なるべくなら穏やかに過ごしてみよう
一昨日夜から息子の様子が少し変だった。
彼の拙いことばを要約すると、私がいない所で転んで頬を強打したらしい。右頬を何度も触るが、腫れや痣は見当たらないものの、私が触れると「痛い」と言い、時に拳を固く握りしめて「怖い」と怯えた顔で言う。
彼には珍しく精神的に不安定=「不穏」である。
こんな時は私も、頭を打ってないか、骨折していないか、歯が折れていないか、動揺してしまう。痛む箇所を上手く表現できない息子にもどかしく思う。
そういえば4才の時、保育園から帰宅した息子が明らかに片足を少し引き摺っていることがあった。朝は普通だったのにおかしい。だが当時の息子は二語文がやっと話せる程度で表現する術もなく、翌日近くの整形外科を受診するとけんもほろろに「元々悪かったのではないですか?1週間後にまた来て下さい。」といわれる始末。(元々悪かったのでは?と言われ)泣きながらかかりつけの小児科に駆け込むと、歩く様子を何度か見た先生が、痛む箇所は左足では?と推測して下さり、ベテランの整形外科医を紹介して下さった。結果はビンゴ!左足の甲に僅かにヒビが入っていた。そんなこともあったなぁ。
わかってはいるのだが、息子の体調が悪い時に私が動揺するとますます不穏になってしまう。彼は私の感情を敏感にキャッチするのだ。私がゆったり、楽しそうに笑っていると彼は安心するらしい。
どうにか落ち着かせて眠らせ、朝になりふと気がついた。一昨日夜から私自身が少し不穏だったのだ。最近始めた取組みに自信を失くし、その原因となった人を恨んだりしていた。家族の前では口にしていなかったマイナス感情だが、日記にメモしていた。その気持ちを息子は敏感に感じとったのではないか。
日記のページを破り、マイナス感情とともに捨てることにしよう。
難しいけれど、やってみよう。
朝起きてきた息子はかなり落ち着いていたので、ホッと一安心。
とびきりの笑顔で作業所へ送り出した。
プラスにしろマイナスにしろ、感情って伝わるんだよね。
それが「波動」というものかもしれないね。
無理に笑っていなくてもいいけど、私もなるべく穏やかに毎日を過ごせるよう、心がけたいと思う。