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「写経」というもの

K.sakaiさんが、写経の記事を書いておられたので…
思い出しました。

私もかつて、写経にハマっていた頃があります。
写経にハマる時は…
たいてい、「しんどい時」です。

前夫とうまくいかなかった時。
息子が髄膜炎をわずらった時。
などなど…

だいたい「しんどい時」に、救いを求めるかのように、私は般若心経を書き写していたのです。

写経用紙は、最初は「なぞり書き」のものを使っていました。
筆ペンでなぞるタイプのものです。

しかし、そのうち

「紙にボールペンでもええんちゃう」

と思い…
レポート用紙にボールペンで写経をするようになりました。

いつしか、「手本」を見なくても、写経ができるようになりました。
まるでヒマつぶしのように、写経をしたこともあります。

尼僧を志す直前にも、写経にハマりました。
別に、しんどかったわけではありませんが…
何となく。

ふたたび、筆ペンでなぞるタイプの写経用紙を買い求めました。
そして、ひたすら写経…

写経をすると、筆ペンのインクが激減します。
あっという間です。

そこで私は、カートリッジ式の筆ペンを使いました。
確か「ぺんてる」のものだったかな?

書き味が、実際の筆に近いものです。
書道有段者の母も、推薦する逸品。

ですが、私にとって筆文字は、時間のかかるものでした。
やっぱりボールペンに戻ろうと思った時。

「万年筆はどやろか?」
と思いました。

万年筆もインクの取り換えができる。
リーズナブルで、書き味も良い。

そこで、パイロットの「カクノ」を手に入れました。

千円くらいとお安く、しかし万年筆の機能は充実。
これ、非常に書きやすかったです。

そして、なぞり書きの写経用紙が「ダウンロード」できることを知った私は…
「ボールペン用」の写経用紙をプリントアウトし、それに写経をしていました。

コスパ最高。

当時ダウンロードしていたサイトを探してみましたが、ちょっと見当たりませんでした。
かわりに、同様のサイトをご紹介します。

書いた写経は、私の場合は高野山奥の院に奉納していました。
奥の院灯籠堂(とうろうどう)に、写経を奉納するための箱が置かれています。

高野山でなくても、写経を奉納できるお寺は、日本各地にあります。
割と大きなお寺でしたら、だいたい受け付けてくれると思います。

あ、浄土宗・浄土真宗のお寺は、写経は受け付けていません。
真言宗なら間違いなく、あとは天台宗、曹洞宗のお寺も受け付けてくれるところが多いようです。

また、写経は「お守り」にもなります。
小さめの紙に写経したものを折りたたんで、夫の守り袋に入れてあります。

さて、春です。
写経を始めてみるのも、いいかもしれません。

心が落ち着きますよ。

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中岡 はじめ
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