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只見線のあるまちにて2022/04/20
はい、今日は天気予報通りだったのかどうか、寝ていたのでわかりません。
昨夜パソコンをしながら何度も寝落ちして、5,6時間ほどは寝たと思うのですが、それでも眠くてベッドに入って本格的に寝たら午後の4時。
あちゃー、今日は写真撮りに出かけるんじゃなかったのかと自分を責めてみても後の祭り。
仕方なく郵便物を出しがてらドラッグストアで夕飯とおやつを買って、今こうしてnoteを書いているところなのです。
その郵便物とは自転車保険の申込書なんですが、調べたら結構な県で義務化されているんですね。
詳しくは書きませんが皆さんも自転車保険入っておいた方がいいですよ。
事故の相手が普通の人じゃない場合ありますから。
で、話を元に戻すと、あちゃーまた今日も写真撮りに出かけられてないんじゃないかとなるわけですが、体調のほうが大事なので無理はしないのです。
そんなことで、いつも通り昔の写真を漁っていると、おもしろい写真があったので、それを載せることにしたのです。
たまには白黒とか画像仕上で色々遊んでもいいなと思って、今日は珍しく白黒を使ってみたりしたのです。
それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。
・街サイド(2010/04/20)
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今日はみんなで鶴ヶ城へと花見にやって来たのです。ビニールシートを敷いて昼食と言うことになったのですが、自分には目の前のあずまやにいる一組の夫婦が気になったのです。奥さんの方は椅子に深く腰をかけソフトクリームを食べています。一方、旦那さんのほうはと言えば椅子に浅く腰をかけ遠くを見ている様子。なんだか昨夜喧嘩でもしたのかと言うほどの雰囲気です。旦那さんは首からカメラをぶら下げていて、お城の写真を撮りに来た、それに対し奥さんは無理やり連れてこられた、そんな感じさえもします。ソフトクリーム一つで機嫌直してくれるのなら安いもんだ、そんな風にも見えます。旦那さんがあまりにも遠くを眺めて横顔しか見えなかったので、これは一枚もらっておくかと思った僕はサッとシャッターを切ったのです。
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鶴ヶ城で昼食をとったあと、みんなで県立博物館のほうへと向かいます。もう4月も20日になるというのに今年の桜は遅いようです。みんなはバトミントンをしたり談笑したりしてますが、僕はなにか良い被写体はないか、そこら辺を歩いてみます。すると旧陸上競技場のほうを向いて腰掛けている夫婦が一組いたのです。さっきお城で出会った夫婦とは違い、横に並んで腰かけています。桜を眺めているでもなく話をしているわけでもなく、ただ二人並んでゆっくりしている、そんな様子にどことなく幸せを感じられるところがあって、そっとカメラのシャッターを切ったのです。
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「すみません、写真一枚いいですか」そんな僕の問いに「一番奥の人きれいだから撮ってくらんしょ」「いやいやいや」「○○さんのほうがいいべ」と蜂の巣をつついたようににぎやかになります。僕は「じゃあ、撮ります」と一応ことわりをいれてシャッターを切るのです。「おらやだ恥ずかしい」とか顔を隠したりとかしてても、その表情が欲しいんですと言わんばかりに、シャッターを切った僕とお姉さんたちの間には言葉では言い表せないコミュニケーションがあるのです。撮った後に「どうもありがとうございました」と一声かけるといまだに蜂の巣状態で、これはいいものを撮れたと思ったのです。
今日はここまでです。
桜もだいぶ散り始めてしまっています。
今年もまた失敗してしまった、そんなことが頭の中で繰り返します。
でも、まあ、仕方ないって言えば仕方ないです。
来年は桜の撮れるような体調でありますように。
それではまた。