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【日記】サメとワニを喰う日


休日くらい、特別なモノを食べたい。

変わり映えのしない仕事に忙殺される毎日から束の間の解放だというのに、
いつも通りの食事だなんて味気ないじゃないか。


そんなわけで待望の週末、
車を走らせて水族館に行ってきた。


@名古屋港水族館


別に水槽ブチ破って魚介踊り食ってやろうなんて魂胆ではない。


お目当てはこの水族館に入っているレストラン『アリバダ』である。

ARRIBADA


余談ではあるが、
『アリバダ』という単語は「ウミガメの集団産卵」を意味するらしい。

名古屋港水族館には『カメ類繁殖研究施設』なるものが併設されているので、それ関連でのネーミングなのかもしれない。

カメ類繁殖研究施設(工事中で見れない)


研究施設には入れなかったが、普通に水族館内でウミガメもその赤ちゃんも展示されていたのでカメ好きは一度来てみるといい。


閑話休題。


このアリバダ、

店内にでっけぇ水槽があり、泳いでる魚を眺めながら食事が楽しめる。


…のも十分ステキなのだが、ここはメニューも水族館ならではなのだ。

本物のサメ肉召し上がれ


定番メニュー、モウカザメのシャークステーキ


日常生きてて、サメ喰う機会なんてそうそう無いだろう。

百歩譲ってフカヒレとかならともかく…いや、それにしたって金銭的にキツいが。


あと他にもワニなんかも食えるらしい。

…いや、

水族館だからサメってのはわかるけど、

ワニはどういうツテでここに来てんだよ。


そんな疑問もありつつ、さっそく入店。

もっとファミリー向けのほんわかした雰囲気かと思ってたら、
なんか予想よりちゃんとしたレストランっぽかった。
(さすがに店内は撮れなかった。)


「ご注文お決まりですか」

「はい。シャークステーキフライドクロコダイルで」


…字面だけ見たらトチ狂ってるとしか思えん。


〜シャークステーキ トマト&バジルソース〜


普通にうまそう。

勝手に鶏ササミっぽいイメージをしていたが、見た感じもうちょっと焼き魚

まあ魚だし、そりゃそうなんだが。


せっかくの一口目なので、ソースのかかってない素材の味から確認。


少しの緊張もありながら、ゆっくりと実食。


…めちゃくちゃホロホロしてる。


なんか、ツナ缶をギュッてした感じ。

すげぇ水分量が多い…?


あと、下味が結構しっかりついててやや塩味が強い

もしかして生臭さを消すために塩を効かせているのか…?

焼き目もしっかりついてて、サメの身香ばしい風味が相まって…


…うん。

まぁ、

うまかぁない。(※個人の感想です)


いや多分コレ、シェフのテクニックのおかげで体を成してるやつだ。


ソースと合わせるとちゃんとウマい。

けどコレは確実にソースの手柄であってサメの能力ではない。


つっても正直、味の良し悪しというより体験としての価値が重要なので全く無問題。


初めてなので焼きで行ったが、次はシャークフライにしたら印象変わるかもしれん。


気を取り直して、お次のフライドクロコダイル

〜フライドクロコダイル〜


サク。


こっちは普通にウマい! (こっちはって言うな)


風味はけっこう鶏肉

部位が分からないけれど、僕が食べたとこはムネ肉に近い印象だった。

どっちかってと食感の方が個性出てる。


ムネ肉のスジっぽさみたいなのがあんまりなく、
代わりに肉全体が弾力を持っていて歯応えが楽しい。

鶏モモほど柔らかくはないんだけど、
それがまた肉食獣らしいワイルドさを感じさせる。


ちょっとお行儀悪いけど、
シャークステーキに付いてたトマトソースに合わせたらめっちゃウマかった。


シンプルに食肉としてのポテンシャルが高い…!



とまぁ、こんな具合に珍味を堪能したわけだが。


今回、水族館に来た目的はこのランチ一点だったので全然展示を見ていない。


さすがに入館料2000円 (+駐車料金)払ってこのまま帰るのも財布が痛いので、
いくらか散策。

岩場を掃除してるダイバーさん


水槽のアクリルを拭くダイバーさん


ペンギンにつつかれるダイバーさん


たのしい。

闇堕ち青ピクミン


JUNK HEADに出てた?


何かの搬入口。ロマン


生きていけないことにショックを受けるラッコ


以上です。

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