初めての子育てと写真
幡野広志さんの『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』を読んだ。秦野さんのことは、「ほぼ日」経由で知っていたけれど、著書を読むのははじめて。面白かった。
奥さんと息子さんが撮った写真が所々で紹介されているのだが、これがなんとも言えずに良い。第一子が生まれ、妻と娘の記録を撮ろうと思ってカメラを買ったりiPhoneを買い替えたりしたところだったので、なんだかとても参考になった。ここぞというときの写真は絶対にRAWで撮ります。それから、この本の中で紹介されていたライトルームというアドビのソフトも早速ダウンロードしていじってみた。無料のソフトと比べると、たしかに繊細な調整ができるので、いい写真がつくれる気がする。
ついでに家族での写真共有アプリの「みてね」やら、いくつかの子育てサポートアプリやらもダウンロードした。ドライなインフラはある程度構築したので、あとはおむつ替えだったり沐浴だったり、この辺りをしっかりとマスターしていきたい。抱っこですらまだ緊張ではあるが、ここはチャレンジしていくしかない。
ウェットな部分の時間をしっかりと確保するためにも、外堀を埋める、つまり機能的なシステムを構築する。仕事は家族を成立させるための下部構造でしかない。だからこそ、それこそいま読み進めているマルクスの『資本論』を踏まえてではないが、可能な限り生産性の高いマネジメントを実現させることで、できるだけ労働時間を短縮し、それによりもたらされる経済的なインカムとプライベートな時間を元手に家庭を豊かなものにする。
ということで、人生の新たなフェーズに足を踏み入れる今日この頃なのでした。