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只見線のあるまちにて2021/08/08

はい、今日も天気予報通り暑かったですね。雨は日中と夕方にぽつぽつと落ちただけで済みました。でも雨降って涼しくなりたいですけどね。

巷ではオリンピックの話題が盛んな中、開会式以来一度もテレビを見ていない身としては、今晩の閉会式ぐらいは見ようと思っているのです。

本当にコロナウイルス騒ぎで、何が何だかわからないままオリンピックが終わってしまった、そんな感じもします。

そんな自分でも、嫌でもスマホに日本人選手のメダル獲得の速報が届くので、日本人選手の活躍ぶりは知ってはいたのです。

とりあえず、オリンピックは今日で終わり、明日から高校野球が始まり、それが終わるとパラリンピックと、スポーツ好きにはたまりませんね。

自分はと言えば、もう一度只見線を撮り始めたきっかけ-車体の緑色に惹かれた云々-を再確認してみようかと思っています。

前説が長いと読んでもらえなくなるので、これぐらいにしておいて、というか今日の写真が少ないのばれてました?文字で分量稼ぎです(笑)

今日は2008年8月8日の写真を引っ張り出してきました。枚数少ないです、ごめんなさいです。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


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今日はお日市(会津若松市内の神社・仏閣の祭り)で、崖薬師如来が祭りの日です。その名の通り川沿いの崖に建てられているのですが、そんなことよりも、普段だと、今は珍しくなった白熱灯の電球がついたり消えたり、周囲には蜘蛛の巣が張っていたりと、その人気のなさに驚きを感じるのです。そんな崖薬師如来の中が見られるとあっては、行かないわけにはいかないのです。でも、つい只見線のことも考えてしまって、ちょうど崖薬師如来は踏切の隣にあるので、一緒に撮れないかと思い、パソコンで時刻表を調べたのです。そんなこんなで現場に行ってみると、なんとも大きな御祭礼の横断幕が掲げられています。普段、あれだけ人気のないところが、こんなに注目を浴びるなんて、驚きを隠せないのです。時計を見ると西若松駅を発車する時間です。建物も御祭礼の旗も只見線も入れてとなると、このアングルしかないのです。あとは自動車が後ろから来ないのを祈るだけです。カンカンカンと新横町踏切の警報機が鳴ります。僕はカメラを構えて只見線が来るのをじっと待ちます。只見線の緑が見えた瞬間にシャッターを切ると、運よく一両目の先頭が入ってくれたのです。さっき拝んだのがご利益があったのかな、そう思いながら、自転車をこぎだしたのです。


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崖薬師如来を無事撮り終えると、友人からコーヒーのお誘いがあったのです。次に只見線が走るのは3時間後の夕方くらいになります。とりあえず、大丈夫だよと返事をし、待ち合わせの病院の一階にあるコーヒーショップへと向かいます。向かいますなんてたいそうなものではなく、本当は自転車で3分もあれば行けるところだったのですが、とりあえず電話では頑張って行くからと返事をしておいたのです。そして、たわいない馬鹿話をしながらコーヒーを飲んでいると、時間は思った以上に早く過ぎていきます。そして4時ぐらいになったころ、「ごめん只見線撮りに行くんだ」と伝えて、一人冷房の効いた店内から、まだ熱気のある外へと出てきたのです。もう只見線までの近道は覚えてしまって、会津若松市の天気測候所のあると思しき場所を通り、只見線に会いに来たのです。早速、撮影場所を探そうと思ったのですが、中々納得いく場所が見つからないのです。とりあえず、今の時期の稲の元気なところを撮ってやろうと意気込むのですが、もう只見線が来るまで時間がないのです。ここでいいかと決めたところは、後ろに会津美里町の本郷庁舎が見える場所です。三角の屋根がおしゃれな建物なのですが、今日は望遠レンズを着けていません。SIGMAの18-50㎜レンズを着けていたので、望遠側いっぱいまで回し、なんとか田園風景の中の只見線が撮れたのです。


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只見線を撮り終えると、大川沿いの堤防の道を自転車で走ったのです。以前、段ボール箱に猫缶と一緒に子猫が捨てられていたのを見つけ、どうしていいのかわからず、そのままにしておいたことに心を痛めていた場所を通らなければいけないのです。今日はどうにか、いませんようにと祈りながら走っていると、堤防の土手に湿地帯みたいなところがあり、黄色の花がきれいに咲いているのを見つけたのです。アップにしたかったのですが、あいにくSIGMAの18-50㎜レンズを着けていたので、望遠側でやっと見えるかどうかという感じだったのです。でも、足元も見てみると白やピンクの花が咲ているのに気付いたのです。これも被写体に入れてみるのも悪くないかもしれないな、と思いながらシャッターを切りプレビューを見てみると、なんとなくいい感じの写真が撮れたのです。黄色い花はあまり近くに写らなかったけれど、足元の白やピンクの花がきれいでいいな、でもあとちょっと絞りを絞ったほうが周辺光量落ちもなく、全体的に足元にまでピントがあったかもしれない、なんて一丁前のことを考えている僕がいたのです。


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堤防で一丁前のことを考えていた僕は、そろそろ家に帰ることにしたのです。でも、まだ何か撮り足りないような気がしながら高田橋を渡っているのです。だいぶ前に書いたもので、高田橋渡る(高田渡にかけている)というような冗談を言った覚えがあるのですが、今日は嫌なお使いではなく只見線を撮りに行って、その帰り高田橋を渡っているのです。そのうえ、日が暮れてからおうちに帰るという、まさに名曲「自転車に乗って」の世界なのです。なんて、自分一人歌の世界に引き込まれていたら、振り返って見ると今まさに沈まんとしている太陽と、まだ点灯していない高田橋の照明が対比のようになっていて、どことなく写真に収めたくなり、自転車にまたがったまま後ろを振り向いてシャッターを切ったのです。そしてプレビューを見るなり、やっぱりSIGMAの18-50㎜レンズはいいかもしれない、そんなことを思う僕がいたのです。


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そんな一丁前なことを考えていた僕は、家へ向けて自転車をこぎます。高田橋から1キロもしないところで、僕の足は自転車をこぐのを止めたのです。5月の朝の早いうちに子猫を見つけた食堂で、また新しい子猫を見つけたのです。後ろにいる親猫はお腹を舐めているような恰好をしていて、子猫は親猫からつかず離れずで、のんびりとしている様子です。こんな大通りに面した場所で、子猫は道路に飛び出ないだろうかと心配になってみたり、やっぱり猫でも暑いだろうな、だから夕方になって涼みに外に出てきているのだろうと思うのです。もう少しアップで撮りたいなと思ったのですが、SIGMAの18-50㎜レンズではこれが精一杯です。これ以上、近づいたら親猫は警戒して唸り声をあげるかもしれないし、子猫がパニックになって道路に飛び出したら大変だと思って、この一枚で満足することにしたのです。親猫の様子からすると、そろそろ食事の時間のようです。僕も家へ帰って夕食を食べることにしたのです。


今日はここまでです。

昨日のようにキャプション程度の文章で書くと楽だし、写真の枚数もこなせると思ったのですが、エッセイにするのも楽しいものですね。

あぁ、もう3000文字を超えてしまう・・・長いのはダメだと自覚しているのですが、今日ばかりは筆が止まりませんでした。

明日は写真撮りに出かけたいなと思うのですが、天気が当分すぐれない様子です。ちょっとでも涼しくなるのはうれしいのですが、複雑な思いです。

これからは頑張らないように頑張りたいところです。

それではまた。

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