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生成AIを業務利用して「人間味が無い」と言われた話
知り合いの企業で、生成AIを業務に活用し始めた女性社員Aさんから聞いた話です。
Aさんの部署では、トライアル的に生成AIを文書作成やデータ分析に利用してみたところ驚くほど効率的に成果を上げました。ところがある日、クライアント向けのプレゼン資料を生成AIに任せたところ、クライアントから「人間味がない」「内容が冷たく無機質」と指摘されてしまいました。
そのとき、Aさんは生成AIの限界に気づいたと言います。この経験を通じて、自分たちの感情や直感といった部分がビジネスにおいていかに大切か、加えて『AIはあくまで補助役である』ことを再認識したということです。Aさんはその後もAIを利用しつつも、人間的な視点をこれまで以上に大事にするようになったと話していました。
同様の事例は多くの企業で起こっていることだと思います。企業の間でも生成AIの業務活用を推進していますが、一定の成果を感じながらも、同時にその限界も感じ始めているのではないでしょうか?
『生成AI活用』企業は17.3%、うち9割近くの企業が一定の効果を実感
そもそも人間味とはどういうことか?
人間らしい優しさ、思いやりなどの温かい心。
指摘した人も『生成AIを使った』というバイアスがかかっていた可能性も否めませんが、客観的に判断する上では、生成AIの出力を人間味という観点で数値化し評価できるようになると、更に業務利用が進みそうな気がします。もっとも、数値化できるのであればAIに学習させれば済むのでしょうが…。
以下はChatGPTに人間味あれる文章で…とお願いした結果です。人間味感じますか?
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今日は、まるで気まぐれな友人が遊びに来たような天気だね。朝は少し曇りがちで、まるで寝起きの僕たちがまだ夢の中にいるような感じだった。けれど、昼頃になると太陽が顔を出して、まるで「おはよう!」と言わんばかりに元気いっぱいに照らしてくれた。日差しが暖かくて、まるで長い間会っていなかった友達がハグしてくれるみたいだったよ。
午後になると、少し雲が出てきて、太陽が時折隠れてしまう。まるで一緒に遊んでいるうちに、ちょっと休憩しようかという気分になったみたい。でも、完全に隠れてしまうわけじゃなく、時折また顔を出してくれる。こんな日には、外でのんびり散歩するのが最高だね。風が優しく吹いてきて、夏の終わりをそっと教えてくれているかのような、そんな一日だよ。
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