肩こりの治し方
今や肩こりは国民的病気と言っても過言でしょう。その対処方法として、「肩揉み」や「マッサージ」がありますが、本当にそれだけで十分なのでしょうか?
そもそも「なぜ肩がこるのか?」ということを考えると、姿勢だったり、動きの癖も含めた生活習慣だったりします。肩の筋肉をほぐすと一時的に良くなるかもしれませんが、根本の原因は断ち切れていないので繰り返す可能性が高いです。
肩こり改善のための3steps
①肩の筋肉をほぐす
②肩甲骨周りの筋肉を鍛える
③姿勢を整える
①肩の筋肉をほぐす
肩こりは「僧帽筋」という肩から頸にかけての筋肉が過緊張の状態です。過緊張状態では、筋肉の血流が悪くなり老廃物が蓄積され、重だるさや痛みにつながります。また、肩甲骨周りの筋肉も上手く働かないので、さらに緊張状態が進むという悪循環になります。僧帽筋をリラックスさせることにより、循環が良くなり、エクササイズ効果のアップも期待でるので、まずはマッサージなどで筋肉をほぐしましょう。
②肩甲骨周りの筋肉を鍛える
肩甲骨は背中との関節を持たず、唯一肩の辺りで鎖骨とつながっている程度で、背中の上で浮いているようにイメージです。肩甲骨の周りの筋肉が適度に引っ張り合い肩甲骨を安定させます。肩こりの人の場合は上側の筋肉(僧帽筋上部)が過度に引き上げてしまい、下側の筋肉(僧帽筋下部、前鋸筋など)が機能していない人がほとんどです。肩甲骨は上に上がってしまっているので、下側の筋肉を機能させ筋肉の均衡を整える必要があります。
③姿勢を整える
「姿勢が悪くなる」→「肩甲骨周りの筋肉の不均衡」→「僧帽筋の過緊張」→「肩こり」→「姿勢が悪くなる」と姿勢は悪循環の原因となるので最も改善が必要です。姿勢の崩れの原因はそれぞれ異なるので一概には言えませんが、体幹の機能低下が原因になる人が多く見受けられます。姿勢を整えるエクササイズまで行わなければ、肩こりは繰り返される可能性は非常に高いです。
最後にひとこと
マッサージだけでなかなか良くならない人は、肩甲骨周りの筋肉を鍛えたり、姿勢を見直したりすることで改善が期待できますので、参考にしてください。姿勢に関しては専門の人に診てもらうことをオススメします。