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和歌山県高野山・2020年2月12日参拝

調子に乗ったので、昨年の画像を引っ張り出しました(笑)
和歌山県・高野山です。

和歌山県北部に、高野山はあります。
空海が開いた、真言密教の聖地です。

開創1200年ちょっと…やったかな。
数年前に、開創1200年の記念行事が法要が、たくさん行われたはずです。

我が家からは、車で1時間半ほどの道のりです。
割とちょいちょい、高野山にはお参りします。

この日は、「金剛峯寺」にお参りしました。
こんごうぶじ、と読みます。

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まだ雪が残っていました。

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金剛峯寺、正面。
屋根に、「桶のようなもの」が取り付けられています。

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コレですね。
これは「天水桶(てんすいおけ」といいます。

桶に雨水をため、火災の際に縄を引っ張って消火するシステムになっています。
高野山は、火災の多い土地だったんですね。

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金剛峯寺は、庭園が見事です。

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枯山水。

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こちらは、「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」です。
2匹の龍が横たわっている、というモチーフらしいです。

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小さな庭にも、雪が残っていました。

ところ変わって、高野山大伽藍。
高野山の中心部分、といっても過言ではないと思います。

密教の主要な建物が、大伽藍に集まっています。

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根本大塔(こんぽんだいとう)です。
堂内の中央に、巨大な大日如来さんが祀られています。

そして、その大日如来さんを取り囲むように…
様々な仏さんが配置されています。
これは、「曼荼羅の世界」を表しています。

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霧に煙る大会堂。
雨上がりの高野山は、とても良い風情です。

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金堂(こんどう)も、霧に覆われています。

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大塔の鐘(左)と、金堂。

さて、ここからは「奥の院」を目指します。

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高野山・一の橋。
この橋を渡ると、参道がスタートします。
前を歩いているのは、夫です。

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参道の両脇には、おびただしい数の墓石・供養塔・石碑が建立されています。
戦国時代の武将や、歴史上の重要人物のお墓もあります。

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また、参道両脇には杉やヒノキの木がたくさん生えています。
雨上がりは、しっとりと…
木の香りが匂いたちます。

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霧の中、ぼんやりと除夜燈の灯りが。

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参道を進み、奥の院に近づくと…
ほのかに、線香の香りが漂ってきます。

雨の匂い、土の匂い、木の匂い、そして線香の匂い…
それらが混ざって、とても神秘的な、不思議な香りになっています。

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御廟(ごびょう)の手前にかかる、御廟橋。
橋の手前で合掌すると、お大師さんが参拝者を迎えに来てくれる、と信じられています。

この橋の向こうは、聖域です。
撮影禁止。

橋を渡ると、御廟・灯籠堂があります。
この御廟の中で、お大師さんは今も「生きて」「瞑想をしている」とされています。

お大師さんは、

「虚空尽き 涅槃尽き 衆生尽きなば、我が願いも尽きなむ」

と言われました。

要するに、

「この世のすべてのものが無くなるまで、私は祈り続けます」

という意味です。
(色々解釈あり)

なので、真言宗において、弘法大師空海は「入滅(死)した」とは言いません。
「瞑想(禅定)」を表す「入定(にゅうじょう)」とされています。

御廟のお大師さんは、生きている前提なので…
毎日2度、食事が運ばれます。

奥の院に「御供所」なる建物があり、そこで日々の食事が作られています。
御供所の入り口には、「味見」をする「味見地蔵」まで。

食事のメニューは、バラエティ豊かなんだそうで。
食材は精進(動物性を使わない)ながらも、カレーやパスタまであるそうです。

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左手の建物は、奥の院不動堂です。
お不動さんと、厄除けの大師像が祀られています。

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帰りは、往路とは別の参道を歩きました。
こちらは、割と新しい参道で、企業の供養塔がたくさん建てられています。

やはり、霧に包まれています。
なんとも神秘的な雰囲気でした。

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中岡 はじめ
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