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4冊目の共著本ができました。(ゲスト執筆『佐賀戦国研究会2024』)

このたび4冊目の共著本が刊行されたので、披露させていただきます。
今回は、いつも私が活動しているFacebook歴史グループ【歴史Mind】ではなく、佐賀市で12年ほど活動されている【佐賀戦国研究会】10周年記念誌へゲスト執筆した作品です。

本のタイトルは『佐賀戦国研究会2024』。
(書影の一部をカバー写真にしています。)
こちらに紀行文「神代小路訪問記 ー長崎の中の佐賀藩領ー」とコラム「直純と国姫」を寄稿しています。


佐賀城本丸歴史館。佐戦研の講演会がよく行われます。


佐賀戦国研究会(以下、佐戦研と略します。)のことは以前から"佐賀で歴史イベントを開催されている凄い団体"だと、時々購入していた九州の歴史雑誌『忘却の日本史』に掲載されていた広告でお名前だけは存じ上げておりました。ちょうど私が最初の共著本『反関ヶ原合戦』(歴史Mind/2021年12月)中の「肥前国関ヶ原~大村氏・有馬氏を中心に~」を書き始めた頃、佐戦研の深川代表が『忘却の日本史』に「肥前の戦国 大村純忠の実像」を連載されていた(現在も継続中!)ので勉強のため拝読していましたが、正直に申しますと当初は書いてあることの半分位しかわからず…(汗)。
その深川代表がオンラインミーティングで大村純忠の話をされるとSNSで知り参加したのが、そもそもの知り合う切っ掛けでした。2021年7月のことでした。(ちょうどコロナ禍で佐戦研も現場イベントが開催できず、オンラインでイベントを行っておられたようです。)

私自身も執筆を機に、幕末ヒーローのミーハーではなくもっと地元の歴史を勉強したいと思い始めた頃でした。佐戦研メンバーは歴史の専門家ではないものの、一次史料を提示しつつ解りやすく解説して下さる非常に学術性を重んじる団体で(解説できるレベルなのがそもそも凄い!)、歴史研究家の中西豪先生を顧問に仰いでおられます。
地方の若い方々が真摯に地元の歴史に取り組む姿が非常に好ましく、自身の勉強にもなるので、その後のオンラインミーティングにも参加するようになりました。

そんな中、2021年12月に共著本『反関ヶ原合戦』が【歴史Mind】から出版され、読んで下さった深川代表から10周年記念誌へのゲスト寄稿をお願いされました。
まだ共著本が1冊出たばかりで実績のなかった私に、学術性高く歴史ある団体への寄稿を依頼され嬉しかったのと同時に、研究や作品のストックがない状態だったので何を書こうかと悩んだ末、ちょうどその頃に訪問した雲仙市国見町にある国の重要伝統的建造物群保存地区「神代小路(こうじろくうじ)
」について、「肥前国関ヶ原」に書いたネタを絡めて書き下ろしたのが紀行文「神代小路訪問記ー長崎の中の佐賀藩領ー」でした。

「長崎の歴史を勉強する上で佐賀の歴史は不可分ですので、今後も一緒に勉強させて下さい。」との気持ちを込めて書きました。


神代小路鍋島邸の長屋門。


原稿を提出したのは、確か2022年4月末頃。
その後諸事情により出版が延び、再度、追加の原稿募集があったのが今年の初め頃。そこでコラム「直純と国姫」を追加で寄稿しました。これは2冊目の共著本『家康考』(歴史Mind/2023年1月)所載の「徳川家康の対外政策と岡本大八事件~鎖国への途~」に書いたネタをベースに、長崎の郷土史上とかく悪く言われがちな有馬直純と国姫について書いたもので、ちょうど家族旅行で延岡(有馬直純が肥前から移封された地)へ行ったので現地で撮影した写真も添えることができました。


延岡城の石垣。



実を申しますと、初めはゲスト執筆のつもりだったのですが、昨年12月に深川代表が【WEB版佐賀戦国研究会】というオンラインの会を立ち上げられたので、参加させていただきました。今では堂々と「WEB版佐賀戦国研究会会員」と名乗れるようになりました(^^)/

こちらの記念誌「佐賀戦国研究会2024」、私の執筆分は以上になりますが、他の会員さんの作品は一次史料を用いた玉稿が多く非常に読みごたえがあります。龍造寺・鍋島ファンには喜んでいただけると思います。イラストレーター添田一平先生作の龍造寺隆信公のイラストもカッコいい!です。
まだ少しだけ在庫があるようで、以下のサイトで通販されています。

*完売したそうです。ありがとうございました。(2024年11月10日追記)




今後も私の漠然としたテーマ「長崎は、肥前は、九州は、どのような歴史を辿ってきたのか?」を探求するべく、WEB上や現場の勉強会、講演会に参加しながら勉強を続けていきたいと思います。

では、今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


*佐賀戦国研究会のブログはこちら。



*WEB版佐賀戦国研究会のサイトはこちら。龍造寺・鍋島ファン、九州の戦国史を勉強したい方には特におススメします。










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ひとみ
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