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只見線のあるまちにて2022/06/12

はい、今日は天気予報通り雨降りだったでしょうか?

この文章を書いているのは朝の5時なので、今日の天気についてはわからないのです。

昨日、一昨日と、降る振る詐欺にあってしまい、出かければいいものを馬鹿真面目に信用してしまい家でじっと我慢していたのです。

なので、さすがに今日は出かけようと(恐る恐るですが)思っているのです。

でも、さすがに遠くまで出かけるのは怖いので、今日のnoteは昔の写真を引っ張ってくることにしたのです。

2010年6月12日、今から12年前の写真ですが、一番写真を撮りに出かけていた時の写真なのです。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。

・農サイド(2010/06/26)

今日の雨は一休みのようで、安心して出かけることが出来たのです。どこまで出かけようか迷ったのですが、普段通らない道を通ってみようと思ってみたのですが、なんとも、どこもかしこも田んぼだらけなので、只見線はどこを撮っても只見線らしい写真にしかならないなと思ったのです。
踏切があったのですが、ここは警報機も遮断機もあるようで安心して通ることが出来ます。そんな踏切で只見線を待っていると、中学生が自転車に乗ってやって来たのです。只見線の来る時間だということは知らないはずなのですが、きちんと止まるあたり見習いたいものだと思ったのです。
そんな安全運転の中学生を見送ってしばらくすると、踏切の遮断機がカンカンカンと降りてきます。時間通りだ、そう思った僕は隣の駅を出発し加速しているはずの只見線を待ち受けます。加速などと言っても只見線なので、ゆっくりしたものだったのですがピントを合わせ間違ったのです。
今通り過ぎた只見線をファインダ越しに眺めていると、近くに小屋のような物が見えます。近くまで行ってみると、電線が引き込まれているようで、何かしらの機械が中にあるようなのですが、さすがに他人ちの小屋に入るわけにもいかず、モヤモヤした気分だけが残ってしまったのです。
そんなモヤモヤを振り払うかのように、踏切を渡り舗装された農道へと出ます。一か月前にはあたり一面、田んぼの泥が落ちていたような道路が、今はきれいな道路へと戻っています。そんな中、一台の軽トラが僕を追い抜いて行ったので、これはとばかりに写真を一枚いただいたのです。
根岸駅のほうへと近づいて行くと、2ストロークエンジンの音が聞こえてきます。エンジン音の他に何かチャキーンと物が当たるような音も聞こえてきます。どうやら、田んぼのくろを草刈りしているようで、小石に当たってそれが音を発していたのかと納得がいったのです。
根岸駅から新鶴駅のほうを眺めてみると、勾配がついているようだったのです。あぁ、ここならSLが走る時、黒煙を吐くかもしれないなと思いながら、根岸駅に飾ってある地元の人の写真を思い出すのです。それにしても根岸駅だけ、個人で写真を飾っても良いのかどうか今でも謎なのです。
視覚障害の方がホームを歩くのは欄干のない橋を渡るようなものだと何かで読んだことがあるのですが、ここ根岸駅には最低限の点字ブロックがあるのです。そんな点字ブロックを追いかけて歩いていると100枚と書かれたブロックがあったのですが、何が100枚なのかは不明だったのです。
田んぼのあぜ道に一台の軽トラが止まっていて、どうやらこちらも草刈り作業をしているようなのです。後ろにはライスセンターが見えるのですが、どうやらその3本立っているサイロにはお米が収納されるらしく、秋になれば搬送用の軽トラでいっぱいになると思われるのです。
昼間の只見線は2本撮ったので、あとは夕方になるまで只見線は来ないのです。とりあえず、高田地区へと戻ることにし、自転車を走らせます。ふと稲荷様の前を通過しようとしたとき、何故だか惹かれるものがあって、一旦自転車を止めて稲荷様を拝みつつ写真を一枚いただいたのです。
さっき根岸駅近くでは田んぼのくろの草刈りをしていたのを見かけたのですが、今度は田んぼの中に入って何か作業をしています。しばらく眺めていると、どうやら田んぼの中の雑草を抜いているのではと思われ、お米を育てるのは子供を育てるようなものだという意味がわかったのです。
第二坂下街道踏切から会津高田駅を眺めてみると、引き込み線があるのがわかります。でも、そこを使われているのを今まで一度も見たことがないのです。以前、子供が引き込み線のレールに乗って手と手で、落としあいをしているのを見かけただけなのです。
トラクタ・・・なんだよなと思いつつも、中々認められないでいる僕がいます。後ろタイヤだけクローラーになっているものはトラクタと呼んでもいい気がするのですが、戦車のように前後クローラーのこのトラクタには、何故だかトラクタという名称は似合わない気がするのです。
根岸駅からいろんなものに気をひかれつつも、無事会津高田駅まで戻って来たのですが、今日の会津高田駅はいつもとは違う感じを醸し出しています。あぁ、そうか高校生がいないんだと思った僕は、ゆっくりいつもの分までも見ていくことにしたのです。
会津高田駅で一番最初に確認するのは排気口の上にあるツバメの巣なのです。会津若松市内の七日町駅にもあるのですが、あそこは人の手が入ってるよなと思い、ここの巣は本当に自然に作られていて毎年なぜだか気になって応援したくなるのです。
ツバメの巣の次に確認するのは駅舎前の花壇です。近くの高校の学生たちがボランティアで面倒を見ているらしく、時々なんで放置されているんだろうかと思う時もあるのですが、基本的にはきれいにされていて駅を訪れた人を出迎えてくれるのです。
そんな会津高田駅でいつもの確認作業をしていると、夕方の只見線のラッシュアワーが始まることを携帯が知らせてきたので、とりあえず寺崎のカーブで待つことにしたのです。背景に飯豊山を入れたかったのですが、この季節は空がきれいに澄むことがないようで残念な思いをしたのです。
会津盆地最大のカーブを只見線がゆっくりと走り抜けようとしています。僕はと言えばキハ40はテールライトがいいんだとか何とか言って理由をつけて、後ろ姿を撮ることが多いのですが、今日は珍しく真正面から撮ることにしたのです。
上りの只見線を撮ると次は下りの只見線が来るのを撮るのですが、ここはいつもどおり寺崎のカーブで後ろ姿を撮ることにしたのです。どこか置きピンをするところはないか探してみたのですが、クワガタのような木が数本立っていたので、それを使うことにしたのです。
寺崎のカーブを撮り終えると僕はいつもどおり伊佐須美神社に行きます。併設されているあやめ苑のあやめが咲き始めている時期だからです。ただ、まだちょっとばかり早いようで、全種類のあやめが咲くまでにはなっていなかったようなのです。
あやめ苑を足早に撮影して回ると、次は伊佐須美神社の境内にある天神様にお参りに行きます。絵馬や千羽鶴が奉納されているのを一個づつ確認しながら、これはかなえてあげたい夢だなとか、僕が神様にでもなったような気分で眺めてみるのも楽しいものなのです。
今日の最後に撫で牛を撮ることにしたのですが、一体全体どちらから撮ったらいいものかわかりません。また、照明がデジカメのオートホワイトバランスを惑わします。僕は写真が上手くなるようにと撫で牛の目をさすり終えると、自転車に乗って家路を急いだのです。

今日はここまでです。

それにしても、この頃はよく雨が怖くなく写真撮りに出かけられたなと驚きます。

今だったら、天気予報を見ただけで諦めてしまいます。

そんなことも含めて、撫で牛に願掛けしたいのですが、今は例のウイルスのため手を触れられないようになっているのが残念です。

さて、今日は天気予報通り雨が降ったのか今から気になります。

これを投稿するときにどんな気分なのかも気になりますが、今日はいつものところへ行けることを願って、ここらで終わりにします。

それではまた。


追伸
雨は結局ポツポツと少し降っただけで、ほとんど降らなかったのです。夕方なんかは晴れて青空が広がっていたのです。天気予報も曇り時々雨だったのが、いつの間にか晴れ時々曇りになっていて、ひどく憤慨しました。明日は晴れ時々曇りになっているのですが、これで外出して雨でも降った日には天気予報不信症になってしまいます。明日は久しぶりに只見線を撮りに出かけられたらなぁと思ってます。でも、キハ110と120の混合編成を見る可能性もあるのかと思うと、少しばかり後ろ向きになってしまいます。結局のところ、明日は出かけられるといいなと言うのが偽らざる気持ちなのです。

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