長崎市恐竜博物館へ行ってみました!
先週のことですが、息子を連れて初めて恐竜博物館へ行ってみました。
恐竜博物館と言うと有名な「福井の博物館?」と思われるかもしれませんが、長崎県は西彼杵半島の南端である野母崎地区に「長崎市恐竜博物館」という施設があるのです。
実は私は長崎市南部の出身です。実家の母が長崎市南部にある高齢者施設に入所しているので月に1、2回は訪れるのですが、野母崎にある恐竜博物館は母のいる施設より更に遠方にあるため、一度も行ったことがありませんでした。
場所はこんな感じですね。長崎市中心部から車で1時間弱で行けます。海が見える国道499号線は私の大好きなドライブコースです。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である軍艦島(端島)も遠くに見えます。
ところで、長崎に恐竜っていたんですっけ???
こちらの恐竜博物館、2021年オープン当時はコロナ禍で、確か入館は予約制だったと思います。
(現在は開館時間いつでも入館できます♬)
周囲は「長崎のもざき恐竜パーク」として整備され、軍艦島資料館や遊具のあるこども広場、物産館などがあります(写真なし)。また約1000万本の水仙が植えられた「水仙の丘」がすぐ目の前にあり、毎年1月頃には水仙の花見客でも賑わうそうです。
さて館内に入りましょう。館内は常設展示室と企画展示室に分かれ、撮影も可。この日は企画展「翼竜と恐竜、そして飛行機まで」も開催されており、両方を見学。常設展示室が混んでいたので、まず企画展示室からスタート。
夏休みの企画かクイズラリーが行われており、息子が用紙をいただきましたが(知的障害者なので)チト難しそうだったので、私が挑戦!これがなかなか難しく、展示をよく見ないとわからないことが多く、よい頭の体操になりました。JAL機を模した航空機運転のシュミレーションコーナーがあったので、係のお姉様に療育手帳を見せると「ゆっくり目の説明で大丈夫ですね。」と、ゆっくりわかりやすく説明して下さり、かつ、出来た時は上手に褒めていただいたので息子もとても楽しく参加できました。感謝です。
(クイズラリーは小学校高学年くらいだと楽しめるかも・・)
続いて常設展示室へ。長崎の岩石や地層の説明から入り(岩石の研究者である私の兄が見たら喜びそう・・)恐竜の説明や「現代の恐竜たち」として鳥類の説明も。規模は小さいながら、なかなか本格的な展示です。2014年にティラノサウルス科の大型恐竜の歯の化石が発見されたこともあり、長崎市の姉妹都市であるオランダ・ライデン市の「ナチュラリス生物多様性センター」所蔵の全長13mのティラノサウルス(愛称、トリックス)の骨格標本を基にしたレプリカ制作を同センターへ依頼し、購入展示しています。
建物は大きくないのですが吹き抜けになっており、2階から展示室が見渡せます。また2階には動いて吠えるティラノサウルスのロボットがあり、これは息子が異常に怖がるので(;´∀`)撮影なし(笑)
実は「できたけれど大したことない・・」とも聞いていましたが、確かに規模は大きくありませんが、展示内容は確りしていると思いました。周辺には飲食店や様々な施設もできており、少しずつ発展させて地域で育ていくと、よりいい施設になるのではないかと思いました。長崎市中心部から遠いというアクセスの悪さも、道路環境等かなり改善されているように思いました。
私は歴史好きなんですが、さすがに白亜紀に関しては知識がなく、ただただ展示に圧倒されていましたが、最後のほうで「Dinosauria」を「恐龍」と訳し広めた、長崎市出身の古生物学者、横山又次郎(万延元年(1860)~昭和17年(1942))に関する展示が少しだけありましたので紹介します。
江戸時代、出島に出入りし通訳と貿易をつかさどった長崎の地役人、阿蘭陀通詞。Wikipediaを見ると、又次郎は横山家の分家、7代又次右衛門の次男で長崎英語学校で学んだようです。明治初期の古生物学の研究をリードした人物が阿蘭陀通詞の末裔とは、長崎という町が西洋の学問を日本に導入するに果たした役割は大きいのだな、とあらためて思い至りました。
観光で長崎市に行くけど子どもが喜ぶ観光地がないなぁ・・とお思いの方は、是非一度足を運んでみて下さい。国道499号線から見える景色と共におススメします。
では、今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。
*長崎市恐竜博物館のHPはこちら。
*長崎のもざき恐竜パークのHPはこちら。
*長崎市公式観光サイト「travel nagasaki」はこちら。
*恐竜博物館に近く、ランチはここでいただきました。
「天然炭酸温泉 のもん湯」HPはこちら。
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