岡田 征三

子供の頃にJR東海のCMを見たのがきっかけで写真を始める。主に街や観光地の風景写真を撮…

岡田 征三

子供の頃にJR東海のCMを見たのがきっかけで写真を始める。主に街や観光地の風景写真を撮っていて、現在zineの作成を行っています。

最近の記事

リバーサルフィルムを夜景で埋め尽くしてみた

リバーサルフィルムの醍醐味と言えば、フィルムを光にかざして見た時の感動ですね。 あの光で透き通った一枚一枚の写真はまさに宝石のようです。 そこで思ったのですが、 あの綺麗なリバーサルフィルムを夜景で埋め尽くしたら、それはもう最高なのではないかと。 という訳で早速、プロビア100Fをカメラに入れて夜の街に繰り出しました。 ・ 最初の1枚目です。 シャッタースピードが60分の1になっていて、早速失敗しました。 プロビア100Fの感度は100で、絞りは光芒を出したかった

    • 【ロモグラフィ】Lomo Chrome Metropolis 100-400 作例

      今回はロモグラフィーから発売されている「Metoropolis(メトロポリス)」というフィルムを紹介したいと思います。 このフィルムはクラウドファンディングで資金を集めたりと、発売前から何かと話題になっていました。 満を持してメトロポリスを使ってみたので、今回は作例と共にこのフィルムの魅力に迫っていきたいと思います。 値段は1700円前後この記事を書いている時点で、35mm版の1本の値段が1780円となっていますが、昨今はフィルム1本が2000円というのが当たり前なので

      • フィルムを現像した時に一緒にもらえるあの「茶色いやつ」は絶対に捨てないで!

        ここ数年で色んなフィルムが販売終了し、残ったフィルムも激しく値段が高騰しているのを見て「あぁ、いよいよ終わるのか…」と正直観念していました。 所が新しいフィルムやフィルムカメラが発売されたりと、何気に盛り上がりを見せているのでとても嬉しい限りです。 そんなフィルムファンの方に聞きたい事があるのですが、フィルムを現像した時一緒に貰うあの茶色いやつはどうしていますか? 実際に捨てている人もいれば、お店の方に「いらないので捨ててください」と受け取りを拒否している人も多いと聞き

        • 【ポジフィルム×ネガ現像】クロスプロセスに挑戦してみた。

          クロスプロセスとはリバーサルフィルムをネガフィルムの方法で現像する事を言い、発色が非常に奇抜になります。 結構前の話になるのですが、クロスプロセスに挑戦したので作例と注意事項等をお話したいと思います。 使用フィルムはプロビア100F今回使用したフィルムは富士フィルムの「プロビア100F」で、仕上がりは想像していたクロスプロセスのイメージ通りという感じです。 当初はロモグラフィーのクロスプロセス現像用のリバーサルフィルムにしようと思っていたのですが、どうやらもう販売してい

        リバーサルフィルムを夜景で埋め尽くしてみた

          法律的にスナップ写真で人はどこまで写っても良いのか?を調べてみた

          スナップで道行く人の顔がハッキリと写っている写真をよく見かけます。 しかも広角レンズで撮っているものが多く、かなり人に近づいて撮っている事が解るので、その度胸たるや頭が下がる思いです。 しかしいつも思うのですが、あれは法律的にはどうなんでしょう? そういう写真を作品として公表している方もいますし、写真家のドキュメンタリー映像等でも街行く人の写真を撮って堂々と公開しているくらいですから、問題は無いのかと思いますが… ちょっと気になったので調べてみました。 という訳で今

          法律的にスナップ写真で人はどこまで写っても良いのか?を調べてみた

          フィルムカメラで夜景撮影に挑戦してみた。

          昔のカメラは今のカメラと違ってシャッタースピードを微調整する事が出来ず、また1秒未満のスローシャッターを切る時は一番左の「B」に合わせて 撮影をする必要がありました。 この「B」というのはバルブの略で、シャッターボタンを押している間はシャッターが開き続けるというものになります。 デジカメでバルブ撮影をする時は液晶画面にタイマーが表示されますから、まだやりやすいですが、昔のカメラでバルブ撮影をする時は時計を見ながらシャッターを切る必要がありました。 更に言えば露出のテスト

          フィルムカメラで夜景撮影に挑戦してみた。

          フィルムカメラだと設定をミスってもここまでちゃんと写ります。

          前回の記事で写ルンですは誰が撮っても夜以外はある程度写ってくれるというお話をしました。 F値やシャッタースピード等の設定をいじる事が出来ないシンプルなカメラゆえにそれが実現すると言う訳です。 これがもしデジカメでオート機能も無く、一切設定をいじる事が出来ないカメラがあるとすれば真っ白な写真や真っ黒な写真を量産してしまう事になります。 何故デジカメではだめで、写ルンですだとちゃんと写ってくれるのか? 今回はそのあたりをお話したいと思います。 答えはフィルムの特性にありフ

          フィルムカメラだと設定をミスってもここまでちゃんと写ります。

          写ルンです完全ガイド 天候・時間帯別作例等全てお見せします。

          「フィルムカメラには興味があるんだけど、ハードルが高そう…。」 このように躊躇されている方は、まず最初に写ルンですで試してみる事をオススメしています。 何故なら写ルンですは難しい操作が一切不要で、というよりも何もいじる事が出来ないので非常に簡単に撮る事が出来るからです。 それでいて夜以外なら、ある程度はきちんと写ってくれます。(後で作例をお見せします) いきなりフィルムカメラを買うよりも、まずは写ルンですで撮ってみて、本格的にフィルムカメラをやるのかどうかを決めてからフィ

          写ルンです完全ガイド 天候・時間帯別作例等全てお見せします。

          【凄く簡単】オールドレンズに付いている目盛りの見方を解説します。

          ミラーレスのデジカメが普及してきた昨今、オールドレンズを楽しむ方が増えてきました。 使った事がある方なら解ると思いますが、オールドレンズには謎の数字(目盛り)がたくさん付いています。 あれは単なる飾りではなく、撮った写真をその場で確認できないフィルムカメラにとって、かなり重要なツールでした。 僕も最初は特に気にしていなかったのですが、使っていくうちに「なるほど、そういう事か!」と解るようになってきましたので、今回はオールドレンズには必ず付いているあの数字(目盛り)に付い

          【凄く簡単】オールドレンズに付いている目盛りの見方を解説します。

          クラシッククロームで青空を撮るとラムネ味になります。

          富士フィルムXシリーズの独自の機能に「フィルムシミュレーション」というものがあります。 これは他メーカーのカメラで言えば「仕上がり設定」や「ピクチャーコントロール」的な位置付けになるのですが、個人的にはそれらよりも個々のモードに特色があり、コンセプト通り「フィルムを交換するような感覚」で使用する事が出来ると感じています。 ユーザーによって好みのフィルムシミュレーションがあり、中でも「クラシッククローム」は根強い人気があるフィルムシミュレーションです。 青空が凄くきれい!

          クラシッククロームで青空を撮るとラムネ味になります。

          今のレンズを昔のフィルムカメラに取り付けたらどうなるか?を試してみた

          昔のレンズ、つまりオールドレンズを今のカメラに付けて写真を撮るという事は多くの方がやっておられます。 そこでふと思ったのですが、逆に今のレンズを昔のフィルムカメラに取り付けて撮影すればどうなるんだろう?という事です。 もちろんマウントが違うのでカメラに取り付ける事は出来ませんし、電気が通ってないのでレンズに内蔵されているモーター等も動く事はありません。 しかし、 光は通ります。よって本意気で撮影するのは無理だとしてもフィルムに光を定着させる事ぐらいは出来るのではないか?

          今のレンズを昔のフィルムカメラに取り付けたらどうなるか?を試してみた

          同じ被写体を現代のレンズとオールドレンズで撮り比べてみた

          ミラーレスカメラは「マウントアダプター」というものをかませば、様々なレンズを装着する事ができます。 中でもフィルム時代のレンズ、いわゆる「オールドレンズ」を取り付けて写真を楽しむ方もいらっしゃいます。 「レンズの味」という言葉があり、 等、昔のレンズは個性豊かなレンズがたくさんあったそうです。 という訳で今回、全く同じ被写体を現代のレンズとオールドレンズで撮ってみました。 使用するカメラ・レンズ今回使用するカメラはFUJIFILMの「X-T10」というカメラを使用し

          同じ被写体を現代のレンズとオールドレンズで撮り比べてみた

          フィルムケースは何気に小銭入れになります。

          写真を撮りに行く時は、なるべく荷物を少なくしたいものです。 理想はカメラを肩に掛けてレンズはポケットに入れる。 そうすればカバンを持つ必要が無く、あと必要なものと言えばスマホと財布くらいです。 特に財布は持ち歩かない訳にはいかないので持っていくしかありませんが、お札はクリップで止めて小銭はそのままポケットに入れれば本当にカバンが必要なくなり、かなりの軽いフットワークで撮影に挑む事ができます。 ただ小銭の量が増えるとポケットがジャラジャラしてしまいます。 そこで役に立つ

          フィルムケースは何気に小銭入れになります。

          【ロモグラフィ】LOMO CHROME PURPLE 100-400 作例

          ロモグラフィと言えば攻めたフィルムを扱っているというイメージがありますが、その中でも群を抜いているのが『LOMO CHROME PURPLE 100-400』になります。 一見サイケデリックな感じなので敬遠されがちなフィルムですが、案外なじみ良い部分もあり、昔のカラー写真創成期のような雰囲気を味わう事ができます。 今回はそんなLOMO CHROME PURPLE 100-400の作例をご覧頂きたいと思います。 ISOは100-400となっているLOMO CHROME P

          【ロモグラフィ】LOMO CHROME PURPLE 100-400 作例

          1本のフィルムから1枚でも多くの枚数を撮る方法

          最近はフィルムの値上げが著しく、お財布にも結構なダメージを負ってしまいます。そんな中で出来るせめてものの事と言えば1本のフィルムから1枚でも多くの枚数を撮ると言う事です。 当たり前ですが36枚撮りのフィルムは36枚の写真を撮る事が出来ます。 しかし工夫次第ではそれ以上の枚数を撮る事が可能です。 色んなやり方を試した結果、36枚フィルムで最大39枚撮る事に成功しました。今回は1本のフィルムから1枚でも多くの写真を撮れるやり方をご紹介します。 大前提としてまず前提条件ですが

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          cotenの思い出

          cotenという写真投稿サイトはご存じでしょうか。 実は2024年5月15日に閉鎖されてしまったのですが、僕はそのサイトを結構利用していました。 サイトの仕様が結構ユニークで、一番面白いのは投稿期間が2週間という期限付きだという事です。 2週間経てば投稿した写真は消えてしまうので、写真が埋もれてしまう事が無く、目を惹く為にインパクトのある写真を投稿する必要が無いと言う訳です。 なので、ほんの一瞬ワンスクロールで写真が消費されてしまう他のSNSに嫌気がさした方からは人気が