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リバーサルフィルムを夜景で埋め尽くしてみた

リバーサルフィルムの醍醐味と言えば、フィルムを光にかざして見た時の感動ですね。
あの光で透き通った一枚一枚の写真はまさに宝石のようです。

そこで思ったのですが、

あの綺麗なリバーサルフィルムを夜景で埋め尽くしたら、それはもう最高なのではないかと。

という訳で早速、プロビア100Fをカメラに入れて夜の街に繰り出しました。

最初の1枚目です。
シャッタースピードが60分の1になっていて、早速失敗しました。

プロビア100Fの感度は100で、絞りは光芒を出したかったのでF16で固定しました。
この条件で夜に撮影すると、シャッタースピードは1分とか2分の世界です。

僕の使っているカメラはかなり昔のものなので、バルブ撮影タイマーは付いていません。
なので、スマホのストップウォッチを使用しました。

パソコンのフルスクリーンで見ると、粒子が目立ちますがこのくらいのサイズならザラザラ感は出てませんね。

プロビア100Fは彩度が高いと記憶していましたが、露出テストで撮ったデジカメの方が彩度が高かったです。

そして右端の黒の余白(?)が気になりますね。
夜の写真は黒い部分が多いので、スキャナーが迷うみたいです。

通りすがったので少しだけ繁華街でも撮影を行いました。

光の放出感が凄いですね。
車の走るタイミングも読む必要があります。

集宅地や人がいない商店街での撮影。
今回思ったのは夜景は有名なスポットに行かなくても撮れるという事です。
光はあるのですから。

逆に今回一番の夜景っぽい所。
面白いスポットを発見する事が出来ました。

夜のバス停からのガソリンスタンド。

今回一番の長時間露光。
シャッタースピードなんと3分!

作品性の高いカットも何枚か撮れました。
当初ZINEを作って、そっちで出そうかと思っていたのですが、思う所があって止めました。

フィルム全体で見ると↑こんな感じになります。
もっとキラキラと輝いて見えるのかと思っていましたが、そこまでではありませんでした。

夜の撮影というのは慣れていなくて、しかもシビアなリバーサルフィルムですから露出をミスると真っ暗な写真が量産されかねないというのが当初の不安でした。

そこで今回はデジカメも一緒に持っていき、デジカメでテスト撮影をしてから露出を決めるという方法を選びました。

撮っていて気付いたのですが、夜の光は一定ですので感度100・F16で固定する場合は「15秒」「30秒」「1分」「2分」のいずれかで大体上手く撮る事が出来る事が解りました。

後は何枚も撮っていくうちに感覚を掴めば良いと思います。

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