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大根おろしにハマってます!

晩年の義父は朝目覚めるとすぐ台所に行き、朝食の支度をしている義母に手を合わせ、いつもありがとう、と声をかけるのが習慣になっていたそうです。
見習いなさいよ、と夫に言うけれど、実際にされたら、死期が迫ってんのかな?と思うと思うので、やらなくていいです。

それから洗面を済ませて、これも年中欠かさず、義母特製の大根おろしで朝ごはんを食べていました。
夫の実家の勝手口を出た庭先に小さな畑が設えてあって、サニーレタスやサヤエンドウ、万能ネギや赤紫蘇などが植えてあります。
赤紫蘇は夏の終わりに茎の先の方に鈴なりに、うす紫の小さな花を咲かせます。
秋になると小さな固い実が成ります。
義母は茎を摘み、指でしごいて殻から実を取り出して日陰でカラカラに乾くまで干していました。

塩茹でかなにか、下ごしらえがあるかもしれませんが聞いてみたことがありません…
乾燥した紫蘇の実を保存しておいて、毎朝大根おろしに和えたのを義父は欠かさず食べたそうです。

夫も大根おろしが好きなので頻繁に食卓に登場しています。
穂紫蘇の干したのはないので、和えるのはもっぱら釜揚げシラスです。
あとは定番の天ぷら、卵焼き、蕎麦、冷奴、薄切りの豚肉を炒めたのや、秋刀魚をはじめ鯖や生鯵の塩焼きにたっぷり添えて食べます。
納豆や卵ご飯に混ぜると、あのヌルヌルした口に残る粘っこさが中和されます。

また、少し味付けが濃くなってしまった煮物や和え物に混ぜると、しょっぱさが緩み大根の甘みが引き立ち美味しくリメイクできます。
オールマイティに使える大根おろしなのです。

それでこの間、ふと思いついて、タコライスにトッピングしました。

タコライス。大根おろしが乗せてある。意識的に盛り付けたものです。初回は思いつきだったので撮りませんでした。

これはまったく、驚くほど美味しいです。
なんと形容すれば伝わるのか、まだ掴みきれていないので、近いうちにまた作ります。

大根おろしは意外な料理や食材とも相性が良さそうです。
いろいろ試してみようと思っています。

ちなみに、大根おろしは美味しいけれど、すりおろすのが面倒だし疲れちゃうのよね、とお嘆きの貴方あなたに、楽にすりおろせるお道具をご紹介します。


以前は、合羽橋かっぱばしで売られているような銅製のおろし金を使っていましたが、意外におろし辛くメンテナンスも面倒なので買い替えました。

このおろし器は、傾斜があるので指を擦らないよう意識的に手首を曲げることなく動かせますし、ひょうたん型のおろし面が広いので少ない回転数、運動数で済みます。
フチがあるのですりおろした大根が脇に落ちにくいです。
容器の底面に滑り止めが付いているので布巾を敷かなくてもずれません。

プロモーション動画にあるように、回転させれば細かく、上下させれば粗めにおろす使い分けができます。

かねの部分はステンレスなので、臭い移り色移りがしにくく清潔に保てます。
私は亀の子束子で洗うので、刃にカスは残りません。
今の所、ダメなところは見当たりませんね…

大根おろしチャレンジを楽しもうと思います!


※大根の花の画像は 潤心(柊原のお寺 真宗寺)さんよりお借りしています。
ありがとうございます♪




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