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【自己紹介】私がしている四つの読書について

今回は私が日頃している四つの読書について、ご紹介したいと思います。

①朝読書(起床後すぐの朝食の時間)

私には毎朝、コーヒーとパンを片手におおよそ十五分ぐらい本を読む習慣があります。所謂、朝読書ですが、私なりに選書の基準があります。それは、㈠両手を離しても読める製本であること、㈡比較的明瞭・論理的な文章であること、㈢ある程度分量のある本であること、というものです。

以下、一つずつ理由を説明します。

㈠両手を離しても読める製本であること:理由は単純で、私は片手にパンとコーヒーを、もう片手に一応ペンを持ちながら読書します。片手がふさがる文庫本は適していません。

㈡比較的明瞭・論理的な文章であること:その理由としましては、朝の眠気覚ましに最適だからです。朝から詩や情緒的な文章は読めません。私の寝ぼけた頭には入ってこないからです。

㈢ある程度分量のある本であること:毎朝たった十五分ですが、それが積み重なれば、だいたいの「分厚い本」もそれほど苦なく読み終えられます。というよりも、ある朝気づいたら読み切っています。また分量のある本はだいたい両手を離しても読める製本になっていますので、その意味でも最適です。

ここ最近の朝読書で心に残っている本は、ショーペンハウアーの『意志と表象としての世界』や森鷗外の『ギョオテ傳』などです。いずれも読み終わるのが寂しくなるようなすごい本でした。

ちなみに現在は『キリスト教史上巻 初代教会から宗教改革の夜明けまで』(フスト・ゴンザレス著・石田学訳・新教出版社)を毎朝数ページずつちびちび読んでいます。

②全集の熟読&注釈(午前中の出勤前の時間)

こちらはこの場で私注を記録していますので、分かりやすいと思いますが、好きな作家の全集を読んで注釈を書きます。現在は『福田恆存全集』(文藝春秋社)を読んでいます。一つの作品を読む流れとしましてはだいたい、

① 最初から最後まで普通に読む
② 重要な箇所にラインを引きながらもう一度読む
③ 論理構造を整理する
④ ②でラインを引いた文章を書き写す
⑤ もう一度読む、繰り返し読む
⑥ 一旦しばらく対象の文章から距離をおく
⑦ 自分の書く注釈の構造を考える
⑧ 注釈の文章を書き上げる
⑨ 推敲する

という感じでやってます。全て出勤前の午前中の時間にしかやりません。

③ゲーテを読むこと(元気になれる時間)

これは私の好きな作家であるゲーテを読むという読書です。ゲーテ本人の著作はもちろんですが、研究書や歴史書、ゲーテと関係のある人物の作品など、縦横無尽・自由気ままに読みます。

その中で感じたことを、ブログ「路地裏のゲーテ研究所」https://goethe-to-rongo.comで記録していますので、よろしければお楽しみください。

④味読(贅沢な時間)

これは要するに普通の読書をかっこつけて言っただけです。興味を引かれた本や、お気に入りの本を味わうようにして読みます。 日常のなかの贅沢な時間ですね。




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