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歩くだけでは黄色信号

 ~歩くこととウォーキングの違いと筋トレの必要性~

「1日〇〇歩ぐらい歩てます」「1日〇〇分ぐらい歩いてます」運動指導の際によく聞くフレーズです。「健康のためには歩きましょう」ということが定説になっているように思いますが、果たして歩くだけで健康になるのでしょうか?
 歩くと言っても色々あります。犬の散歩や仕事や家事など概ね歩く以外に目的があります。しかし、ウォーキングは「歩く」という目的を持って行うもので、ジョギングやランニングと同じ有酸素運動と捉えて良いでしょう。なので、歩くこととウォーキングには大きな違いがあることを頭において読み進めて下さい。

歩くだけでは不十分な3つの理由

①息が上がらす代謝が悪い
②筋肉の伸縮の幅が少ない
③筋肉への負荷が少ない

①息が上がらす代謝が悪い

 歩くことが健康のために良いと言われる由縁は、有酸素運動として脂肪燃焼に効果があるとされているからです。のんびり景色を見ながらの散歩は気持ちいいし、やらないよりは良いです。でも、少し有酸素運動としては効果が少ないように思えます。散歩をする時も息があがるペースですることで、健康のためのウォーキングと進化するので少し意識してみましょう。

②筋肉の伸縮の幅が少ない

 歩くだけでは全身の関節はそこまで大きく動きません。腕を振って、歩幅を大きくして意識的なウォーキングをすることで、関節の動きは広がり筋肉の伸縮も大きくなります。筋肉が十分に伸縮すると、疲労物質が代謝されやすくなりコリなども少なくなります。
 意識的なウォーキングだけでも動く関節は限られています。ウォーキング前後や途中にストレッチをすることで、可動域が広がり姿勢改善やコリ改善に繋がります。

③筋肉への負荷が少ない

 歩くだけでは不十分な最もな理由は、この筋肉への負荷が少ないことです。ただ歩いているだけでは勿論、意識的なウォーキングでさえも筋肉への負荷はあまり大きくありません。有酸素運動のみでは筋肉量が減ってしまうと言われています。筋肉量が減ると力が落ちてしまうだけではなく、代謝も悪くなるので脂肪がつきやすい身体になってしまいます。ウォーキングなど有酸素運動をする際は、筋トレを並行して行い筋肉量の維持をすると、より健康的な体作りができます。

最後に

 「健康のためには歩きましょう!」というフレーズは間違っていません。しかし、少し不十分な面もあることを十分に理解しておく必要があります。ただ歩くのではなく意識的なウォーキングを、更にはストレッチや筋トレを並行して、より健康な運動を生活に取り入れていきましょう。


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