【序文】息子との日々の中で伝えたいこと
前回の記事「【最新版】自己紹介」で予告したように、今後は知的障害のある息子のことも記事にしていきますが、息子の紹介とともに、何故そう思ったかを書いてみたいと思います。
*この記事は無料です。
息子について
息子は現在25才。特別支援学校を卒業後、自宅から送迎バスで1時間弱の所にある就労継続支援B型作業所に通っております。
帰宅後や休日は、タブレット端末で好きなYouTubeを見たり、アルバムを取り出して見たり、月に2回スペシャルオリンピックスの陸上プログラムの練習に参加しています。
性格は大人しく優しいです。知的障害ゆえの、こちらが「?」と思うような行動もありますが、彼のキャラがなせる業なのか、思わず笑ってしまうことが多いです。難しいことは理解できませんが生活上基本的なことは大体わかっているようで、周囲の雰囲気や感情の変化は敏感に感じとります。発語もあり、簡単なお手伝いもしてくれます。
始終目が離せない訳でもなく(ただし気は抜けない)、大人しいので私の用事にも同行することができ、その点は大変有難く助かっています。
このように、息子は支援は必要であるけれど、大切な家族の一員です。
*スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島に参加した際の記事はこちらです。
私の思い
今ではこうして息子のことも語れますが、親としてその障害を受容するには長い年月がかかりました。今でもまだ心の奥底にはモヤモヤとしたものが残っているかもしれません。
今回、noteでの発信を強化しようと思ったのは「優生思想」という言葉を耳にしたことが切っ掛けでした。それは決して私や息子に向けられた言葉ではなかったのですが、耳にするたび、ザラッとした…アサリ貝に残っていた砂を噛みあてたような(笑)そんな不快感が湧き起こり、なかなか消えませんでした。「多様性」だの「SDGs」なぞまやかしだ、「優生思想」という言葉は消えることはないではないか!とさえ思いました。
この様に障害者への偏見や差別が無くならないのは、殆どの人が身近にそのような人がいないから、接していないからだと思います。それなら私にできることは何かと考えた時、私達の平凡な毎日を、皆様とさほど変わらない毎日を、淡々と伝えていくことだと思い至りました。
そしてもう1つ、伝えたいもの
そしてもう1つ。私が経験したことを書くことによって、同じような境遇の方、悩みを抱えた方のお役に少しでも立てればと考えました。
私もそうなのですが、誰しも自分の子どもに障害があるなんて考えませんよね。私も、何の心構えも、情報も、ない状態でした。息子が小さい時は今のようにネットが発達していなかったので、同じ境遇のママ友や先輩方の話・口コミが頼りでした。ちょっとしたアドバイスや何気ない一言に救われたことが何度もありました。私の記事がそのように誰かの力になれれば、こんなに嬉しいことはありません!
「微力だけど無力じゃない」
をモットーに書き続けたいと思います。
さいごに
この様な思いで息子に関することを書いていきます。プライベートな内容を含みますので基本的に有料としますが、一般的に書ける内容は無料にしたいと思います。
いただいたお金は息子の大切な余暇活動であるスペシャルオリンピックスへの参加費等に充てたいと思います。
では、これから新しい読者に出会えることを楽しみに、続けていきます。
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。