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只見線のあるまちにて2022/04/08

はい、今日は天気予報通り晴れてくれました。

明日、明後日と20℃越えになるという信じられないような予報もでてるのですが、慌てて夏物の箱を漁ってみるのでした。

とりあえずTシャツでいいだろうと思うのですが、朝晩の寒いときには一枚羽織るものが必要かなと思ったのでした。

今日はお約束通り写真撮ってきました、本当に久しぶりの撮影です。

やっぱり足を運ぶだけの価値はあるんだなと自分勝手に思いながら、こうしてnoteにアップしてるところなのです。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


・農サイド(2022/04/08)

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今日は久しぶりに写真を撮りに出かけたのです。とりあえず高田の寺崎のカーブを撮ろうと思い、その前に会津高田駅に寄ったのですが、いかにも駅前の食堂で昼飯を食べて、午後の農作業も頑張っぺかと言うような軽トラの人がいたので、うれしくなって一枚写真をいただくことにしたのです。


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僕は只見線沿線のお立ち台の存在を知りませんでしたが、寺崎のカーブも一応お立ち台ではあるような感じで、あぜ道には踏み固められたような感じになっているのです。その中でも一番カメラの三脚にも耐えてきたであろうところに小さな紫の花が咲いているのを見つけ、そっと足をよけたのです。


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寺崎のカーブに着いて思ったのは、本当に春なんだなと言うことです。どこがと言われると困るのですが、あれだけ長い間姿を変えながらも残っていたすすきの穂が一本もないのです。枯れてなくなったのか除草されたのかわかりませんが、春だということは強く感じさせられたのです。


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寺崎のカーブを離れ、次の場所へと移動しようとすると、今撮った只見線に乗ってきたであろう自転車の高校生にすれ違ったのです。そう言えば、会津高田駅の駅舎にも高校生が一人いました。今日は何かあった日なのかなと思いながら、自転車の高校生をレンズで追いかけたのです。


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親不孝なんて意味深な名前のラーメン屋の看板のある踏切を渡ろうとしたら、踏切の脇には花が咲いていたのです。この花はなんだろうかと思いながら、まったく花の知識のない僕にはわからないことばかりで、スイセンかなとも思ったのですが、多分違うだろうと思い写真を撮るだけにしたのです。


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次の撮影ポイントは後庵の踏切にしたのですが、気になるのは天神様なのです。今年も桜が咲くのだろうけど例のウイルスの前のように、村の人が一堂に会して花見をするなんてことは行われないんだなと思うと、なんだか寂しくなってしまって、ウイルスの終焉を願わずにはいられなかったのです。


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天神様を撮った後、僕は踏切へと近づいて行ったのです。何はともあれ後庵の踏切の写真は僕にとってはコレクションのような物なのです。季節ごとの踏切の表情を楽しむのですが、今の季節だと遠くの山に雪が残っているのが見えるのがわかります。あの雪が消えるころ田植えになるのでしょうか。


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後庵の踏切と言えば、僕にとってはあの三角の山-おそらく明神ヶ岳だと思われるのですが-が鉄板なのです。どんなに午後の光になって只見線の車体に太陽の光が当たらなくても、こちら側から撮り続けてきたほど好きだったのですが、今ではこちら側からは夕焼けの時だけ撮ることにしたのです。


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軽快な4ストロークの音が聞こえてきます。間違いなくカブバイです。しかも郵政カブだったのです。冬の頃には受験票を載せて天神様の前を通ったであろうことを考えると、だいぶ御利益があったことだろうなと思うのです。今は4月、東京へと行った子供達からの手紙を載せているのでしょうか。


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そんな大好きな郵政カブを撮っていると、遠くから只見線の警笛が聞こえてきます。よし今日もふくしまの米の広告イラストを撮ってやろう、そう思ってレンズを向けたのですが、なにか遮るものがあります。どうやら今日は工事のショベルカーがあったり、色々と立て込んでいるようなのです。


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宮川の陸橋を渡り下り坂となった只見線は、氷玉川の陸橋を渡るころには最高速度に達しているようなのですが、電車に比べたらゆっくりとしたものです。遠くに見える飯豊山には多くの雪が降り積もっています。これが万年雪だなんて、よく10何年も気づかずに撮っていたなと自分でも驚くのです。


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飯豊山をバックに撮り終え後庵の踏切を渡ると、今度は磐梯山をバックに撮ることになります。よくもまあ、こんなものぐさな撮影ポイント見つけたよなと自分でも感心しつつ、目の前に広がる田んぼが季節ごとに移ろいゆくのを想像しながら、只見線が走り去るのをレンズ越しに見送ったのです。


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黄色いランドセルが歩いている・・・そんなことを書いたことがあるのを思い出させる風景に出会ったのです。そう言えばランドセルが歩いているにしては小さく感じます。そうか在校生か、今日は入学式だったのかもしれないな、そう思うとなんとも祝福してあげたい気分になるのです。引率者の「自転車が来るよ」の声に気づいて、「こんにちは」とあいさつする二人ほどの小学生に僕は挨拶を返しそびれたのです。


今日はここまでです。

明日明後日と最高気温が20℃を越えるようです。

今年は雪が多いなんて言ってたのも遠い昔の話になってしまいました。

こうして今年度の「只見線のあるまちにて」が始まったわけですが、ゆっくりと更新していけたらなぁと思います。

また、こんなことを書いているといつの間にか半袖の季節が終わっていた、なんてことになりかねないので気をつけたいところです。

久しぶりに写真を撮りに出かけて疲れたので今日はこれまで。

それではまた。

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