見出し画像

只見線のあるまちにて2021/04/20

画像1

昨日、西若松駅は只見線のものなのか会津線のものなのかで悩んだので、今日は西若松駅を観察してみることにする。西若松駅が新しくなったのは15年前くらいだと思われるが、以前の駅舎は本当に質素なものだったと覚えている。写真では途切れているが右側に駅のホームを超えるように跨線橋が走っている。時間は夕方5時前、只見線が一番忙しくなる時間である。

画像2

古い駅舎の時も改札口は2階にあり駅員がいる小さなスペースがあったが、新しい駅舎も同じである。切符を買うのに只見線は券売機が設置されているが、会津線は窓口の人に伝えて発券してもらう。ここだけみると只見線のほうが進んでいるように感じられるが、改札の窓口の人はおそらく会津線の社員さんだと思われる。

画像3

学校帰りの高校生がたむろしている中、一人駅の標識を撮っていると不安な気持ちになって来るが、とりあえず疑問だけは解決したい。ただ只見線と会津線どちらのものなのか、などというつまらない質問を電話で聞くのも失礼にあたるので、標識からネタを探していきたいと思うが、JR東日本と会津鉄道が同列に並んでいるので、どちらのものなのかわからない。

画像4

東口から西口に抜けようとすると、駅前には最後のひと花が残っている桜の木の下で中学生がなにか話をしている様子。迷惑行為を禁止しますとあるが、駅内で勧誘や販売行為をしたり、スケボーをする輩がいるため、そのための張り紙だと思われる。中学生は話に夢中らしく、こっちに気づかないので、そのまま先に進むことにする。

画像5

西口を出てみると夕方の日差しがまだ全然明るく、ほんの数か月前にはこの時間帯には暗くなっていたとは思えない。OLらしき人が通り過ぎて行ったが、会社が終わるにはまだ早いと思われ、どこかへ出かけた帰りかと思われる。「自転車は自転車置き場へ」との掲示板があるが、それでも自転車で駅舎まで入ってくる輩がいるらしい。

画像6

只見線が停まる1番線側から撮影を続けるが、跨線橋はホームの屋根すれすれに作られていることに驚かされる。3番線に会津線が停まっているが、なにやら車両故障がどこかであったため遅延しているとのアナウンスが流れる。そこへ下りの只見線が時刻通り入ってくる。ホームに立っているのは只見線を待っていた高校生たちだと思われる。

画像7

西若松駅を超える跨線橋は自動車やバイク専用のため、自転車や人は駅構内を迂回することになる。階段には自転車を押して上がるための自転車の道があるが、15年ほどたったこともあり、自転車の道は塗装が剝がれていて、特に下り側は地金が出ているほどである。

画像8

昨日、西若松駅で只見線から降りたのは、この1番線のりばだった。よくはわからないのだが、1時間の間に3本も只見線が走り、会津線も乗り入れてくるということから、すれ違いのために必要なものなのかもしれない。普段は1番線へのドアは閉めてあり、只見線が使用する前後以外は入ることはできない。

画像9

1番線へと上りの電車が到着すると、高校生でごった返すので、その前に駅を後にすることにする。1番線のある西口から東口へ抜けるにはエスカレーターもあるが、基本階段を使わなければならない。やっぱり自転車の道は下り側の塗装が剥がれている。ここはどうやら自転車は左側通行のようである。

画像10

上りの只見線が着いたらしく、下の1番線ホームからにぎやかな声が聞こえてくる。そんな高校生とは逆に自転車を押して通路を歩いている高校生とすれ違う。彼女はおそらく列車通学ではない市内の高校生だと思われる。そんなことを考えていると高校生の笑い声が階段を上ってくる。もうここらで退却する時間だと思い、自転車置き場へと足を向かわせる。今日は昨日のように自転車置き場の管理人さんに移動されることもなく、停めた場所にあったのですんなりと見つかった。管理人のおじさんは自分のことなど通ったとも思わない様子で休憩をとっていた。昨夜もほぼ徹夜状態だった自分も家に帰って休憩をとることにした。

結局のところ西若松駅が只見線のものなのか会津線のものなのかはわからず、色々とイベントが行われていたりと、市民に愛される駅ということで、みんなのものということで勘弁いただきたい。

いいなと思ったら応援しよう!