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同じ被写体を現代のレンズとオールドレンズで撮り比べてみた

ミラーレスカメラは「マウントアダプター」というものをかませば、様々なレンズを装着する事ができます。

中でもフィルム時代のレンズ、いわゆる「オールドレンズ」を取り付けて写真を楽しむ方もいらっしゃいます。

「レンズの味」という言葉があり、

・ちゃんとピントを合わせてるのにくっきり写らない
・四隅がやたら黒ずむ
・色味がおかしい
・ボケの部分がめまいを起こした時みたいにグルグル回っている

等、昔のレンズは個性豊かなレンズがたくさんあったそうです。

という訳で今回、全く同じ被写体を現代のレンズとオールドレンズで撮ってみました。

使用するカメラ・レンズ

今回使用するカメラはFUJIFILMの「X-T10」というカメラを使用し、レンズは、以下のレンズを使用しました↓

FUJINON XF 35mm 1:2(現代のレンズ)
MINOLTA MC W.ROKKOR 35mm 1:2.8(オールドレンズ)

画角が全く同じですので、より解りやすい検証を行う事ができます。

検証1

まず1つ目の検証ですが、室内で物撮りを行いました。
どちらがどっちのレンズかをあえて伏せておきます。

正解は1が現代のレンズで2がオールドレンズになります。

ぱっと見は解りにくいですが、よく見るとオールドレンズの方が彩度が低いですね。

検証2

続いて屋外で撮影を行いました。
こちらもどちらがどちらのレンズかをあえて伏せています。

正解は1がオールドレンズで2が現代のレンズになります。

こちらもパッと見ただけでは解りにくいですが、強いて言えば1のオールドレンズの方がやや色あせていて昔っぽさがあります。

結論

今回検証に使ったオールドレンズがそれほどクセのあるレンズではなかったのでこういう結果になりましたが、レンズによっては明らかな違いが出るものもあると思います。

しかしそれは「レンズの味」というよりも、不完全の産物なんだと思います。設計者も決してそれらを狙って作った訳ではありません。

そしてオールドレンズでよく言われる「昔っぽい写真」「フィルムっぽい写真」というのはフィルムそのものの要素も多分にあるので、デジカメのセンサーだとどうしてもオールドになりにくいという事がわかります。



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