいけない
なぜ考えすぎると苦しくなってしまうのか、それは考えるだけでは何も状況が変わらないからです。
行動せず考えをめぐらすだけ、これではネガティブな感情が消えるわけがないわけです。
ネガティブな感情が生まれているのなら、ぐるぐる考えている場合ではない。
とにかく行動することです。