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只見線のあるまちにて2021/08/01

はい、今日は天気予報通りではなかったようです。夕方から雨という予報だったのですが、カンカン照りの暑い一日でした。

今日は只見線を撮るのは諦めて、お日市の神社の風景を記録写真として撮ってきただけでした。

なので今日も昔の写真を引っ張り出してきました。2009年8月1日の写真です。

なにやら暑い中、家から自転車で20キロ近くもあるところへ出かけてたようです。夜は夜で、かんしょ踊りとやらを撮りに出かけていたようです。

今回はマニュアルレンズ(フォーカスも露出も)を使った写真が混ざっているので、ピンボケ、色合いの違いなどお許しくださいませ。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


・農サイド(2009/08/01)

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今日から8月、夏本番といった天気模様です。今日は会津坂下町の若宮駅周辺を散策してみようかと思います。まずは会津若松市内から抜け出すのに、どのルートを使うのか、パソコンとにらめっこしてみます。そのパソコンの示したルートにはピカリン号が走っていて、記念に一枚撮ったのです。


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田舎に行けば必ずあるのかはわかりませんが、ここ北会津では広域無線が活躍しているようです。四方八方にスピーカーを向けていて、村人誰一人とも聞き逃さないようにと、配慮されてるのがわかります。夕方5時の音楽もここから聞こえてると思うと、なんとなく親しみが湧いてくるのです。


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県道のわきにあったあぜ道へとつながる橋は、いかにも古そうな作りで、ここを大型トラクタが通っても大丈夫かな?と気になるのです。気になると言えば、後ろの山に見える何かのコースはスキー場なのかなと、勝手に想像してみるのです。


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あぜ道を自転車で行く小学生が一人。僕も小学校のころ友人と待ち合わせをしたり、遊びに行ったり来たりするときは、あぜ道を通っていたのを覚えています。大体3ルートくらい秘密の道を持っていて、今日はこの道で会おうと約束していたのを覚えているのです。


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若宮駅へ着くとカメラの準備をします。今日は何を思ったか古い200mmのマニュアルレンズを持ってきたので、三脚に立てて使おうと思ったのですが、その前に只見線が来る時間が近づいていたのです。とりあえず標準ズームで撮ってみたところ、遠くて降りた客が見えないのです。


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若宮駅で乗客を一人おろした只見線は、会津坂下駅へ向かって加速していきます。田んぼのなかにある踏切は、警報機だけで遮断機はない様子です。そういえば若宮駅の隣にある道路の踏切も、警報機だけで遮断機はないのです。いかにも、ほのぼのした雰囲気が感じ取れる光景なのです。


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会津坂下駅で上りと下りのすれ違いをし、今度は上りの只見線がやってきました。下りの只見線が行った後、カメラのレンズを200mmのマニュアルレンズに変えていたのですが、只見線のスピードなのでピントを合わせるのもどうにかできたのです。本当は置きピンすればよかったのですが・・・。


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若宮駅へ到着した上りの只見線は、乗り降り客がいなかったのです。こっちから撮ると駅舎が車両で隠れてしまい、つまらない写真になってしまうことはわかっているのですが、こればかりはどうしようもないのです。今度、もっと面白い角度から撮れるところを、探してみようかと思っているのです。


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只見線が高速道路の下を走り抜けていきます。僕はこれをゴールゲートを走り抜けたと表現しているのですが、他にいいアイデアは思いつかないのです。でも、この只見線の上に高速道路を作るときは大変だったろうなと、当時の工事関係者の人に労いの言葉をかけてあげたいのです。


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その高速道路の下に来てみると、ヤマザキパンやファミリーマートなど様々な車が走り抜けていきます。僕はそれがなんだか楽しくなってきて、色んなデザインの車を撮ってみるのですが、なかでも気に入ったのがJRAの車なのです。中に競走馬が入ってるのか、今度聞いてみたいと思っているのです。


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田舎に行くと家の壁に広告を飾ってあるのが見受けられ、有名なところではマルフクの看板ですが、今日僕が見つけた看板は、コロナの看板だったのです。もし、僕がタイムリープできたならば、将来コロナウイルスってのが流行るよと伝えに行きたかったのです。


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都会のカラスは獰猛で頭が良いと言われていますが、田舎のカラスも負けず劣らず頭がいいのです。ここに来る途中、お墓の上にカラスがいたと思ったら近づいた瞬間飛んで逃げたのです。でも今度のカラスは手が出せないとわかると、カメラで狙っても逃げないでのんびりしているのです。


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僕は只見線が好きですが、同じくらい鉄塔も大好きです。東京にいた頃、会社を辞めた僕は暇を持て余していて、「鉄塔武蔵野線」という本に出会い、自分も同じように武蔵野線を探して、自転車旅をした記憶があるのです。また、あのころみたいに何かに熱中する、そんなことを目指しているのです。


・街サイド(2009/08/01)

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只見線を若宮まで追いかけた後、会津若松市内に戻ってくると、友人から、かんしょ踊りとやらが行われるので、見に行かないかとの誘いがあったのです。人物の被写体を求めていた僕は、すぐさまオッケーの返事をしたのですが、何を思ったかまたマニュアルフォーカスレンズをつけていくのでした。


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さっそく友人と待ち合わせた場所に向かうと、むこうは先に着いていたらしく、彼女となにやら話している様子だったのですが声をかけると、さっそく駅前まで行こうとなったのです。そこにはかんしょ踊りで使われる、子供向けの神輿があったのです。


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せっかく駅前まで来たのだからと、友人に話して会津若松駅を撮りに行ったのです。駅には特にこれといって変わったところはなかったのですが、駅前の公園には、かんしょ踊りに参加する会社や企業の団体さんが、お揃いの服装で、かんしょ踊りが始まるのを待っていたのです。


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かんしょ踊りが始まり、子供神輿を引く子供たちがぞろぞろと集まって来たのです。そんな浴衣姿で神輿を引けるもんなのかなと思ったのですが、神輿は車輪の上に乗っているので、簡単に動くようです。子供たちの親御さんも、カメラを持ってぞろぞろとついてきたのです。


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かんしょ踊りのTシャツを着た先導者のもと、子供神輿がひかれて来たのです。マニュアルフォーカスレンズですが明るいだけは明るいので、絞りを開放にしたのですが、今度はピントが合わなくて四苦八苦するのです。このときはまだ、高いレンズを買おうなんて気は全くなかったのです。


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かんしょ踊りに参加する人なのか、同じ衣装をした大人と子供が通り過ぎていったのですが、僕が気になったのはTシャツに描かれた鬼瓦だったのです。これは本郷大橋の欄干や、本郷の登り窯のところで見たことのあるものだったので、どこか親近感を感じたのです。


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かんしょ踊りも中盤となったころ、さっきの鬼瓦の二人組が着ていた服装と、同じ格好をしたグループが現れたのです。中でもこの人を撮りたいと思ったら、なんだか少しばかり僕のレンズを信用する気になって、ピントを合わせると、ようやっと納得のいく写真が撮れたのです。


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今のグループが通り過ぎようとしたので、後ろ姿を撮ろうとすると、やっぱりあの鬼瓦が描かれていたのです。おまけに会津本郷の文字も書かれていたのです。やっぱりそうだと思いながらも、なんで本郷と鬼瓦が関係があるのか、未だに調べも聞きもしないダメな自分がいるのです。


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そんな会津本郷のグループを見つけて、少しばかり気分の良くなった僕がいたのですが、突然の通り雨で建物の下に避難したのです。かんしょ踊りも途中だったのが、残念ながら途中で中止になってしまったのです。それにしても、この時期は不安定な天気なんだとようやく気付いたのです。


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数十分ほど雨宿りをした後、自転車を止めておいたところに戻ってくると、女子高生が携帯を見ながら誰かを待っている様子です。僕は友人とその彼女とわかれて、自転車に乗って家へと帰ります。途中スーパーで夕食を買ったのですが、今思えば中合で買っても良かったなと思ったのです。


今日はここまでです。

いやぁ、マニュアルフォーカスレンズにはまいりました。風景を撮るなら大丈夫ですが、動いている人物をマニュアルフォーカスで追いかけるのは至難の業でした。

今、そのレンズは防湿庫の中で大事に熟成されていますが、たまには使ってあげないといけないかなぁと思ってはいるのです。

明日は晴れるのかどうかわかりませんが、晴れたら写真撮りに出かけようと思っています。

それではまた。


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