編集者/ブックカバーデザイン 前田賢紀

2024年10月まで雑誌「モノ・マガジン」編集長をつとめたモノ大好き人間&フリー編集者です。1970年生まれの現在50代ながら、保育園児ふたりの子育てに奮闘中。本が好き、文庫が好き過ぎて、ブックカバーデザインも始動しています。お知らせ、連絡などはFBを利用しています。

編集者/ブックカバーデザイン 前田賢紀

2024年10月まで雑誌「モノ・マガジン」編集長をつとめたモノ大好き人間&フリー編集者です。1970年生まれの現在50代ながら、保育園児ふたりの子育てに奮闘中。本が好き、文庫が好き過ぎて、ブックカバーデザインも始動しています。お知らせ、連絡などはFBを利用しています。

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ショッピング

無印良品の長年のファンとして、選ぶのはサイズだけという服飾センスなのですが、時々、パッと目だつものに手が伸びます。エドウイン60周年記念で限定発売した復刻カラージーンズ(全25色)もそのひとつ。原宿のエドウインショップまで買いに行ったら残りはわずか3色だといいます。派手だと感じていましたが私は黄色を買いました。履きました。案の定目立ちます。エドウインの最新の染色技術の成果として非常に発色が良く、家族からはおさるのジョージの黄色いおじさんと呼ばれました。ある時これにネイビーのス

    • 衝動。

      かつて大学生の頃、バンドを組んでロックするのがブームでした。イカ天世代です。ただわたしたちの周囲は、揃いも揃って、当時流行りのボウイ、TMネットワーク、あるいは洋楽ヘヴィメタルではなく、70年代のロックに魅力を感じておりました。なぜか長髪、なぜかベルボトム、なぜか夏でもブーツ。70年代ロックならブーツを履くべきだと考えた私は、アメ横に向かいました。薄い知識で、ウエスタンブーツと言えばトニーラマかフライをキーワードに探します。やや渋好みのわたしにはトニーラマが派手に過ぎ、カウボ

      • 同様。

        取材をする方ならおおよそボイスレコーダーを使っていると思います。むろん当方もしばしば用いますが、これまた多くの方同様、いまやスマホがレコーダー役です。専用機器たるICレコーダーに比べればマイクのスペックや応用機能に差があるのでしょうが、ハイレゾで音楽収録を狙うでもなし、機能面での不足はありません。フェールセーフとしてスマホとボイレコを2台回す人もおられますね。大昔、私が編集仕事を始めた頃はカセットテープ(コンパクトカセット)かマイクロカセットのレコーダーが定番でした。ソニー製

        • 横串。

          モノ雑誌の編集という仕事柄「〇〇を買うならどのメーカーの製品がいいですか」と、尋ねられることがしばしばあります。そんな時のわたしの答えはたいがい決まっています。「まず色を決めて選ぶのはどうでしょう」。特にキッチンまわりなど、置き場所が特定されて目につきやすいもの、逐次買い替え、買い増しのあるものは、ある程度メーカーがばらついたとしても、色を整えておけばどうにでも整うからです。メーカーやブランドから統一できれば尚いいのは間違いありませんが、必要なものすべてをワンブランドで揃える

          元モノ・マガジン編集長が平日ほぼ日刊。モノについての空想と妄想。はじめます。

          はじめまして。わたしは2024年10月まで雑誌モノ・マガジン編集長を務めた前田賢紀です。これからフリー編集者として動こうとするわたしのツールとして、これまで30年にわたってモノ系雑誌編集者として見聞きしたこと、考えたことをベースに、目標としては、平日ほぼ日刊ペースでnoteを続けていきたいと思っています。30年というとほぼ平成時代+令和。家庭用PCとWindowsが大ヒット、iPodが音楽スタイルを進化させ、Amazonが買い物を革新、スマホが世界を革命して、リーマンショック

          元モノ・マガジン編集長が平日ほぼ日刊。モノについての空想と妄想。はじめます。